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第二章 翔の仕事
不審者
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「おはようございます」
今日の店は透矢さんと羽間さんらしい。
「おはようございます。」と二人とも返してくれたが、透矢さんはニコニコで手を振りながらだったが羽間さんは翔さんが通り過ぎたあとはこちらを怖い顔で見ていた。
「廉くん、昨日はあれから体調どうだった?」
「あ、ご心配おかけしました!大丈夫です!少し寝たらスッキリしました!」
「そう、よかった!」
「体調管理くらい社会人なら当たり前でしょ」
小さい声で聞こえた声にビクッとなる。
「気にしなくていいよ。ほら、翔さんのところに行きな」
「目障りなんだよね・・・」
今度は俺だけに聞こえる声で言われた。
「廉くん、おはようっす!!」
「おはよう廉くん」
「おはようございます!風太さん、文さん」
ここは安全地帯だ。肩の力が抜ける。
「廉くん、これちょっと着てみてもらってもいいかな?」
「はい」
すぐに着替えてみる。
タートルネックに袖口にoliveのロゴ。色は黒に袖口だけ黄緑と白のライン。
こだわりは片方のネックラインに入ったoliveのロゴ。
アルファベッドだからおしゃれに見えるし、なかなかそこにロゴが入るのは珍しい気がする。
「いいんじゃない?」
「だよな~。新作一つこれでいいと思う?」
「そうっすね~、ダボダボ感好きな人もいるので2種類展開はどうっすか?袖口と裾部分をダボッと」
「いいね。2種類にするか。」
「廉くんありがと。」
「はい。」
元の服に着替え直す。
「廉くん、また検品お願いしてもいいかな?」
「はい。」
翔さんたちがしていた検品から発送までの作業を俺が手伝うようになってから少し3人の負担が減りデザインを考える時間が増えたみたい。
1時間した頃、下が騒がしくなった。
デザイン部にいても声が聞こえるくらいの怒鳴り声が響いた。
しかも男性だ。
俺は男性の怒鳴り声は虐待を思い出すためダメなのだ・・。
耳をふさぐが荒くなる呼吸。完全にパニックだ。
幸なのは男性の声に3人とも意識を取られて俺のパニックには気づいていないこと。
平日のoliveで客が騒ぐだなんて、何事なんだろうと思いつつ気づかれていない間にパニックを治めたい。
「しんっこきゅう・・・はぁ・・・っ。だいじょうぶ・・・ひとりで・おさめられる・・・」
耳をふさいで部屋の隅っこに行って窓の外を見る。
お店の周りには人だかりができている。
クレーマーじゃないのかな?
勝手に店の対応に不満のある客が暴れていると思っていた俺は疑問に感じた。
なんとなく動かない方がいいかも・・・と降りていく3人の後ろ姿を見て邪魔にだけはならないように、そっとカーテンの裏に隠れた。
呼吸はまだまだ乱れているし、ガラスに映った唇の色はチアノーゼを起こしているときの色をしていた。
警察官が結構な人数来ていた。
自動ドア、閉じてるのかな?入るようすはない。
それに、さっきと打って変わって静かすぎるのだ。
防犯カメラがこの部屋にはあるのを思い出し、カーテンの隙間から様子を見ると刃物を持った大柄の男と手を上げている翔さん、文さん、風太さん、それに自動ドア前に立たされているのか透矢さんと羽間さんが見える。
強盗?にしてはolive狙うってちょっとアホな気もする。
これ長引いちゃうよね。
翔さん困ってる・・・。
動けるの俺しかいないよね・・・。
今日の店は透矢さんと羽間さんらしい。
「おはようございます。」と二人とも返してくれたが、透矢さんはニコニコで手を振りながらだったが羽間さんは翔さんが通り過ぎたあとはこちらを怖い顔で見ていた。
「廉くん、昨日はあれから体調どうだった?」
「あ、ご心配おかけしました!大丈夫です!少し寝たらスッキリしました!」
「そう、よかった!」
「体調管理くらい社会人なら当たり前でしょ」
小さい声で聞こえた声にビクッとなる。
「気にしなくていいよ。ほら、翔さんのところに行きな」
「目障りなんだよね・・・」
今度は俺だけに聞こえる声で言われた。
「廉くん、おはようっす!!」
「おはよう廉くん」
「おはようございます!風太さん、文さん」
ここは安全地帯だ。肩の力が抜ける。
「廉くん、これちょっと着てみてもらってもいいかな?」
「はい」
すぐに着替えてみる。
タートルネックに袖口にoliveのロゴ。色は黒に袖口だけ黄緑と白のライン。
こだわりは片方のネックラインに入ったoliveのロゴ。
アルファベッドだからおしゃれに見えるし、なかなかそこにロゴが入るのは珍しい気がする。
「いいんじゃない?」
「だよな~。新作一つこれでいいと思う?」
「そうっすね~、ダボダボ感好きな人もいるので2種類展開はどうっすか?袖口と裾部分をダボッと」
「いいね。2種類にするか。」
「廉くんありがと。」
「はい。」
元の服に着替え直す。
「廉くん、また検品お願いしてもいいかな?」
「はい。」
翔さんたちがしていた検品から発送までの作業を俺が手伝うようになってから少し3人の負担が減りデザインを考える時間が増えたみたい。
1時間した頃、下が騒がしくなった。
デザイン部にいても声が聞こえるくらいの怒鳴り声が響いた。
しかも男性だ。
俺は男性の怒鳴り声は虐待を思い出すためダメなのだ・・。
耳をふさぐが荒くなる呼吸。完全にパニックだ。
幸なのは男性の声に3人とも意識を取られて俺のパニックには気づいていないこと。
平日のoliveで客が騒ぐだなんて、何事なんだろうと思いつつ気づかれていない間にパニックを治めたい。
「しんっこきゅう・・・はぁ・・・っ。だいじょうぶ・・・ひとりで・おさめられる・・・」
耳をふさいで部屋の隅っこに行って窓の外を見る。
お店の周りには人だかりができている。
クレーマーじゃないのかな?
勝手に店の対応に不満のある客が暴れていると思っていた俺は疑問に感じた。
なんとなく動かない方がいいかも・・・と降りていく3人の後ろ姿を見て邪魔にだけはならないように、そっとカーテンの裏に隠れた。
呼吸はまだまだ乱れているし、ガラスに映った唇の色はチアノーゼを起こしているときの色をしていた。
警察官が結構な人数来ていた。
自動ドア、閉じてるのかな?入るようすはない。
それに、さっきと打って変わって静かすぎるのだ。
防犯カメラがこの部屋にはあるのを思い出し、カーテンの隙間から様子を見ると刃物を持った大柄の男と手を上げている翔さん、文さん、風太さん、それに自動ドア前に立たされているのか透矢さんと羽間さんが見える。
強盗?にしてはolive狙うってちょっとアホな気もする。
これ長引いちゃうよね。
翔さん困ってる・・・。
動けるの俺しかいないよね・・・。
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