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第1章 はじめまして。家族になった日
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「廉ちゃんに...?」
「うん、俺が見えちゃうとまた昨日みたいになるかもだから。」
「まぁ...」
「それ、親父からってことにしといてくれるかな?じゃあ、仕事の合間だから。」
「はぁ...どうも。」
静かにドアが閉まる音がした。
翔さんだよな、あの声。
「ん...」
「あ、廉ちゃんちょうどいい時に!」
「ん?」
「そうだった!その前にお水飲んで!!」
「はぁい。もう熱は下がったと思うよ。身体かなり楽だし。」
「では証明していただこう。」
体温計を挟むと三六.六度。
「布団から出る許可をする。」
「ありがとう」
「いいえ。ところで廉ちゃん、アイスはいかが?」
「アイス?」
カップが二つ机に置いてある。
「えーっと...もらった!!」
「誰に。」
「んーっと、まああれだよ差し入れ!」
「俺が聞いたのはダ・レ・に!」
「なお...」
「翔さんでしょ?」
「起きてたの?」
「いや、目がたまたま覚めて」
「そっか。で、どっちにする?バニラかイチゴ。」
「百々はイチゴだろ?俺バニラでいいよ。」
「ラッキー!さっすがわかってるね!」
「そういえば、この部屋エアコンついてる?暑くない。」
「廉ちゃん、この部屋エアコン隠してるよ。で、廉ちゃん乾燥も苦手でしょ?空気清浄機加湿器機能付き。」
「ほー。すご。」
「廉ちゃんのための部屋って感じだよね。あの二人、空くんって子と廉ちゃん重ねてしまうみたいだけど、空くん相当大切にされてただろうね、生きてたら。」
「...だろうね。」
「まあ、空くんと重ねられる廉ちゃんからしたら複雑か。」
「...」
「まあいいや。ところで、百々お腹が空いたんだけど。」
「今何時?」
「14時。」
「うわ...やらかしたな~。お昼ご飯食べに行く?」
「ちらっとさっきリビング見に行ったらママが作ってくれてたよ!」
「母さん、それも持ってきてくれてたらいいのに。」
「傷むからじゃない?冷蔵庫に入ってたし。」
「あ、夏だもんね。」
「じゃあ、廉ちゃんは起きたから顔洗ってきなよ。汗かいてたし。」
「うん、なんかベタベタするからもう一度シャワー浴びてくる。」
「うん。ご飯チンとかしとくね!アイスは一旦冷凍庫入れとくよ?ご飯食べる時に溶けちゃうし。」
「うん、ありがとう。」
百々って案外いい奥さんになりそうだよな。
わがままな妹のイメージしかなかったけど、何か俺が守られてるし。
本日2度目のシャワーは3分で終了。
風邪を引くと長袖を羽織らされた。
「今日は天津飯か!」
母親がつくる料理で好きなランキング上位。
「廉ちゃん、早くアイスまで行くぞ!」
「味わって食べるから、百々急いで食べていいよ。」
「...意地悪。」
宣言通り母親の天津飯を美味しくゆっくり食べた。
翔さんたちとうまくやらなきゃいけないのはわかってる。
だけど、トラウマは蘇ると走馬灯が頭をめぐり自分ではどうしようもできなくなる。
「廉ちゃん、百々が助けてあげる。」
「え?」
「翔さんや直人さんとの事。」
「うん、俺が見えちゃうとまた昨日みたいになるかもだから。」
「まぁ...」
「それ、親父からってことにしといてくれるかな?じゃあ、仕事の合間だから。」
「はぁ...どうも。」
静かにドアが閉まる音がした。
翔さんだよな、あの声。
「ん...」
「あ、廉ちゃんちょうどいい時に!」
「ん?」
「そうだった!その前にお水飲んで!!」
「はぁい。もう熱は下がったと思うよ。身体かなり楽だし。」
「では証明していただこう。」
体温計を挟むと三六.六度。
「布団から出る許可をする。」
「ありがとう」
「いいえ。ところで廉ちゃん、アイスはいかが?」
「アイス?」
カップが二つ机に置いてある。
「えーっと...もらった!!」
「誰に。」
「んーっと、まああれだよ差し入れ!」
「俺が聞いたのはダ・レ・に!」
「なお...」
「翔さんでしょ?」
「起きてたの?」
「いや、目がたまたま覚めて」
「そっか。で、どっちにする?バニラかイチゴ。」
「百々はイチゴだろ?俺バニラでいいよ。」
「ラッキー!さっすがわかってるね!」
「そういえば、この部屋エアコンついてる?暑くない。」
「廉ちゃん、この部屋エアコン隠してるよ。で、廉ちゃん乾燥も苦手でしょ?空気清浄機加湿器機能付き。」
「ほー。すご。」
「廉ちゃんのための部屋って感じだよね。あの二人、空くんって子と廉ちゃん重ねてしまうみたいだけど、空くん相当大切にされてただろうね、生きてたら。」
「...だろうね。」
「まあ、空くんと重ねられる廉ちゃんからしたら複雑か。」
「...」
「まあいいや。ところで、百々お腹が空いたんだけど。」
「今何時?」
「14時。」
「うわ...やらかしたな~。お昼ご飯食べに行く?」
「ちらっとさっきリビング見に行ったらママが作ってくれてたよ!」
「母さん、それも持ってきてくれてたらいいのに。」
「傷むからじゃない?冷蔵庫に入ってたし。」
「あ、夏だもんね。」
「じゃあ、廉ちゃんは起きたから顔洗ってきなよ。汗かいてたし。」
「うん、なんかベタベタするからもう一度シャワー浴びてくる。」
「うん。ご飯チンとかしとくね!アイスは一旦冷凍庫入れとくよ?ご飯食べる時に溶けちゃうし。」
「うん、ありがとう。」
百々って案外いい奥さんになりそうだよな。
わがままな妹のイメージしかなかったけど、何か俺が守られてるし。
本日2度目のシャワーは3分で終了。
風邪を引くと長袖を羽織らされた。
「今日は天津飯か!」
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「廉ちゃん、早くアイスまで行くぞ!」
「味わって食べるから、百々急いで食べていいよ。」
「...意地悪。」
宣言通り母親の天津飯を美味しくゆっくり食べた。
翔さんたちとうまくやらなきゃいけないのはわかってる。
だけど、トラウマは蘇ると走馬灯が頭をめぐり自分ではどうしようもできなくなる。
「廉ちゃん、百々が助けてあげる。」
「え?」
「翔さんや直人さんとの事。」
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