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1章

地獄

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28階の広間にはクラスメイトたちがいる。全員ではないが10人くらいだろうか、中には平岡さんもいる。

恐らく悠里が伊集院家の人を使って集めたのだろう。放課後で部活中だったのかジャージやTシャツを身にまとっている人もチラホラ。

(よくもまあ、こんなに・・・・・)

「な、何で、皆が・・・・・」

加持先生は絶望を顔に張り付かせている。



悠里が俺たちの背後から部屋に入ってくる。

「皆さんは私のしていることに気づいてしまったので、もっと知ってもらおうと思い、ここに来てもらいました」

先生は自分の行動がこの結果を引き起こしてしまったと理解したようだ。悠里に向き、意見する。

「それは!私をどうにかすればいいじゃないですか」

「いえ、先生は解放してしまったので・・・・・約束を破るわけにはいきません」



「おい!ここから出せよ!」

「そうよ!こんなことしタダで済むと思ってるの!?」



「ここを出たいのでしたら条件を呑んでいただきましょう」

「条件?」

「はい、ここでセックスしてもらいます」

「セッ!?」

「終えた人から順番に出て行ってもらいます」

「おい、それって俺たちに犯罪者になれってことか!?」

「ふざけんな!誰がそんなこと・・・・・」

抗議する男子生徒たち

「いえ、このことは伊集院家の力を持って表には隠します。なので安心してセックスしてください。もし、告発するような人がいるのでしたら、地獄を見せてあげましょう」

告発や地獄の単語に先生の肩が震える。そう、この現状は先生が校長や警察に告発しようとしてなったことなんだ。自身の生徒たちが犯されようとしている。それも、生徒が生徒の手によって、これは先生にとっての地獄だ。

「おい、それって・・・・・」

「好きにしても?」

悠里の保証に男子たちが揺らめいている。一方の女子はその変化に危機感が高まる。

「ちょっと!ふざけないで!」

「そんなので初めてを奪われるなんて真っ平御免よ!」

そんな女子たちに混じって1人、男子に近づく人がいる。平岡さんだ。彼女は1人の男子のそばに行き、体にしがみ付くと、

「私とセックスしてください」

と言った。

「平岡さん正気!?」

「こんなのに付き合う必要なんて無いわ」

女子たちが止めに入るも、既に悠里に懐柔されている彼女は自らの制服に手をかけ、脱ぐ、その下には昼休みに小話していたようにブラジャーとパンツを履いていなかった。

「ちょ!?なんで履いてないの!?」

困惑する女子と裸体に興奮し始める男子。平岡さんに迫られた男子の股間は膨れ上がって前かがみに腰を折る。そこに平岡さんの手が触れる。

「ふぁ!?」

男子は裏声を出して尻餅をつく、平岡さんは四つん這いになり、丁寧に男子の肉棒を取り出す。ガラス内の周囲はそれに息を呑む。そして、取り出した肉棒を平岡さんは口に含んだ。クチュクチュと舌がペニスを弄ぶと

「ふぁぁぁぁぁ」

男子生徒の快声と共に平岡さんの口内から精液が溢れる。絶頂に達したのだ。平岡さんが口を離すと口も肉棒も精液まみれで、フェラチオをしたと周囲がしっかり理解した。平岡さんは股を開き、

「入れて、下さい・・・・・」

と誘惑した。恥ずかしさはあるようで、顔は赤く染まり、目線は泳いでいる。

「ううう・・・・・おおおっ!」

男子は箍が外れ、平岡さんに覆いかぶさり、肉棒を彼女の膣に入れた。膣内に感動したかのように恍惚の表情を浮かべ、腰を動かす。平岡さんも声を喘ぎ、今まで俺にはしなかった腰振りを始める。

ものの数秒で再び男子の射精が今度は中に出される。

余韻に浸る2人、唖然と眺める周囲。

残り3人の男子たちが女子に視線を向け、セックスが開始する。しかし、平岡さんが悠里の手先であって、他はそうではない。そこから先は悠里が先生に贈る本当の地獄の始まりだ。

逃げ惑う女子を男子は追い詰め、蹂躙する。

「いやぁぁぁ!」

「よっしゃぁ!おっぱいでかいのゲット!」

逃げる巨乳女子の背後から抱きしめてそのままおっぱいを揉みしだく。

「ほらほら、セックスしないと駄目なんだぞぉ」

「離して!・・・・・嫌よ!こんなの!・・・・・」

男子は滾る欲求の赴くままに女子を襲う。女子は逃げようにも行き場の無い閉鎖空間で隅に追いやられて捕まる。制服を脱がされ、胸やお尻など思い思いの箇所を触ってくる。

既に下半身を晒して挿入を行っている人もいる。

「うおぉぉぉ!!」

「ひぎぃ!・・・・・あああ、入ってる・・・・・」

「いやぁぁぁ!入れないでぇぇぇ!」

「私、まだ誰にも・・・・・っ!!」

男子は待たない。発情したサルたちは止まることなく快感にしたがって女子の陰部目掛け、男根を叩きつける。

「止めて・・・・・」

掠れるような先生の声は性欲を発散させる男子たちには届かず。痛みと絶望に声を叫ぶ女子たちに掻き消される。

先生は青い表情で膝をつき、目の前の光景をただただ眺めることしか出来ない。

悠里はそんな先生に近づいて、ガラス越しの男子生徒たちに話す。

「ほら皆、先生も皆と楽しみたいって」

先生の背を押し、脇の扉からガラス越しの部屋に入れる。先生の登場により、男子たちのテンションは急上昇だ。

「いやっほぅぅぅぅぅ!!」

「うっほー!先生もいいのか!最高―!」

「よっし、とりあえずじゃんけんで順番決めようぜ!」

じゃんけんをする男子たちはいつもよりも気合が入っていた。エロい体の先生を一刻も早く堪能したいという欲求を隠していない。じゃんけんで勝った者が先生に駆け寄って止まらない勢いで抱きつく。そこには労わる気持ちなど無く、床に叩きつけられ先生のスーツを乱暴に脱ぎ去り、現れた豊満な乳房にむしゃぶりついた。

「むっほぉー!!」

豊満な胸を一心不乱に顔に押し付ける。そして。いきり立った肉棒を陰部に押し込んだ。

「ふんっ!」

ここまで来ると先生も放心状態ではいられなかった。膣に入る男根の感触に感覚を取り戻す。先生は男子生徒を引き剥がすことをしなかったからそこから先は入れ替わりで先生を犯し、その他は女子生徒たちを犯している。女子のほうが多いため1人に入れながら2人の女子を両手で抱きこみ胸を揉みしだく。最初に抵抗していた女子たちも力尽きて男子たちにされるがままになっている。





地獄の終了。それは男子たちの体力が底を尽き、眠ったことで訪れた。残された女子と先生も精根尽き、男子たちの顔射などで精液まみれの体をしている。その目は先生始め、一同暗い瞳を宿している。男子たちは性の限りを尽くし、女性たちに射精しまくり、搾り出した後も、女性のおっぱいを手や、顔、体全体に擦り付け、楽しんでいた。

悠里は眠っている男子たちを帰して来るようにおじさんに命令する。おじさんは同じスーツの人たちを率いて男子たちを担ぎ、部屋を出て行く。

そして、悠里は先生に近づいて、精液まみれの顔の耳元に囁く。

「先生に来ていただいて皆喜んでいました。もし、宜しければこれからも先生のお力を貸しては頂けないでしょうか」

この1件で先生が悠里に逆らうことは出来なくなった。定まらない目でコクコクと頷く。もし、今回、開放されたのが平岡さんか、二神生徒会長だったら、2人は自分の身可愛さに恐怖で身を震わせながらこちらから距離を置いていただろう。教師という立場と責任感の強い加持先生だから起きたこの地獄、悠里はこの展開を狙っていたのだろうか。とりあえず俺が思うことは、

今回、出番無くてよかったー。

平岡さんが火付け役をしていたが、もし、それでも男子が襲い掛からなかった場合は俺が女子全員を襲う手筈になっていた。平岡さんを抜いて、女子は6人、先生含めて7人だ。それを心が折れるまでヤってろはさすがにキツイ。何だこのサルたちとか思ったけど正直助かった。

その後、悠里が女子たちと先生を昨日同様連れて行き、その日は解散となった。

本日は1回も出していなかったから風呂場でモニカさんに散々搾り取られたのは別の話。
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