3 / 7
本章
2.貴方はあくまで私のもの
しおりを挟む
「でもそっか……つまりユキくんはそれで拗ねていたんだね?」
「は!? そんな単純な話じゃ──」
「だったらボクが素直にさせてあげる……」
紅牙は言葉を遮るように、ユキをソファーに押し倒す。それから彼の右手首を押さえつけ、頬に手を添えて顔を近づける。
「やめろっ……!」
「ユキくん、大好きだよ」
「いやだ……!」
身長は紅牙が少し高いだけで、本来ならユキの方が力は強い。それなのに、ユキが抵抗しても、紅牙の体はビクともしない。愛欲獣になった紅牙が優位なのもあるが、ユキの力が全く入っていないからだ。
「ユキくん……」
「っ……」
唇同士が軽く触れ合うと、ユキはビクッと肩を震わせ、目をぎゅっと閉じた。彼のその反応に紅牙は「かわいい……」と呟き、何度もユキと唇を重ねる。キスの合間に紅牙は「ユキくん」と、何度も名前を呼ぶ。
「んっ……いい加減に、しろっ……!」
ユキは左手で、紅牙の顔を押し退けた。その時、ユキが薬指につけているマリッジリングが視界に入り、紅牙の目つきが鋭いものに変わる。
「はぁー……相変わらず目障りだなぁ……」
紅牙は忌々しそうにユキの左手を掴み、強引に指輪を外す。
「なにして……返せよ……!」
「やだ」
紅牙は奪った指輪を部屋の隅に投げ捨てると、ユキの左手薬指に噛みついた。
「いっ……やめ……」
血が出る程、強く噛みつかれ、ユキは呻く。彼の苦痛に歪んだ顔を見て、紅牙はほんの少し口元を緩め、血を舐め取る。その瞬間、ユキの全身が粟立つ。
「指輪……毎回、律儀につけているよね?」
「んなの、当たり前だろ……」
「アイツにつけとけって言われたの?」
「はぁ!? 琥珀は関係な──」
「へぇ、二人っきりの時はそんな風に呼んでるんだ?」
紅牙のその言葉に、ユキはハッとして口を噤む。
七嘉渡=アジュガ=琥珀……結婚相手である彼の事をユキは普段、“サン”付けで呼んでいる。琥珀はユキより年上で、七嘉渡家の方が立場も上であるため、人前ではそうやって呼ぶ。だが、琥珀が「堅苦しいのは苦手だ」と言った日から、二人っきりの時だけユキは彼の呼び方を変えるようになった。
その事を紅牙は全く知らなかった。だから彼はますます不機嫌になり、ユキの首筋に噛みつく。
「っ……やめろ……ぁ……」
弱々しく抵抗するユキの、血が滲む首筋に紅牙は舌を這わせる。ひんやりした舌の感触にユキは身体をビクビクと震わせ、小さく甘い声を漏らす。
微かなその声に紅牙はくらりとしたが、グッと我慢して顔を上げ、虚ろな目でユキを見下ろす。
「ユキくんはさ、ボクに嫉妬させたいの? だから指輪をつけて、アイツのコト呼び捨てにするんだ?」
「んなわけ……」
「それにさ、結婚してからはボクと二人っきりで出掛けてくれなくなったよね? だけど、アイツのためなら二人っきりでも気にしない……。今日だって、アイツの誕生日プレゼントを二人で選ぼうって言ったら、嬉しそうな顔で誘いに乗ってきてさ……」
確かにユキはなるべく紅牙と二人っきりになる事を避けていた。けれども、琥珀に関する事なら毎回、喜んで紅牙の誘いを受ける。
それが分かっていたから、紅牙は今回も琥珀を利用した。その結果、不安が募るだけだと分かっていながら……。
図星を突かれたユキは少し気まずそうに、視線を逸らす。
「それは……どことなく、二人の雰囲気が悪くなったのが、ずっと気掛かりだったから……。誕生日プレゼントを贈るなら、仲直りしたのかなって思って。それがうれしかっただけだ……」
「ボクらの仲が悪いと、ユキくんに何か不都合でもあるの?」
「ないけど……友人として大好きな二人が仲悪いより、良い方がうれしいし」
「ふーん……ボクとアイツの仲については正直どうでもいいけどさ……まだそうやって意地を張るんだね?」
“友人として”を強調するユキを、紅牙は面白くなさそうに見下ろしながら、シャツのボタンに手をかける。
「ちょ、何して……」
ユキは慌てて、ボタンを外そうとする紅牙の手を掴み、彼を睨みつける。すると、紅牙は不機嫌な顔のままユキの唇を奪い、今度は口内に舌を入れる。
「んっ!? や……っ……」
ユキは紅牙の舌の動きに翻弄され、頬は赤色に染まり、完全に力が抜ける。その隙をついて紅牙はボタンを上から順番に外していき、シャツをはだけさせると唇を離す。
そして、程よく筋肉のついたユキの身体を見下ろし――
「は……?」
――胸元にキスマークを見つけて、ドス利いた声を上げる。
今まで聞いた事のない紅牙の声にユキは戸惑う。呼吸を整えながら紅牙を見上げ、彼の酷く冷たい瞳にゾッとする。
「何これ?」
「なんの話――」
「まさか手ぇ出されたの……?」
「は……?」
「アイツに……抱かれたのかって聞いてるんだよ」
「はぁ!?」
予想外の問いに、ユキはやましい事など何もないのに、変に動揺してしまう。それを肯定と受け取った紅牙は赤い痕に触れ、そこに軽く爪を立てる。
「アイツ……ユキくんに手ぇ出したんだ……」
「んなわけないだろ……! 結婚してもオレ達は友人のままで――」
「じゃあ、これは何?」
「は……? そんなの、ただ虫に刺されただけだろ……」
赤い痕に今、気がついたユキは少し呆れ気味に答えた。彼のその反応に、ユキは本当に身に覚えがないのだと解り、紅牙は少し安心する。しかし、琥珀に対する嫌悪感は消えない。
「まぁ、ある意味、虫だよね。ユキくんが眠ってる間にキミを襲う奴なんてさ」
紅牙は憎しみを込めて、赤い痕に爪を沈めていく。そこから血が滲み出てきて、ユキの顔が痛みで僅かに歪む。
「っ……琥珀が、そんな事、する訳……ないだろっ……」
「はぁー……ユキくんはホント、警戒心ってものがないよね」
紅牙は呆れた声で呟くと、爪をユキの肌から引き抜き、血を舐めた。夜が近づくにつれ、甘さが増す血の味に、紅牙は気分が高揚する。先程まで琥珀に感じていた憎悪はなかったかのように、ご機嫌にユキの身体に噛みつき、じっくり血を味わう。
洋館の窓からオレンジ色が差し込み、部屋の中を染める。
「ユキくんの血……甘くて、おいしい……」
「くそっ……すきかって、すんな……」
苦痛と少しの快感と……紅牙への想いで、ユキは頭の中がぐちゃぐちゃになり、生理的な涙を流す。それを見て、紅牙は喉を鳴らし、ユキの目元にキスを落とした。
紅牙の、喉の渇きが増す。どれだけユキの血を飲んでも癒えない渇きに、彼の身体を喰らいたい衝動に駆られる。それでもユキを喰い殺したくない紅牙は、必死に衝動を抑えた。
やがて日が完全に沈み、夜が訪れる。
不意に紅牙はユキを軽々と抱き上げると、キングサイズのベッドへ移動した。
「っ……」
少し乱暴にベッドに押し倒され、ユキは不安そうな目で紅牙を見上げる。
ギラギラした瞳で見下ろしてくる、紅牙と目が合う。逃げないと。頭ではそう分かっていても、身体が思うように動かない。
「ユキくんの血……もっと頂戴?」
紅牙はユキの左手を取り、指を絡めて首筋に噛みつく。傷口に舌を這わせ、じっくり血を味わい、噛み痕に軽く唇で触れる。指や腕、胸元、腹と移動しつつ、それを何度も繰り返す。ユキの肉体を喰らわないよう理性を保つために時々、彼への愛を囁きながら。
最初こそ、何とか抵抗していたユキは次第になすがままになり、弱々しく指を絡め返す。紅牙はそれが嬉しくて、ユキの頬に口づけ、ふわりと微笑む。
――ボクはユキくんの笑顔が好きだ。キミにはずっと笑っていてほしい。だから、ボクはずっとユキくんのそばにいるよ。
その瞬間、ユキはなぜか、幼い頃に紅牙が伝えてくれた言葉を思い出す。
真剣な表情で優しく頭を撫でられ、安心したのを、ユキは今でもはっきり覚えている。その刹那、紅牙に恋心が芽生えた事も。
「は!? そんな単純な話じゃ──」
「だったらボクが素直にさせてあげる……」
紅牙は言葉を遮るように、ユキをソファーに押し倒す。それから彼の右手首を押さえつけ、頬に手を添えて顔を近づける。
「やめろっ……!」
「ユキくん、大好きだよ」
「いやだ……!」
身長は紅牙が少し高いだけで、本来ならユキの方が力は強い。それなのに、ユキが抵抗しても、紅牙の体はビクともしない。愛欲獣になった紅牙が優位なのもあるが、ユキの力が全く入っていないからだ。
「ユキくん……」
「っ……」
唇同士が軽く触れ合うと、ユキはビクッと肩を震わせ、目をぎゅっと閉じた。彼のその反応に紅牙は「かわいい……」と呟き、何度もユキと唇を重ねる。キスの合間に紅牙は「ユキくん」と、何度も名前を呼ぶ。
「んっ……いい加減に、しろっ……!」
ユキは左手で、紅牙の顔を押し退けた。その時、ユキが薬指につけているマリッジリングが視界に入り、紅牙の目つきが鋭いものに変わる。
「はぁー……相変わらず目障りだなぁ……」
紅牙は忌々しそうにユキの左手を掴み、強引に指輪を外す。
「なにして……返せよ……!」
「やだ」
紅牙は奪った指輪を部屋の隅に投げ捨てると、ユキの左手薬指に噛みついた。
「いっ……やめ……」
血が出る程、強く噛みつかれ、ユキは呻く。彼の苦痛に歪んだ顔を見て、紅牙はほんの少し口元を緩め、血を舐め取る。その瞬間、ユキの全身が粟立つ。
「指輪……毎回、律儀につけているよね?」
「んなの、当たり前だろ……」
「アイツにつけとけって言われたの?」
「はぁ!? 琥珀は関係な──」
「へぇ、二人っきりの時はそんな風に呼んでるんだ?」
紅牙のその言葉に、ユキはハッとして口を噤む。
七嘉渡=アジュガ=琥珀……結婚相手である彼の事をユキは普段、“サン”付けで呼んでいる。琥珀はユキより年上で、七嘉渡家の方が立場も上であるため、人前ではそうやって呼ぶ。だが、琥珀が「堅苦しいのは苦手だ」と言った日から、二人っきりの時だけユキは彼の呼び方を変えるようになった。
その事を紅牙は全く知らなかった。だから彼はますます不機嫌になり、ユキの首筋に噛みつく。
「っ……やめろ……ぁ……」
弱々しく抵抗するユキの、血が滲む首筋に紅牙は舌を這わせる。ひんやりした舌の感触にユキは身体をビクビクと震わせ、小さく甘い声を漏らす。
微かなその声に紅牙はくらりとしたが、グッと我慢して顔を上げ、虚ろな目でユキを見下ろす。
「ユキくんはさ、ボクに嫉妬させたいの? だから指輪をつけて、アイツのコト呼び捨てにするんだ?」
「んなわけ……」
「それにさ、結婚してからはボクと二人っきりで出掛けてくれなくなったよね? だけど、アイツのためなら二人っきりでも気にしない……。今日だって、アイツの誕生日プレゼントを二人で選ぼうって言ったら、嬉しそうな顔で誘いに乗ってきてさ……」
確かにユキはなるべく紅牙と二人っきりになる事を避けていた。けれども、琥珀に関する事なら毎回、喜んで紅牙の誘いを受ける。
それが分かっていたから、紅牙は今回も琥珀を利用した。その結果、不安が募るだけだと分かっていながら……。
図星を突かれたユキは少し気まずそうに、視線を逸らす。
「それは……どことなく、二人の雰囲気が悪くなったのが、ずっと気掛かりだったから……。誕生日プレゼントを贈るなら、仲直りしたのかなって思って。それがうれしかっただけだ……」
「ボクらの仲が悪いと、ユキくんに何か不都合でもあるの?」
「ないけど……友人として大好きな二人が仲悪いより、良い方がうれしいし」
「ふーん……ボクとアイツの仲については正直どうでもいいけどさ……まだそうやって意地を張るんだね?」
“友人として”を強調するユキを、紅牙は面白くなさそうに見下ろしながら、シャツのボタンに手をかける。
「ちょ、何して……」
ユキは慌てて、ボタンを外そうとする紅牙の手を掴み、彼を睨みつける。すると、紅牙は不機嫌な顔のままユキの唇を奪い、今度は口内に舌を入れる。
「んっ!? や……っ……」
ユキは紅牙の舌の動きに翻弄され、頬は赤色に染まり、完全に力が抜ける。その隙をついて紅牙はボタンを上から順番に外していき、シャツをはだけさせると唇を離す。
そして、程よく筋肉のついたユキの身体を見下ろし――
「は……?」
――胸元にキスマークを見つけて、ドス利いた声を上げる。
今まで聞いた事のない紅牙の声にユキは戸惑う。呼吸を整えながら紅牙を見上げ、彼の酷く冷たい瞳にゾッとする。
「何これ?」
「なんの話――」
「まさか手ぇ出されたの……?」
「は……?」
「アイツに……抱かれたのかって聞いてるんだよ」
「はぁ!?」
予想外の問いに、ユキはやましい事など何もないのに、変に動揺してしまう。それを肯定と受け取った紅牙は赤い痕に触れ、そこに軽く爪を立てる。
「アイツ……ユキくんに手ぇ出したんだ……」
「んなわけないだろ……! 結婚してもオレ達は友人のままで――」
「じゃあ、これは何?」
「は……? そんなの、ただ虫に刺されただけだろ……」
赤い痕に今、気がついたユキは少し呆れ気味に答えた。彼のその反応に、ユキは本当に身に覚えがないのだと解り、紅牙は少し安心する。しかし、琥珀に対する嫌悪感は消えない。
「まぁ、ある意味、虫だよね。ユキくんが眠ってる間にキミを襲う奴なんてさ」
紅牙は憎しみを込めて、赤い痕に爪を沈めていく。そこから血が滲み出てきて、ユキの顔が痛みで僅かに歪む。
「っ……琥珀が、そんな事、する訳……ないだろっ……」
「はぁー……ユキくんはホント、警戒心ってものがないよね」
紅牙は呆れた声で呟くと、爪をユキの肌から引き抜き、血を舐めた。夜が近づくにつれ、甘さが増す血の味に、紅牙は気分が高揚する。先程まで琥珀に感じていた憎悪はなかったかのように、ご機嫌にユキの身体に噛みつき、じっくり血を味わう。
洋館の窓からオレンジ色が差し込み、部屋の中を染める。
「ユキくんの血……甘くて、おいしい……」
「くそっ……すきかって、すんな……」
苦痛と少しの快感と……紅牙への想いで、ユキは頭の中がぐちゃぐちゃになり、生理的な涙を流す。それを見て、紅牙は喉を鳴らし、ユキの目元にキスを落とした。
紅牙の、喉の渇きが増す。どれだけユキの血を飲んでも癒えない渇きに、彼の身体を喰らいたい衝動に駆られる。それでもユキを喰い殺したくない紅牙は、必死に衝動を抑えた。
やがて日が完全に沈み、夜が訪れる。
不意に紅牙はユキを軽々と抱き上げると、キングサイズのベッドへ移動した。
「っ……」
少し乱暴にベッドに押し倒され、ユキは不安そうな目で紅牙を見上げる。
ギラギラした瞳で見下ろしてくる、紅牙と目が合う。逃げないと。頭ではそう分かっていても、身体が思うように動かない。
「ユキくんの血……もっと頂戴?」
紅牙はユキの左手を取り、指を絡めて首筋に噛みつく。傷口に舌を這わせ、じっくり血を味わい、噛み痕に軽く唇で触れる。指や腕、胸元、腹と移動しつつ、それを何度も繰り返す。ユキの肉体を喰らわないよう理性を保つために時々、彼への愛を囁きながら。
最初こそ、何とか抵抗していたユキは次第になすがままになり、弱々しく指を絡め返す。紅牙はそれが嬉しくて、ユキの頬に口づけ、ふわりと微笑む。
――ボクはユキくんの笑顔が好きだ。キミにはずっと笑っていてほしい。だから、ボクはずっとユキくんのそばにいるよ。
その瞬間、ユキはなぜか、幼い頃に紅牙が伝えてくれた言葉を思い出す。
真剣な表情で優しく頭を撫でられ、安心したのを、ユキは今でもはっきり覚えている。その刹那、紅牙に恋心が芽生えた事も。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
菊松と兵衛
七海美桜
BL
陰間茶屋「松葉屋」で働く菊松は、そろそろ引退を考えていた。そんな折、怪我をしてしまった菊松は馴染みである兵衛に自分の代わりの少年を紹介する。そうして、静かに去ろうとしていたのだが…。※一部性的表現を暗喩している箇所はありますので閲覧にはお気を付けください。
創作BL)朱嶺くんはお嫁さんになりたい!
黑野羊
BL
──初恋の叔父さんと、二人暮らしすることになりました。
あらすじ)
朱嶺秋良は大学二年のある日、住んでいた安アパートが火事で消失し、父の従弟にあたる紺藤清詞の家にお世話になることになった。同性である男性が好きな秋良にとって、清詞は初恋の人。しかし清詞は女性と結婚していて、その奥さんを事故で亡くしている。男性が好きなことを隠しつつ、叶わない初恋に揺れながら、秋良は清詞との穏やかな日々を噛み締めるように過ごす。しかしそこへ、秋良の元恋人である男性が現れて──。
美形の男やもめ×可愛い系家事男子の、初恋・年の差BL


黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……


初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる