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本章
1.死ぬほど恋焦がれています
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鮮やかな緑色の葉のついた蔦が心臓から伸び、美しい顔立ちの男性の身体に絡みつく。
ゆっくり瞼を開いた男性……黒原=ヘデラ=紅牙は自分を擁く愛おしい男を視界に捉え、ふわりと微笑む。紅牙に見つめられた男性……志ノ田=アングレカム=ユキは目を丸くして固まる。
数分前、日が高い時間でも人通りの少ない裏路地で、紅牙はユキを庇って左胸を撃たれた。そんな彼の身体を抱きとめ、ユキは涙を流す。白いシャツに血がついてもお構いなしに、力いっぱい紅牙を抱きしめた。
その刹那、銃創は消え、心臓あたりから蔦が生えてきたかと思えば紅牙は蘇り、ユキの腕の中で微笑んだ。その理由が全く分からずユキは戸惑い、紅牙を見つめ返す事しかできない。
「あぁ……まだボクを愛していてくれたんだね、ユキくん……」
紅牙は心底、嬉しそうにそう呟きながらユキの目元に手を伸ばし、彼の涙を拭う。酷く冷たい手の感触に、ユキは微かに肩を震わせ「紅牙クン……?」と、掠れた声で呟く。
紅牙はゆっくり起き上がると、真っすぐユキの目を見る。それからユキの右手を取り、爪に口づけた後、指を絡めた。
「ユキくん……愛してる」
紅牙は愛の言葉を囁くと、ユキの茶髪を流し、露わになった額に口づける。その次の瞬間、紅牙の背中に銃弾が命中し、そこからじわじわと血が広がっていく。
「紅牙クン……!」
「びっくりした……まさか、まだ撃ってくるとは思わなかったよ」
ユキは狼狽えるが、撃たれた本人は怒りの籠った声で呟き、銃弾が飛んできた方を睨む。傷口は瞬時に塞がり、紅牙はなんて事ないような顔で黒髪をかき上げながら立ち上がる。
「ユキくん、少しだけ待っててね。……逃げたら、嫌だよ?」
紅牙はユキにそれだけ言うと飛び上がり、古い空き家の二階の窓を割って中に入った。その刹那、肉を裂く音と男の短い悲鳴が聞こえ……手などについた血をハンカチで拭いながら、紅牙はユキの元へ戻ってくる。
「お待たせ。それじゃあ、行こっか?」
紅牙は赤く染まったハンカチを放り捨て、返り血を浴びた黒いジャケットを肩にかけると、無邪気にユキの右手を取った。
「……行くってどこに……?」
「ボクの……いや、これからはボクらのお家になるところだよ」
まだ状況が飲み込めていないユキは、困惑しながら問いかける。すると紅牙はニコリと笑い、ユキの問いに答えた。
重く大きな愛情を抱いていながら、それを押し殺した状態で生き続け、想い人を守って死ぬと怪物になって蘇る。怪物……愛欲獣になった者は、今まで隠していた全ての気持ちが爆発し、想い人を喰らいたい衝動に駆られてしまう。
だが、例外もある。もし、想い人と両想いだった場合は……少なくとも太陽が出ている間は理性を保てる。現に、そうだった者達がいた事で、明らかになった事実だ。
つまり紅牙とユキは両想いなのだが、後者はその想いを否定する。ユキは既婚者だ。恋愛感情のない政略結婚とは言え、友人としては大好きで、仲の良い旦那がいる。だからユキは、紅牙への自分の想いを認める訳にはいかない。
「ユキくんもボクのコト、本当は愛してるんでしょ?」
「それは昔の話だ。今は好きじゃない」
「はぁー……いつまでそんな嘘を吐き続けるの?」
森の奥にある紅牙の洋館に、ユキは半ば強引に連れて行かれた。そして紅牙に言われた通りに、血の着いた服から彼のシャツとスラックスに渋々、着替えた。紅牙も着替えを済ませると、二人並んでソファーに腰掛け、何度も同じようなやり取りを繰り返している。
紅牙はユキの腰を抱き寄せ、耳元で囁くように問いかける。ユキは微かに眉間にシワを寄せ、普段はキリっとしている眉を下げ、身体を硬直させて否定し続ける。
「嘘なんかついてない……。そんな事より、きちんと説明してくれよ」
「だからボクは愛欲獣に――」
「それはさっき聞いて理解した。こんな状況じゃ、信じるしかないから信じた。けど、どうしてこうなったのかって聞いてんだよ。最初にオレを撃った奴は誰だ? なんか知ってんだろ?」
ユキは力いっぱい紅牙の身体を押し退け、少し距離を取ると、彼の目を真っすぐ見て問いかけた。けれども紅牙は何も答えずに、どこか不服そうな顔でユキの身体を抱き寄せる。
「ちょ……離せっ……! 質問に答えろよ……!」
「キミが悪いんだよ?」
「はぁ!?」
腕の中で足掻くユキの耳元で、紅牙は低い声で呟く。
「キミがボクのコトなんて、もう何とも思っていないみたいに振る舞うから……ボクは焦ったんだよ? このままだと、思い描いた未来には辿り着けないかもって。だから殺し屋に、キミを殺すよう依頼したんだ」
紅牙の答えに、ユキは身体を強張らせ、息を呑む。それでも紅牙は気にせず、言葉を続ける。
「命を狙われたキミを、ボクが庇って死ぬ事で……愛欲獣になろうと思ったんだ。それでボクが理性を保てたら、まだ両想いだって証明できる。ユキくんに、ボクへの想いを認めさせられるって思ったから……」
「っ……そんなの、自殺行為だろ……もし、愛欲獣になれなかったら……」
辛そうな声でそう言ったユキの、悲しげな表情を見て、紅牙はキョトンとする。しかし、すぐに愛おしそうな表情へと変わり、ユキの頬に手を添えて撫でた。
「例え、愛欲獣の話自体が全部、嘘で本当に死んでしまったとしても別に構わなかった。このままユキくんと結ばれない世界で、生き続ける意味なんてないからね」
「どうしてそこまで……」
「分からない? キミのコトを愛しているからに決まってるじゃないか」
紅牙の言葉に、ユキは大きく目を見開き、茶色の瞳を揺らす。それを隠すように、唇を噛み締めながら下を向き、紅牙の腕を右手で掴む。
「だったら……どうしてあの時、オレの手を取ってくれなかったんだよ……?」
八年前……まだ十八の時に、ユキは紅牙に告白とプロポーズをした。当時はまだ許婚だった、今の旦那にも背中を押されて。全てを捨ててでも、大好きな紅牙と一緒になろうと思っていた。
けれどもユキは、紅牙に告白とプロポーズを断られてしまう。だから、諦めて許婚と一緒になる事を選んだ。紅牙への想いを押し殺して、良き友人として今まで接してきた。
それなのに今更、こんなカタチで想いを告げられてしまっては、そう問いかけずにはいられない。
「あの頃は……まだボクは二十歳で、売れない画家だった。キミに至っては十代だったろ? そんな二人が人並みに生きていける訳がない。ボクは構わなくても、キミには苦労をかけたくなかったんだ」
「オレは……紅牙クンと一緒にいられるなら、なんだってよかった……。どんな困難も乗り越えられるって、そう思ってたのに……」
ユキは顔を上げると、真っ直ぐ紅牙を見つめた。その真剣な眼差しに、紅牙は少し困ったような顔をする。
「ボクはユキくんを守りたいと思っていた。でも数年前のボクにはその力がなかったから……あの時はキミの手を取れなかったんだ。でもね、例え何年かかっても、ユキくんを守れるくらい、画家として成功して……絶対に、キミを迎えに行くって決めていたんだよ?」
「そんなの……言われないと分かんないだろ……」
「言わなくても分かるでしょ?」
ユキがなぜ分からないのか……心底、解らないと言いたげに、紅牙は首を傾げた。彼のその表情を見て、ユキは困惑する。
「そんな大切な事なら尚更、言葉にしてくれないと分かる訳ないだろ……。大体、結婚してしまったらもう……」
「結婚って言ってもカタチだけのものだろう? 別にキミはアイツのコト、恋愛的な意味では好きじゃない訳だし。ボクだってアイツにユキくんを預けただけで、キミをくれてやる気なんてなかったからね」
紅牙はそう言いながら、ユキの頬に触れて優しく撫でた。その手をユキが払い除けると、クスッと笑って愛おしそうに目を細める。
ゆっくり瞼を開いた男性……黒原=ヘデラ=紅牙は自分を擁く愛おしい男を視界に捉え、ふわりと微笑む。紅牙に見つめられた男性……志ノ田=アングレカム=ユキは目を丸くして固まる。
数分前、日が高い時間でも人通りの少ない裏路地で、紅牙はユキを庇って左胸を撃たれた。そんな彼の身体を抱きとめ、ユキは涙を流す。白いシャツに血がついてもお構いなしに、力いっぱい紅牙を抱きしめた。
その刹那、銃創は消え、心臓あたりから蔦が生えてきたかと思えば紅牙は蘇り、ユキの腕の中で微笑んだ。その理由が全く分からずユキは戸惑い、紅牙を見つめ返す事しかできない。
「あぁ……まだボクを愛していてくれたんだね、ユキくん……」
紅牙は心底、嬉しそうにそう呟きながらユキの目元に手を伸ばし、彼の涙を拭う。酷く冷たい手の感触に、ユキは微かに肩を震わせ「紅牙クン……?」と、掠れた声で呟く。
紅牙はゆっくり起き上がると、真っすぐユキの目を見る。それからユキの右手を取り、爪に口づけた後、指を絡めた。
「ユキくん……愛してる」
紅牙は愛の言葉を囁くと、ユキの茶髪を流し、露わになった額に口づける。その次の瞬間、紅牙の背中に銃弾が命中し、そこからじわじわと血が広がっていく。
「紅牙クン……!」
「びっくりした……まさか、まだ撃ってくるとは思わなかったよ」
ユキは狼狽えるが、撃たれた本人は怒りの籠った声で呟き、銃弾が飛んできた方を睨む。傷口は瞬時に塞がり、紅牙はなんて事ないような顔で黒髪をかき上げながら立ち上がる。
「ユキくん、少しだけ待っててね。……逃げたら、嫌だよ?」
紅牙はユキにそれだけ言うと飛び上がり、古い空き家の二階の窓を割って中に入った。その刹那、肉を裂く音と男の短い悲鳴が聞こえ……手などについた血をハンカチで拭いながら、紅牙はユキの元へ戻ってくる。
「お待たせ。それじゃあ、行こっか?」
紅牙は赤く染まったハンカチを放り捨て、返り血を浴びた黒いジャケットを肩にかけると、無邪気にユキの右手を取った。
「……行くってどこに……?」
「ボクの……いや、これからはボクらのお家になるところだよ」
まだ状況が飲み込めていないユキは、困惑しながら問いかける。すると紅牙はニコリと笑い、ユキの問いに答えた。
重く大きな愛情を抱いていながら、それを押し殺した状態で生き続け、想い人を守って死ぬと怪物になって蘇る。怪物……愛欲獣になった者は、今まで隠していた全ての気持ちが爆発し、想い人を喰らいたい衝動に駆られてしまう。
だが、例外もある。もし、想い人と両想いだった場合は……少なくとも太陽が出ている間は理性を保てる。現に、そうだった者達がいた事で、明らかになった事実だ。
つまり紅牙とユキは両想いなのだが、後者はその想いを否定する。ユキは既婚者だ。恋愛感情のない政略結婚とは言え、友人としては大好きで、仲の良い旦那がいる。だからユキは、紅牙への自分の想いを認める訳にはいかない。
「ユキくんもボクのコト、本当は愛してるんでしょ?」
「それは昔の話だ。今は好きじゃない」
「はぁー……いつまでそんな嘘を吐き続けるの?」
森の奥にある紅牙の洋館に、ユキは半ば強引に連れて行かれた。そして紅牙に言われた通りに、血の着いた服から彼のシャツとスラックスに渋々、着替えた。紅牙も着替えを済ませると、二人並んでソファーに腰掛け、何度も同じようなやり取りを繰り返している。
紅牙はユキの腰を抱き寄せ、耳元で囁くように問いかける。ユキは微かに眉間にシワを寄せ、普段はキリっとしている眉を下げ、身体を硬直させて否定し続ける。
「嘘なんかついてない……。そんな事より、きちんと説明してくれよ」
「だからボクは愛欲獣に――」
「それはさっき聞いて理解した。こんな状況じゃ、信じるしかないから信じた。けど、どうしてこうなったのかって聞いてんだよ。最初にオレを撃った奴は誰だ? なんか知ってんだろ?」
ユキは力いっぱい紅牙の身体を押し退け、少し距離を取ると、彼の目を真っすぐ見て問いかけた。けれども紅牙は何も答えずに、どこか不服そうな顔でユキの身体を抱き寄せる。
「ちょ……離せっ……! 質問に答えろよ……!」
「キミが悪いんだよ?」
「はぁ!?」
腕の中で足掻くユキの耳元で、紅牙は低い声で呟く。
「キミがボクのコトなんて、もう何とも思っていないみたいに振る舞うから……ボクは焦ったんだよ? このままだと、思い描いた未来には辿り着けないかもって。だから殺し屋に、キミを殺すよう依頼したんだ」
紅牙の答えに、ユキは身体を強張らせ、息を呑む。それでも紅牙は気にせず、言葉を続ける。
「命を狙われたキミを、ボクが庇って死ぬ事で……愛欲獣になろうと思ったんだ。それでボクが理性を保てたら、まだ両想いだって証明できる。ユキくんに、ボクへの想いを認めさせられるって思ったから……」
「っ……そんなの、自殺行為だろ……もし、愛欲獣になれなかったら……」
辛そうな声でそう言ったユキの、悲しげな表情を見て、紅牙はキョトンとする。しかし、すぐに愛おしそうな表情へと変わり、ユキの頬に手を添えて撫でた。
「例え、愛欲獣の話自体が全部、嘘で本当に死んでしまったとしても別に構わなかった。このままユキくんと結ばれない世界で、生き続ける意味なんてないからね」
「どうしてそこまで……」
「分からない? キミのコトを愛しているからに決まってるじゃないか」
紅牙の言葉に、ユキは大きく目を見開き、茶色の瞳を揺らす。それを隠すように、唇を噛み締めながら下を向き、紅牙の腕を右手で掴む。
「だったら……どうしてあの時、オレの手を取ってくれなかったんだよ……?」
八年前……まだ十八の時に、ユキは紅牙に告白とプロポーズをした。当時はまだ許婚だった、今の旦那にも背中を押されて。全てを捨ててでも、大好きな紅牙と一緒になろうと思っていた。
けれどもユキは、紅牙に告白とプロポーズを断られてしまう。だから、諦めて許婚と一緒になる事を選んだ。紅牙への想いを押し殺して、良き友人として今まで接してきた。
それなのに今更、こんなカタチで想いを告げられてしまっては、そう問いかけずにはいられない。
「あの頃は……まだボクは二十歳で、売れない画家だった。キミに至っては十代だったろ? そんな二人が人並みに生きていける訳がない。ボクは構わなくても、キミには苦労をかけたくなかったんだ」
「オレは……紅牙クンと一緒にいられるなら、なんだってよかった……。どんな困難も乗り越えられるって、そう思ってたのに……」
ユキは顔を上げると、真っ直ぐ紅牙を見つめた。その真剣な眼差しに、紅牙は少し困ったような顔をする。
「ボクはユキくんを守りたいと思っていた。でも数年前のボクにはその力がなかったから……あの時はキミの手を取れなかったんだ。でもね、例え何年かかっても、ユキくんを守れるくらい、画家として成功して……絶対に、キミを迎えに行くって決めていたんだよ?」
「そんなの……言われないと分かんないだろ……」
「言わなくても分かるでしょ?」
ユキがなぜ分からないのか……心底、解らないと言いたげに、紅牙は首を傾げた。彼のその表情を見て、ユキは困惑する。
「そんな大切な事なら尚更、言葉にしてくれないと分かる訳ないだろ……。大体、結婚してしまったらもう……」
「結婚って言ってもカタチだけのものだろう? 別にキミはアイツのコト、恋愛的な意味では好きじゃない訳だし。ボクだってアイツにユキくんを預けただけで、キミをくれてやる気なんてなかったからね」
紅牙はそう言いながら、ユキの頬に触れて優しく撫でた。その手をユキが払い除けると、クスッと笑って愛おしそうに目を細める。
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