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第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!
物理メテオ!!!
しおりを挟む「我が軍は圧倒的ではないか!!」
「俺たちは地上で眺めているだけだけどな!」
智弘の声に応える。
「茜さまがいると俺たち何一つしなくても良さそうだ!
ハルフェルナの人たちが『勇者・茜』におんぶに抱っこってのも分かるな。
俺たちの世界の軍隊も簡単に壊滅させる力があれば何もかも頼りたくなるよな」
「あぁ確かにすべて茜ちゃんにまかせっきりになるよな」
俺と智弘はバッタバッタと叩き落されるヘリコプターを眺めながら呑気に話していた。
一人の強大な力によって平和が維持されていると言うことほど歪なことはないのではないか。
平和多くの人々の努力が合ってこそ成り立つものだ。
多くの悪しき魔王が闊歩したハルフェルナにはハルフェルナの考え方があるかもしれないが、一人の手に委ねられると言うのは、やはりおかしいことなのでは無いだろうか?
。
自分で国を護らなくても誰かが護ってくれる。
自分が血を流さなくても誰かが代わりに流してくれる。
茜ちゃん、加奈ちゃんたちが『勇者・茜』という偶像を消したのも正しい判断なのかもしれない。
「これで山中ご自慢の一個師団も壊滅だろうな!」
智弘に尋ねると一度頷きながら答えた。
「あぁ~多分、もう終わりだろうな。秘匿していたヘリ部隊以外に他があるとは思えないからな」
「ズガーンダムも破壊、ワレトラマンもいない今、フェルナンドだけだな」
「ガルメニアの部隊だけなら俺たちで何とかなるが・・・・・・魔王になったフェルナンドがどれほど強いのかが問題だな」
「俺の手でフェルナンドをあの世に送ってやりたいが、俺たちの力じゃ無理だろうな。
茜ちゃんにフルボッコにしてもらって、とどめだけ刺させてもらおうか」
「兄としての立場が無いんじゃないか?」
「そりゃ仕方ないだろう~ 俺なんかその辺にいる雑魚と同じ一般ピーポーなんだから!」
俺にはフェルナンドを倒さなくてはならない理由がある。
西原と赤城をこの手で殺してしまった。
モンスターとなった西原と赤城を俺はこの手で殺した。
止むを得なかったとはいえクラスメートをこの手で葬ってしまったのだ。
あの二人がモンスターになったのもフェルナンドの仕業だろう。
本当は違うのかもしれないが俺はフェルナンドが犯人だと思っている。
なんとしてでもこの手でフェルナンドを討ちたい。
討たなければ帰ることは出来ないと思っている。
俺たちの後方から砂煙が舞い上がりドドドドという戦車とは異なる地響きが聞こえる。
「南だ! 南から来たぞ! 今度はガルメニア軍だ!」
智弘が叫ぶ!
距離にして1kmほどだろうか馬に乗った銀色の鎧を着た騎士たちが槍を構え迫る。
騎士相手なら俺のマシンガンが火を噴くぜ!!
ダダダダダダダ! ダダダダダダダ! ダダダダダ!
バンバンバン! バンバンバン! バンバンバン!
マシンガンの発射音が響き、銃弾の炸裂する音が響いた!
ドドドドドドド!
!!!!!!
馬の蹄の音は止まることはなかった!
何故だ!!
銃弾は透明の壁に遮られ無力化されたようだ。
クソ! どこまでも異世界は俺に厳しい!
今度はグレネードに切り替え発射する。
ポン! ガシュン! ポン ガシュン! ポン! ガシュン!
発射音と次弾をを装てんする音が響く。
ヒューン! ドカーン! ヒューン! チュドーン! ヒューン!チュドン!
またもや魔法障壁に遮られ爆発音だけが虚しく響く。
「マズイ! 上がるぞ!」
智弘が俺を捕まえ上空に高速で舞い上がる。
ガルメニアの騎士たちは弓を取り出し上空に舞い上がる俺たちを下から射る。
焼肉プレートを取り出し下方向へ向け矢から体を守る。
何本かが焼肉プレートに当たるがタナニウムで出来たプレートに傷一つ付けることは出来なかった。
「魔法障壁か! そりゃ、俺たちだけが使えるわけじゃないよな!
自慢のマシンガンも無力化されちまった!
物理メテオをやるぞ!! 智弘!高く上がってくれ!」
「了解!!」
ルホストで試したように智弘は空高く舞い上がり、その間にマジックランドセルを逆さに向ける用意をした。
「あまり高く上がりすぎるとリーパスにまで被害が及ぶかもしれないから1kmくらいにしておこう!」
「50mサイズをぶっこむ!」
「了解! もう少し上昇する!」
智弘はなおも加速し上昇した。
「この辺りでいいんじゃないか!?」
「じゃ、そろそろランドセルから投下するぞ! 行くぞ!」
マジックランドセルを逆さにし50mの巨大岩石を落下させる。
ヒィーーーーン!
と言う音が徐々に高くなっていく。
ピカ!
巨大岩石が地面激突した一瞬、光が走った。
ドッガーーーーン!
爆発音が響いた瞬間、突風が吹く。
砂埃が舞い上がり、爆風がガルメニアの騎士たちを魔法障壁ごと吹き飛ばし、凄い勢いで地面を転がっていった。
あれでは馬は使い物にならないだろう。
乗っていた騎士もあれだけの衝撃を受ければ戦うのも無理だろう。
と地上を見ていたのだが・・・・・俺たちのところにも衝撃波が来る。
この物理メテオの最大の弱点。
前回と同じく智弘が俺を力一杯大好きホールドをする。
智弘は自力で飛べるが俺は・・・・・智弘の手が滑ったら地上へ真っ逆さま! 「終了のお知らせ」になる。
空中で2度回転したときガシッと掴まれた。
「龍之介!!」
龍之介が吹き飛ばされた俺と智弘を両手で捕まえてくれた。
背中には茜ちゃんが乗っていた。
「お兄ちゃん! 凄い破壊力だけどあんな大きい岩を落とすなんて無茶しすぎよ!」
「お兄ちゃんたち、凄いこと考えるね! あんな岩を落とせば敵も一網打尽だね!」
茜ちゃんが少し渋い顔を、龍之介は凄いものを見た!と言う興味津々な顔をして答えた。
「弱小な俺たちが考えうる最強の破壊攻撃だよ! いいアイデアだろ!」
「そうだけど~~~ 私がやるからお兄ちゃんは危ないことしなくていいの!」
「妹が最前線で戦っていて、兄ちゃんが後でのうのうとしていられないだろ!」
「茜さま! 男の意地ってっヤツですよ!」
「でも、お兄ちゃんにもしもの事があったら・・・・・」
「俺も出来る限り危ないことはしないから大丈夫だよ!」
地上を覆っていた砂埃がゆっくりと晴れる。
砂埃と砂埃の間から巨大な炎の玉が飛んできた。
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