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第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!
ヘリコプター
しおりを挟む茜ちゃんが50両ほど、龍之介がひっくり返し智弘がパッチンガム攻撃で30両ほど撃破した。
これでリーパスの街は救われた!
ブロロロロロロロロロロロロ!
北方面から巨大なファンが回る音が響く。
!!!!! 何だ!?
音は空から聞こえる。
上空を見るとヘリコプターが10機ほどこちらへ向かってくるのが見えた。
「おいおい、コリレシア一個師団って陸軍じゃないのかよ!!
何でヘリコプターなんかあるんだよ!!」
「陸軍でも地上部隊の援護や強襲作戦などのためにヘリコプターは持っているんだよ!
チッ! 山中の野郎! 隠してやがったな!」
智弘が舌打ちをする。
「当然、機関銃の一つ二つは装備しているよな!」
「当たり前だ! 報道用のヘリじゃないんだから! 上から撃たれたら分が悪いなんてもんじゃないぞ!」
「ヤバイぞ!どうする!?智弘!」
「逃げた方が良さそうだな!」
「お兄ちゃん! 大丈夫! 僕が叩き落してくる!!」
と言うと龍之介は空に上がった。
「龍之介! 機関銃に気をつけろ! 無理するな!」
「うん、分かった!」
龍之介は手を振りながらヘリコプターの方へ向かって行くと空中で停止し。体を反らすと背びれが光った。
ボワ!
稲妻のブレスをヘリコプター目掛け吐き出すがヘリコプターは左右に分かれ龍之介を挟むように展開した。
ダダダダダダダン! ダダダダダダン! ダダダダダダン! ダダダダダン!
ヘリコプターの下部についている機銃が龍之介目掛け左右から一斉に放たれる。
「痛い!痛い!痛い!」
「「龍之介!!」」
俺と智弘が同時に声を上げる。
「痛いなーー! もう! でも大砲じゃないから大丈夫かな!」
戦車の砲弾と違い龍之介は出血することはなかった。
ダダダダダダダダン! ダダダダダダン!
再度ヘリコプタから銃撃が始まる。
「痛いんだから!!」
と怒りながら龍之介は高速でヘリコプターに近づき拳で殴りつけた。
ボコン!
拳が当たるとヘリコプターはバランスを失い地上へ落下し爆発した。
そして、隣のヘリコプターに向かいプロペラを掴もうとする。
「龍之介! 掴むな! 手が切れるかもしれない!」
俺の声が聞こえるわけも無く龍之介はプロペラを掴んだ。
ガシン!
と言う音が聞こえたとたん、ヘリコプターの車体が高速回転をした。
そして地面目掛け叩きつけるように投げつけた。
ドッカーン!
ヘリコプターは地面に激突すると爆発音とともに燃え上がった。
ダダダダダダダダン! ダダダダダダン! ダダダダダダダダン! ダダダダダダン!
残りのヘリコプターが一斉に龍之介を標的にした。
「痛い! 痛い!」
残りの8機が攻撃を仕掛ける。
「こりゃ、分が悪いな~ 何か方法は無いものか?」
智弘がマジカルなんちゃら龍之介目掛け投げると、空中で巨大化させた。
「龍之介! マジカル・ステッキを使え!!」
と智弘が叫ぶ・・・・が、聞こえるわけないだろう。が、マジカルなんちゃらは巨大化しながら龍之介の元まで飛んで行く。
龍之介はマジカルなんちゃらに気がつくとガシッと右手で掴みヘリコプターをハエ叩きのように叩いた。
「小さいお姉ちゃん、ありがとう!!」
また、一機ヘリコプターが墜落していく。
智弘は地上で親指を上げていた。
ダダダダダダダダン! ダダダダダダン!
残りのヘリコプターが龍之介目掛け撃つ。
「痛い!痛い! 痛いって言っているでしょ!」
「龍之介! 大丈夫!!」
茜ちゃんが龍之介も元へ飛んできた。
「魔法障壁!! これで大丈夫よ!」
「茜お姉ちゃん! ありがとう! けっこう痛かったんだよね~」
茜ちゃんは龍之介に魔法障壁を張るとヘリコプターへ突進した。
タナの剣が金色に光る。その光がさらに伸び、50mほど伸びたろうか。
巨大な光を纏ったタナの剣をヘリコプターに向け振ると真っ二つに切断し地上へと落下していった。
「タナの剣、便利だな! 神剣と言われるだけあるな!」
「あの剣は、碧の家のタナが使っていたんだろ! お前も使えるんじゃないか?」
「いや、ダメだろう。たとえ俺が使っても茜ちゃんみたいに魔法が使えないんだから有効には使えそうに無いな」
「魔法か・・・・・魔法を剣に載せて使えるなんてチートもいいところだよな~」
再度、茜ちゃんは空中でヘリコプターに向けタナの剣を振った。
ガッシャン!
ドッカーン!
空中でヘリコプターが爆発し地上に落ちていく。
その隣では龍之介が巨大化したマジカルなんちゃらをハエ叩きの要領でヘリコプターを叩き落す。
チュドーーン!
空中で爆発しヘリコプターの残骸が落下していく。
「なぁ~碧! カッコつけて飛び出したはいいけど・・・・・俺たち何もしてないな!」
「いや! 智弘! お前はマジカルなんちゃらを龍之介に貸し出しただけ立派だぜ!
俺こそ何のために、ここにやってきたか分からないよ」
智弘と二人でボヤイている間にヘリコプターは全機地上に落ちていった。
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