どこにでもある異世界転移~第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!

ダメ人間共同体

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第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!

戦車部隊を撃破せよ!!

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俺は地上に降りると覚悟を決めタナニウムで出来た巨大焼肉プレートを取り出し地面に突き刺し盾にした。
エイジアさんが智弘を守るために戦っているのに俺がのんびりと後退するなんてできるわけが無い!

「ミリアは街へ後退しろ! ありがとう。助かったよ!」

「何を言っておるのじゃ! 妾も戦うぞ!」

「何か強力な魔法でもあるのか?」

「・・・・いや、あんな鋼鉄で出来たもの相手に妾の魔法が効くかは微妙だが撃ってみなくては分からんのじゃ!!」

「無理するな危険だ! 下がってくれ!」

「嫌じゃ! 妾も戦うのじゃ!」

「この戦いはミリアには関係無い! 危険だ!」

「もう今さら手遅れなのじゃ!
 お主の血がないと生きていけない体になってしまったのじゃ!!」

「おいおい、変な言い方は止せよ! 七海が聞いたら誤解するだろ!!」

「お主がここで戦車を止めないとデカ乳たちまで危険になるんじゃろ!
 ここでお主が頑張れるように魔法障壁を張るのじゃ!
 いよいよ危なくなったらお主を連れて後方へ逃げるのじゃ!」

「分かった! ありがとう。その時は頼む」

焼肉プレートを壁にして1両の戦車へ向けマシンガンをバルカン・モードで放った。

ダダダダダダダダン! とけたたましい音ととが響く

ダンダンダンダンダンダンダン! と戦車に着弾する爆発音とともに煙が戦車を覆う。

が、戦車は何事も無かったように進む。

「穴が開かないのかよ!! 映画みたいに上手くいかねーな!!」

飛行機に積んであるバルカン砲なら20mmほどあり戦車といえども蜂の巣に出切るはずなのだが、マシンガンの口径はせいぜい7㎜。
鎧など破壊できても現代のテクノロジーを極めた戦車を貫通することは叶わなかった。

「世知辛いぜ!! 異世界はどこまでも俺に冷たいな!!」

俺が不平を垂れていると、先ほどより南に向かった地点からから巨大なマジカルなんちゃらが頭を上げた。

ヒュン! ドダン!! ドッカーーーン!!

戦車がまた一両、炎を上げ炎上した。

「ザマーー!! ゲホゲホ!」

と悪態をつきながらマジカルなんちゃらが地面を叩く時に巻き上げる砂埃で咽た。

「あのオモチャの威力はなかなかじゃの~ が、連続して出せないと言うのが難点じゃの」

最初の一発を撃ってから2,3分ほど時間が経過している。
森に隠れ移動しながら撃っている様子だから、どうしても時間が掛かる。

チュドーーン! チュドーーーン! チュドーーーーン!

戦車は砲塔を回転させマジカルなんちゃらが巨大化したあたりを再度砲撃し始めた。
森から黒煙が上がるが、多分、智弘はそこにはいないだろう。
戦車隊は全車両、森へ目掛け転進しだした。
俺のマシンガンは物の数に入らないと言うことだろうか!

マズイ! 智弘が狙われる!
マシンガンでは装甲を撃ち抜けない! どうしたら良いのか!

!! そうだ! 上手くいけば戦車の進軍を止められるかもしれない。
俺はある方法を試してみた。

目前500mにいる戦車は森方向へ向きを変え側面を向け走り出した。

そうだ、横を向いたのならキャタピラや車輪なら破壊できるかもしれない!!

マシンガンを構え狙いをつけ先頭を行く戦車の前輪に狙いを定めバルカンモードで撃った。

ズダダダダダン! ズダダダダダン!!

ギーギー

と音を立てたかと思うとギュンギュンギュンという大きな音をたて先頭の戦車が急に回転しだした。

「やった成功だ!」

ゴキン! ゴキン!

重い音の中に金属音が響くと、先頭に車両に続く2両目、3両目のが追突する。

ズダダン! ズダダン!!

続けざまに2両目、3両目の戦車のキャタピラや車輪目掛けマシンガンを発射する。

ギュンギュンギュン ギュンギュンギュン! ギュンギュンギュン!!

回転をしながら戦車同士がぶつかり合い火花が飛ぶ。
戦車は左右で車輪が独立しており右を前進、左を後進させる事により、その場で180度回転させることが可能だ。
それ故、片側が破壊されるとその場で回転することしか出来ない。

バッシュン! ガコン! バッシュン! ガコン!

戦車へ向けマシンガンの下に付いているグレネードランチャーを撃ってみるが、やはり戦車を破壊することは叶わなかった。

「クソーー! チートマシンガンでも現代兵器の前には無力だな! 戦車には敵わないか!」

戦車の回転が止まると砲塔がこちらへ向く。

ガコン ボッシュ! ガコン ボッシュ! ガコン ボッシュ!

グレネードからスモーク弾に切り替え、戦車の視界を遮る。
移動が不可能となった戦車の周りに白い煙が立ちこめる。

「マズイ! ミリア、移動する!」

「どこへ行くのじゃ!」

「後続の車両を足止めする」

タナニウムで出来た焼肉プレートを地面から抜き左手で担ぎながら後続の車両を狙うポイントを探す。
100mくらい走ると50cmほどの窪みがあった。
身を隠すのに丁度良い。
焼肉プレートを地面に突き刺し盾にマシンガンだけを出し戦車の車輪、キャタピラを狙う。

ダダダン! ダダダン!

バキンと激しい金属音が聞こえたかと思うと戦車が回転しだした。
今は破壊出来なくても良い、戦車の進軍さえ止めることができれば智弘がハエ叩きの要領で撃破してくれるはずだ。

バルバルバル! バルバルバル!!

焼肉プレートが戦車の機銃の掃射を弾き銃弾が下に落ちる。

怖えーーー!! 焼肉プレートが無ければ蜂の巣だ!!
ありがとうございます。女神さま!! 焼肉プレートが無ければ、あの世に召されていました。
が、戦車の砲弾は大丈夫なのだろうか?・・・・・・いや、大丈夫なはずは無い。
直撃よりも爆風にやられる可能性のほうが高い!

「お主、こうするのじゃ!」

と言うとミリアは焼肉プレートと俺の間に割り込んできた。
丁度ミリアを後から覆いかぶさるように、抱きしめるかのように。

「ポッ! 何か恋人どうしみたいじゃの~
 デカ乳に妾たちの仲睦まじい姿を見せてやりたいの~ 嫉妬させてみたいものじゃの~」

「ポッ! じゃね~よ! ポッじゃ! 七海は、そんな事で嫉妬なんかしないよ!! で、何してるんだよ!」

「こうするのじゃ! 魔法障壁!!」

とミリアも焼肉プレートから右手だけを出し魔法障壁を張った。

「こうすれば砲弾の1発くらいは防げるじゃろ!」

「2発来たらどうするんだよ!」

「その時は仲良くあの世に旅立のじゃ!
 同じ死ぬのなら男の胸に抱かれて死にたいものじゃの~」

「ジルドはいいのかよ! ジルドは!」

「まぁ~妾は砲弾の一発や二発じゃ死なないじゃろうが」

「お前な~~ で、魔法障壁の内側でマシンガンを撃ったら内側で破裂するのか?」

「多分、そうじゃろ。撃つときは妾に教えるのじゃ! 魔法障壁を解除するのじゃ」

「そうか」

マシンガンを構えタナニウムの焼肉プレートの右側から出す。

「そんじゃ、撃つぞ!!」

ミリアが魔法障壁を解除した瞬間、マシンガンを戦車目掛け放った。

ダダダダダダダ! ダダダダダダ!

バキン! 

見事にキャタピラに命中し戦車は回転した。

「ナイス!俺!!」

腕が上がった? 否、無限に撃てるマシンガンの力だ。
引き金を引けば誰でもできる。
ミリアは再度、魔法障壁を張った。

停止した戦車に向かって一陣の風が俺たちの横をすり抜けた!

「エイジアさん!!」

エイジアさんが目にも留まらぬスピードで駆け抜け

「ヘルファイアー!」

と呪文を唱えると透き通った赤い大剣の周りに巨大な炎が纏いつき、透き通っていたはずの大剣が赤みを帯び灼熱の剣へと変化した。
俺たちの隣を熱風とともに走り去った。

動きを止めた戦車に対し渾身の力を込め灼熱色の大剣を振り下ろした。

ガギン!!

という音とともに戦車が切断されていった。
切断し終わったとき中から燃えたコリレシア兵が炎に焼かれながら出てくると同時に絶命した。

「良し、次の車両を狙う!!」

焼き肉プレートの角度を少しずらし次の戦車に狙いを定める。

「ミリア! 解除してくれ!!」

ミリアが加除する。 

ダダダダダダン!

バキン! バキン!!

キュルンキュルンキュルン!

2度目には慣れたもので戦車がその場で回転しだすと魔法障壁を張った。
そして、停止した戦車へ先ほどと同じように灼熱に染まった大剣で戦車を切断する。

「ミリア! 次だ! 解除してくれ!」

俺の声でミリアが魔法障壁を解除をする。


ダダダダダダン! ダダダダダン!!

バキン! バキン!!

キュルンキュルンキュルン!

戦車がその場で回転する。

「俺たち、いいコンビじゃん!!」

「そうじゃの~デカ乳がさぞ悔しがってることじゃろう~」

そしてミリアが魔法障壁を貼る!

「妾たちは良いコンビじゃの~」

とご満悦な顔をしているとき

ヒユィ~~~~~ン!

ドガン!!

魔法障壁に砲弾が命中した。
後続の戦車5両が俺とミリアに的を絞ったようだ。

「ウゴ!」

「マズイのじゃ、また飛んでくるのじゃ!」

ヒューーーン

ドガン!!

ピキピキピキ

魔法障壁にヒビが入った!

「危ないのじゃ! もうもたないのじゃ!!」


ヒューーーーン

ドッガーーーン!

「お主、スマン!! 妾の力不足じゃ!!」

魔法障壁はガラスのように崩れ落ちてしまった。

「碧さ~~~ん!」

エイジアさんが振り向き俺の名前を絶叫する!
そして、次の砲弾が目前に迫る。

俺は咄嗟に焼肉プレートと俺の間にミリアが完全に入るようにして後から覆いかぶさるように守り目を瞑った。


「魔法障壁!!」


聞きなれない男の声がした。

ドガーーン!

戦車の砲弾が俺たちに当たることはなかった。
恐る恐る目を開けてみると、辺りには砲弾の爆発した煙が立ちこめ、その煙も徐々に風に流される。

そこには右手をを突き出した黒い燕尾服を着たオールバックの男が立っていた。

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