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通勤ラッシュ
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厚手のコートを着ているしスカートもオシャレ度の低い膝丈にスパッツを組み合わせるという冬仕様でどこか安心していたのかもしれない。まさかコートの中に手を差し込まれるなんて事態は想像して無くて、不用意に近くにある男の人の手の感触にぞわりと鳥肌が立った。
(あっ…や、やだ…どうしたら……)
身体を捩ろうにも空間は固定されてしまい、前にいるおじさんは時々迷惑そうに肩を動かしてくるだけ。左右もちょうどぴったりと背中合わせで運悪く周りから死角になってる態だった。
右の腰骨をふわりと押さえつけられ、気がつくと誰かの左手は後ろから太ももに手を伸ばし始めていた。全体を大きく撫で回す手は生地の上からでも大きな掌だとわかり、男の人だと言うことを否が応でも実感させられた。
(で、でもこのままこれだけならあと少し耐えれば…なんとか…)
ガタタツ!!!
電車がカーブに差し掛かりまたも大きく車内が揺れた。その瞬間男の右手がスルッと服の上からブラカップを上からずらし、きゅうっと私の右の胸を摘んできたのだ。
「あっ……!」
(しまった!えっ…!まって今のは…)
突然の痛みにびっくりして小さな声が漏れ出てしまった…
(ど、どうしよう…今の聞かれた!?でも電車も揺れてたし…バレてないよね!?)
頭の中はすっかりパニックで最早助けてもらうより誰にもバレたくないという気持ちが優ってしまっていた。
周りに気配をめぐらしても誰も何かに気づいた様子はなく、その事にどこか残念な気持ちとホッと気持ちが混ざってることを無視して今はただ羞恥に耐えていた。
その間も男の手は先程強く摘んだ胸の頂をやさしくいたわるようにクルクルと小さく円を描いて触ってくる。先程の痛みが後を引いてるのか、服の上からでもわかるほど乳首が立ってしまっているのが自分でもわかっていて、恥ずかしく、ジンジンとした鈍い感覚にどうしたらいいのか戸惑っていた。
(あっ…や、やだ…どうしたら……)
身体を捩ろうにも空間は固定されてしまい、前にいるおじさんは時々迷惑そうに肩を動かしてくるだけ。左右もちょうどぴったりと背中合わせで運悪く周りから死角になってる態だった。
右の腰骨をふわりと押さえつけられ、気がつくと誰かの左手は後ろから太ももに手を伸ばし始めていた。全体を大きく撫で回す手は生地の上からでも大きな掌だとわかり、男の人だと言うことを否が応でも実感させられた。
(で、でもこのままこれだけならあと少し耐えれば…なんとか…)
ガタタツ!!!
電車がカーブに差し掛かりまたも大きく車内が揺れた。その瞬間男の右手がスルッと服の上からブラカップを上からずらし、きゅうっと私の右の胸を摘んできたのだ。
「あっ……!」
(しまった!えっ…!まって今のは…)
突然の痛みにびっくりして小さな声が漏れ出てしまった…
(ど、どうしよう…今の聞かれた!?でも電車も揺れてたし…バレてないよね!?)
頭の中はすっかりパニックで最早助けてもらうより誰にもバレたくないという気持ちが優ってしまっていた。
周りに気配をめぐらしても誰も何かに気づいた様子はなく、その事にどこか残念な気持ちとホッと気持ちが混ざってることを無視して今はただ羞恥に耐えていた。
その間も男の手は先程強く摘んだ胸の頂をやさしくいたわるようにクルクルと小さく円を描いて触ってくる。先程の痛みが後を引いてるのか、服の上からでもわかるほど乳首が立ってしまっているのが自分でもわかっていて、恥ずかしく、ジンジンとした鈍い感覚にどうしたらいいのか戸惑っていた。
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