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魔族と僕と捕虜
6.魔族の話(レベリア視点)
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※レベリア視点※
この世界の魔族は総じて人好き性癖がちょっとが8割、シャルのいた国は洗脳で狂った人5割のやべーシリアス?ができる世界です
特殊歩兵部隊だったと話し俯くシャルを見て私は怒りが湧いてきた
今回の戦を思い返す
シャルが着ていた軍服は普段の人国で中佐程度が着ていた筈だ、我が国と戦争し続けたい思惑の根底が見えず長期化する争いに戦闘を好まない民は嫌気がさしている
情報を得ようにも、普段は捕虜となるくらいならとすぐに自害する人族、会話も交渉も拒む理由が知りたかった。
そんな中で今回の戦場で出会ったのがシャル、普段はみられない謎の歩兵部隊を率いる中佐クラスの人物だと観察していた。
本当に中佐クラスの人物なのだろうか?無意味に走り出し魔族の近くで自爆する仲間を前に怯え、死を恐れた彼の表情があまりにも加護欲を唆る、作戦の意図はわからない死を恐れるならば話もきっと聞けるだろう。
何よりシャルを目にした瞬間私には彼を手に入れたなければ後悔するそんな気持ちもあった。そんな思惑もあり、魔王様は宰相自ら捕虜捕まえて拷問!?と呆けた顔をしていたが仕事を押し付け、私はこの城に捕虜として連れてきた。
私の前に私達の求めていた人国の有益な情報とまではいかない、しかし人国が置かれている状況が少しでもわかった事はありがたい
まさか国民に対しての洗脳と奴隷同等の術式での拘束か…シャルはやはりあの国にはいてはいけない、そう確信した
未だに俯くシャルの肩が震えている、用済みだと食われるとか思っているかもしれない、そんなことはしないのに…とりあえず抱きしめていいだろうか、いいよな?
「話してくれてありがとうございます、シャル辛かったですね」
そう言って俯くシャルを抱きしめた
紳士的な優しい声で安心させたい、忘れているかもしれないがお風呂で身体を清めてそのままベッドに入ったので二人とも裸だ、抱きしめると素肌のシャルの温もりを感じる
田舎育ちで農民と言っていた、きっと生活も苦しかったのだろう華奢な身体は私の腕にすっぽり収まる、知識が乏しく身長も同じくらいの人族としては小柄な気がする
私の胸に擦り寄るように甘えてくるシャルがとんでもなくかわいい。小さくすすり泣く声が聞こえる
あやすように頭をなで、ぎゅっと強く抱きしめると泣き腫らした目で私をみてくる
うっ、かわいい
紳士的が紳士的ではなくなってしまう静まれ静まれ
ただでさえ快楽拷問で泣かせた後なんだ嫌われたくない、魔族のことを早く説明しよう、人が思う魔族との違いに引かないで欲しい
「とても重要な情報ですよ、人族との無益な争いを避けられるかもしれない…おや?不思議そうな顔をしてますね
シャルが、思っている魔族と本来の私達はかなり違うんです、シャルは魔族のことをどれだけ知っていますか?」
シャルに問いかけると、やはりこちらで想像していたように魔族とは人を喰らい搾取し蹂躙する相容れない存在と返ってきた
少し悲しい、ちゃんと説明するから私を信じて欲しいそう思いながら抱きしめ耳元で魔族について話し始めた
魔族とは
現在は帝魔国全域に済む魔人魔女を含む魔獣以外の存在だ、知性と理性があり種族ごとに常識は違えど総じて死を伴う争いを好むものはいない。
人族は勘違いしているが人族の中で魔族と一括りにされている魔獣はこの地の魔力に当てられ突然変異したものが繁殖し村や町を襲う害獣、知性も無ければ自然の動植物と同じ存在だ
魔族が人に害を与えるか、否
吸血鬼や淫魔は生きるために極少量の血や生気を必要とするが人が特別美味なだけで動植物でも事足りる、人から得る場合は必ず合意の元が異種間の常識。
魔族は人を愛してしまう。我々魔族は自分達だけでは繁殖する確率が余りにも低い、元々長命であり魔力が各々高すぎるためなかなか子ができない、むしろ混ざり合った魔力で魔石を生んでしまう
繁殖しづらく長い目で見れば絶滅していくしかない種族、それが魔族
しかし人を伴侶にすれば魔力は魔族由来に交わり反発することなく子を成せる
だから人を狩るり無理やり娶るのか?それは人の勝手な思い違いだ、互いに惹かれ合い愛し合わなければ子は出来ない、誰でもいい訳ではなく波長の合う人者のみが可能、波長が合わないと子ができても魔力が馴染まずすぐに息絶える
はるか昔ゴブリンやオークが孕腹として人間の女を囲い強制的に孕ませ産ませていた酷い歴史もある、孕ませ生まされた子は一月もしないうちに死に絶え、孕腹の女達も長くは生きれなかったそんな時代もあったらしい、しかし繁殖し続けるためには人の協力は不可欠、長年法整備と相互理解を深めオーランシア国以外の人国とは友好的な外交と婚姻を結んでいる
「……これが現状の魔族です。帝魔国には伴侶として波長と気持ちの繋がった番と呼ばれる人族やその家族も移り住んでいてとても平和な国なんですよ」
「僕が知ってるのと全然違う…なら、なんで?僕の国は…」
「それがわからないんですよね…この戦争は30年前から停戦を繰り返しつつ今まで続いています、戦争のきっかけも我が国からでは無いのは事実…現魔王様が統治してから我が国から仕掛けることは決してありませんから」
「………そんな…」
戸惑うシャルを見ているのは辛い、恐らく人国から開戦された今の戦争は何故か人国では魔族からの開戦となっている、洗脳までして魔族を敵と思わせ命を投げ捨てにさせるような国にはシャルを返せない!返すわけにはいかない!
「シャル、あの国に帰りたいですか?帰らずに捕虜としてこの城に留まりますか?」
「帰り、たくない……です…でも…」
ああ、君はほんとにかわいい
自分の事だけ考えてここに残りたいとも言えるのに…最善の方法があるんですよ?シャルが頷けはシャルも大切な人も守ってあげれる
「シャルのお願いは故郷に残してきた家族や知人の心配ですか?」
素直に頷くシャル
肩が震え、素肌から感じるシャルの鼓動が速くなる。仕草全てがかわいい…優しいシャルを甘やかしてあげたい
「いい方法があるよ、シャルが選んでくれれば私もシャルの家族も知人も幸せになれる…」
「ど、どんな方法…?」
期待の眼差しで見上げてくるシャルのおでこにキスして、見つめ合う、さあ選んで?選べる幸せな一つしか選択肢はないけど…
「簡単な事だよ?私の伴侶になればいい」
逃さないと伝えるようにぎゅっとシャルを抱きしめた
この世界の魔族は総じて人好き性癖がちょっとが8割、シャルのいた国は洗脳で狂った人5割のやべーシリアス?ができる世界です
特殊歩兵部隊だったと話し俯くシャルを見て私は怒りが湧いてきた
今回の戦を思い返す
シャルが着ていた軍服は普段の人国で中佐程度が着ていた筈だ、我が国と戦争し続けたい思惑の根底が見えず長期化する争いに戦闘を好まない民は嫌気がさしている
情報を得ようにも、普段は捕虜となるくらいならとすぐに自害する人族、会話も交渉も拒む理由が知りたかった。
そんな中で今回の戦場で出会ったのがシャル、普段はみられない謎の歩兵部隊を率いる中佐クラスの人物だと観察していた。
本当に中佐クラスの人物なのだろうか?無意味に走り出し魔族の近くで自爆する仲間を前に怯え、死を恐れた彼の表情があまりにも加護欲を唆る、作戦の意図はわからない死を恐れるならば話もきっと聞けるだろう。
何よりシャルを目にした瞬間私には彼を手に入れたなければ後悔するそんな気持ちもあった。そんな思惑もあり、魔王様は宰相自ら捕虜捕まえて拷問!?と呆けた顔をしていたが仕事を押し付け、私はこの城に捕虜として連れてきた。
私の前に私達の求めていた人国の有益な情報とまではいかない、しかし人国が置かれている状況が少しでもわかった事はありがたい
まさか国民に対しての洗脳と奴隷同等の術式での拘束か…シャルはやはりあの国にはいてはいけない、そう確信した
未だに俯くシャルの肩が震えている、用済みだと食われるとか思っているかもしれない、そんなことはしないのに…とりあえず抱きしめていいだろうか、いいよな?
「話してくれてありがとうございます、シャル辛かったですね」
そう言って俯くシャルを抱きしめた
紳士的な優しい声で安心させたい、忘れているかもしれないがお風呂で身体を清めてそのままベッドに入ったので二人とも裸だ、抱きしめると素肌のシャルの温もりを感じる
田舎育ちで農民と言っていた、きっと生活も苦しかったのだろう華奢な身体は私の腕にすっぽり収まる、知識が乏しく身長も同じくらいの人族としては小柄な気がする
私の胸に擦り寄るように甘えてくるシャルがとんでもなくかわいい。小さくすすり泣く声が聞こえる
あやすように頭をなで、ぎゅっと強く抱きしめると泣き腫らした目で私をみてくる
うっ、かわいい
紳士的が紳士的ではなくなってしまう静まれ静まれ
ただでさえ快楽拷問で泣かせた後なんだ嫌われたくない、魔族のことを早く説明しよう、人が思う魔族との違いに引かないで欲しい
「とても重要な情報ですよ、人族との無益な争いを避けられるかもしれない…おや?不思議そうな顔をしてますね
シャルが、思っている魔族と本来の私達はかなり違うんです、シャルは魔族のことをどれだけ知っていますか?」
シャルに問いかけると、やはりこちらで想像していたように魔族とは人を喰らい搾取し蹂躙する相容れない存在と返ってきた
少し悲しい、ちゃんと説明するから私を信じて欲しいそう思いながら抱きしめ耳元で魔族について話し始めた
魔族とは
現在は帝魔国全域に済む魔人魔女を含む魔獣以外の存在だ、知性と理性があり種族ごとに常識は違えど総じて死を伴う争いを好むものはいない。
人族は勘違いしているが人族の中で魔族と一括りにされている魔獣はこの地の魔力に当てられ突然変異したものが繁殖し村や町を襲う害獣、知性も無ければ自然の動植物と同じ存在だ
魔族が人に害を与えるか、否
吸血鬼や淫魔は生きるために極少量の血や生気を必要とするが人が特別美味なだけで動植物でも事足りる、人から得る場合は必ず合意の元が異種間の常識。
魔族は人を愛してしまう。我々魔族は自分達だけでは繁殖する確率が余りにも低い、元々長命であり魔力が各々高すぎるためなかなか子ができない、むしろ混ざり合った魔力で魔石を生んでしまう
繁殖しづらく長い目で見れば絶滅していくしかない種族、それが魔族
しかし人を伴侶にすれば魔力は魔族由来に交わり反発することなく子を成せる
だから人を狩るり無理やり娶るのか?それは人の勝手な思い違いだ、互いに惹かれ合い愛し合わなければ子は出来ない、誰でもいい訳ではなく波長の合う人者のみが可能、波長が合わないと子ができても魔力が馴染まずすぐに息絶える
はるか昔ゴブリンやオークが孕腹として人間の女を囲い強制的に孕ませ産ませていた酷い歴史もある、孕ませ生まされた子は一月もしないうちに死に絶え、孕腹の女達も長くは生きれなかったそんな時代もあったらしい、しかし繁殖し続けるためには人の協力は不可欠、長年法整備と相互理解を深めオーランシア国以外の人国とは友好的な外交と婚姻を結んでいる
「……これが現状の魔族です。帝魔国には伴侶として波長と気持ちの繋がった番と呼ばれる人族やその家族も移り住んでいてとても平和な国なんですよ」
「僕が知ってるのと全然違う…なら、なんで?僕の国は…」
「それがわからないんですよね…この戦争は30年前から停戦を繰り返しつつ今まで続いています、戦争のきっかけも我が国からでは無いのは事実…現魔王様が統治してから我が国から仕掛けることは決してありませんから」
「………そんな…」
戸惑うシャルを見ているのは辛い、恐らく人国から開戦された今の戦争は何故か人国では魔族からの開戦となっている、洗脳までして魔族を敵と思わせ命を投げ捨てにさせるような国にはシャルを返せない!返すわけにはいかない!
「シャル、あの国に帰りたいですか?帰らずに捕虜としてこの城に留まりますか?」
「帰り、たくない……です…でも…」
ああ、君はほんとにかわいい
自分の事だけ考えてここに残りたいとも言えるのに…最善の方法があるんですよ?シャルが頷けはシャルも大切な人も守ってあげれる
「シャルのお願いは故郷に残してきた家族や知人の心配ですか?」
素直に頷くシャル
肩が震え、素肌から感じるシャルの鼓動が速くなる。仕草全てがかわいい…優しいシャルを甘やかしてあげたい
「いい方法があるよ、シャルが選んでくれれば私もシャルの家族も知人も幸せになれる…」
「ど、どんな方法…?」
期待の眼差しで見上げてくるシャルのおでこにキスして、見つめ合う、さあ選んで?選べる幸せな一つしか選択肢はないけど…
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