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橋田先生との会話と青木さんの成長
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「俺は邪魔じゃないですか?」
「いえ、そんなことありませんよ。浜田先生から佐藤くんが来る事を聞きましてそれでも私はここにいるのですから」
知っていて尚、ここに居るという事は俺に用が有るのだろうか?
それにしても浜田先生って他の先生と喋る事があるんだ。
「分かりました、では単刀直入に聞きます、俺に何か用ですか?」
「まあ、ない事はないですが、佐藤くん大丈夫ですか?」
この人はなかなか敏感なようだな、おそらくここ数日、俺が嫌がらせを受けている事を知っているのだろう。
「大丈夫ですよ。」
「良かった、何かあったら私でよかったら言ってね。私もこの容姿だからね、そういうことが良くあったんだよ。」
この人も強い人だ、いじめにも耐え、教師になっている。それは並大抵のことではない、いじめは肉体的より精神的なダメージが大きいと聞く、しかし橋田先生はそれに耐え、いじめがあった学校へ勤めている。
何か、目的があるかも知れないがやはり学校へ教師として勤めるのはすごいと思う。
「で、今日は何をされたの?」
浜田先生、毎日俺は何かされるのですかね?
「机の方に落書きをもちろん担任が来る前にきっちり消しましたよ。」
俺は何事もなかったかのように話すと。
「それでどうするの?」
「まあ、最後にはやられた分しっかり請求しますよ。」
「それはどういう意味?」
「靴とかを買わされたわけですから、その分の請求をしっかりとさせて貰いますよ。」
何故か2人はほっとしている。俺が学校を潰すとでも思ったのか、俺は感情に流される事はあまり無い。
そう言った衝動的に壊す事はしないと思う。そして、学校潰すとか俺が警察に追われることになってしまう。
「佐藤くん、私のことどう思いますか?」
「それは、どういう意味ですか?」
「佐藤くんから見た私についてです。」
「もし、橋田先生が担任、林先生と比較されて嫌気が差しているまた、橋田先生が自分自身の容姿を気にしているのなら、それは先生として必要なような要素なのか今一度自らに問うべきだと思いますよ。まあ、こんな若造に言われてもよく分からないと思いますが。」
「橋田先生、私はここに居ますので、生徒がどう思っているか、分かりませんが生徒の評判なんてものはくだらない。あとは佐藤くんに任せますよ。」
浜田先生俺に何を任せるというんだ。はぁ、こういうの俺は慣れていなんだけどな。
「これはここだけの話にして下さいよ。俺、橋田先生のこと好きなんですよね。」
「えつ!?」
「先生としてですよ。そして俺は担任のことを人として信頼できない。三者面談のとき自分には今親族がいなくて、祖父母の知り合いでバイト先の社長に来てもらったんですよ。その時のあの担任の嫌悪感丸出しと言ったら俺はそこで担任を俺から関わることをやめ信じることをやめました。俺は来てもらった人に謝ることしか出来なかった。いや、謝るってもその人は俺の事ではなく担任のことに怒っていました。この学校に出資するのをやめようかと思っているとさえ考えてると」
他にも担任を嫌う要因はあるが、大きな要因はこれだ。
「しかし、橋田先生はおそらく違うでしょう?誰にでも隔てなく接することが出来る。そんな人でしょう?いや、誰かに贔屓する事はしないでしょう。それに容姿?俺はあいつより橋田先生の方が魅力的だと思うますがね。」
「あ、ありがとう。」
と少しなんとも言えな時間が続いた。この静寂を浜田先生が崩してくれた。
「佐藤くん、その社長さんってどこの方なの?」
「新涯グループですよ。祖父と親友だったそうで何かと助けてもらってるんですよ。第二に祖父的な感じですかね。」
「し、新涯グループの社長って最近ここの学校に一番寄付している会社じゃない。」
そうなんだ、それは知らなかったな。あの人がこの学校に寄付していたなんて、でももう終わりだろう。
「話は変わりましたが、橋田先生そんなに気にすること無いですよ。容姿とかで人の本質を決める人間というのはそれまでですから。まあ、その人間がこの学校には大多数ですけど。」
「ありがとう佐藤くん。元気が出たわ。」
俺達は三人でお弁当を食べた。
三人ともお弁当を持ってきていた。先生両名も弁当を作っていたから少し驚いたと共に美味しそうだった。まあ、セバスの弁当も負けてないけどな。
この後適当に授業を受け、部活のない俺はすぐに帰宅した。
家に帰ってから数十分後青木さんも来た。
久々に見た気がするなぁ、もしかして今のことであえて距離を取ってくれてるのかな?気にしなくて良いのに。少しくらいは罪悪感があるかもしれないな。後で言っておくか、
「青木さん久しぶり。俺のこと気にしなくていいから。悪いのはあいつらだし。」
「いや、でも私が話しかけたことで、」
「まあ、そう思っても仕方ないかでも俺は全く気にしてないから、それだけは覚えておいてくれ。」
「分かった。」
その後セバスも来て、青木さんの成長具合を聞いた。結構頑張っているようでものすごいスピードで成長しているそうだ。
「じゃあ、土曜日青木さんが五階層のユニークボスを倒したらギルドの方に登録しに行こう。それでいい?」
「ユニークボスとは?」
「ごめん、知らなかったね。ユニークボスは稀に出る強いボスなんだ。それで五階層はアサシンゴブリンといって速い、気配も消せる相手だ。青木さんはスピードが持ち味だからこれくらいは倒して欲しいかな。セバスどう?」
実際俺が戦ってみてそう思っている。このくらい倒して欲しいと。いや、せめて逃げるくらいの速さが欲しい。
「微妙なところですが、出来ないこともないかと思います。」
「じゃあそういうことで、今日も頑張ってくれ。途中で俺と会うかもしれないが無視してくれ。」
「いえ、そんなことありませんよ。浜田先生から佐藤くんが来る事を聞きましてそれでも私はここにいるのですから」
知っていて尚、ここに居るという事は俺に用が有るのだろうか?
それにしても浜田先生って他の先生と喋る事があるんだ。
「分かりました、では単刀直入に聞きます、俺に何か用ですか?」
「まあ、ない事はないですが、佐藤くん大丈夫ですか?」
この人はなかなか敏感なようだな、おそらくここ数日、俺が嫌がらせを受けている事を知っているのだろう。
「大丈夫ですよ。」
「良かった、何かあったら私でよかったら言ってね。私もこの容姿だからね、そういうことが良くあったんだよ。」
この人も強い人だ、いじめにも耐え、教師になっている。それは並大抵のことではない、いじめは肉体的より精神的なダメージが大きいと聞く、しかし橋田先生はそれに耐え、いじめがあった学校へ勤めている。
何か、目的があるかも知れないがやはり学校へ教師として勤めるのはすごいと思う。
「で、今日は何をされたの?」
浜田先生、毎日俺は何かされるのですかね?
「机の方に落書きをもちろん担任が来る前にきっちり消しましたよ。」
俺は何事もなかったかのように話すと。
「それでどうするの?」
「まあ、最後にはやられた分しっかり請求しますよ。」
「それはどういう意味?」
「靴とかを買わされたわけですから、その分の請求をしっかりとさせて貰いますよ。」
何故か2人はほっとしている。俺が学校を潰すとでも思ったのか、俺は感情に流される事はあまり無い。
そう言った衝動的に壊す事はしないと思う。そして、学校潰すとか俺が警察に追われることになってしまう。
「佐藤くん、私のことどう思いますか?」
「それは、どういう意味ですか?」
「佐藤くんから見た私についてです。」
「もし、橋田先生が担任、林先生と比較されて嫌気が差しているまた、橋田先生が自分自身の容姿を気にしているのなら、それは先生として必要なような要素なのか今一度自らに問うべきだと思いますよ。まあ、こんな若造に言われてもよく分からないと思いますが。」
「橋田先生、私はここに居ますので、生徒がどう思っているか、分かりませんが生徒の評判なんてものはくだらない。あとは佐藤くんに任せますよ。」
浜田先生俺に何を任せるというんだ。はぁ、こういうの俺は慣れていなんだけどな。
「これはここだけの話にして下さいよ。俺、橋田先生のこと好きなんですよね。」
「えつ!?」
「先生としてですよ。そして俺は担任のことを人として信頼できない。三者面談のとき自分には今親族がいなくて、祖父母の知り合いでバイト先の社長に来てもらったんですよ。その時のあの担任の嫌悪感丸出しと言ったら俺はそこで担任を俺から関わることをやめ信じることをやめました。俺は来てもらった人に謝ることしか出来なかった。いや、謝るってもその人は俺の事ではなく担任のことに怒っていました。この学校に出資するのをやめようかと思っているとさえ考えてると」
他にも担任を嫌う要因はあるが、大きな要因はこれだ。
「しかし、橋田先生はおそらく違うでしょう?誰にでも隔てなく接することが出来る。そんな人でしょう?いや、誰かに贔屓する事はしないでしょう。それに容姿?俺はあいつより橋田先生の方が魅力的だと思うますがね。」
「あ、ありがとう。」
と少しなんとも言えな時間が続いた。この静寂を浜田先生が崩してくれた。
「佐藤くん、その社長さんってどこの方なの?」
「新涯グループですよ。祖父と親友だったそうで何かと助けてもらってるんですよ。第二に祖父的な感じですかね。」
「し、新涯グループの社長って最近ここの学校に一番寄付している会社じゃない。」
そうなんだ、それは知らなかったな。あの人がこの学校に寄付していたなんて、でももう終わりだろう。
「話は変わりましたが、橋田先生そんなに気にすること無いですよ。容姿とかで人の本質を決める人間というのはそれまでですから。まあ、その人間がこの学校には大多数ですけど。」
「ありがとう佐藤くん。元気が出たわ。」
俺達は三人でお弁当を食べた。
三人ともお弁当を持ってきていた。先生両名も弁当を作っていたから少し驚いたと共に美味しそうだった。まあ、セバスの弁当も負けてないけどな。
この後適当に授業を受け、部活のない俺はすぐに帰宅した。
家に帰ってから数十分後青木さんも来た。
久々に見た気がするなぁ、もしかして今のことであえて距離を取ってくれてるのかな?気にしなくて良いのに。少しくらいは罪悪感があるかもしれないな。後で言っておくか、
「青木さん久しぶり。俺のこと気にしなくていいから。悪いのはあいつらだし。」
「いや、でも私が話しかけたことで、」
「まあ、そう思っても仕方ないかでも俺は全く気にしてないから、それだけは覚えておいてくれ。」
「分かった。」
その後セバスも来て、青木さんの成長具合を聞いた。結構頑張っているようでものすごいスピードで成長しているそうだ。
「じゃあ、土曜日青木さんが五階層のユニークボスを倒したらギルドの方に登録しに行こう。それでいい?」
「ユニークボスとは?」
「ごめん、知らなかったね。ユニークボスは稀に出る強いボスなんだ。それで五階層はアサシンゴブリンといって速い、気配も消せる相手だ。青木さんはスピードが持ち味だからこれくらいは倒して欲しいかな。セバスどう?」
実際俺が戦ってみてそう思っている。このくらい倒して欲しいと。いや、せめて逃げるくらいの速さが欲しい。
「微妙なところですが、出来ないこともないかと思います。」
「じゃあそういうことで、今日も頑張ってくれ。途中で俺と会うかもしれないが無視してくれ。」
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