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番外編 瑠可/楓
番外編 kaede-9
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無事に想いが通じた。
そんな余韻はすぐ消えた。
「か、楓兄!」
「なんだよ、つか、名前戻ってる」
「そんなことより、め、面接っっ!」
気づくの遅過ぎ。
腕の中にいる瑠可の温もりに、あの時の選択は間違ってないと確信している。
現に、後悔は一切感じていない。
「あー、ま、いっか」
「良くない!」
笑う俺とは対照的に瑠可は焦った顔をした後、シュンとした。
「入りたいって言ってた会社じゃない。それをボクのせいでダメにして、なんで笑ってるの……ご、ごめんなさい…」
怒った後に謝る姿に頬が緩む。
「瑠可のせいじゃない。俺のために来たんだ」
瑠可のせいじゃない。
これは俺の意思だ。
瑠可が俺以外の誰かのものになって欲しくないと願ったから来たんだ。
……って、意外に乙女だな。
「楓…」
「惚れたやつ守れない奴が仕事なんてできるわけない。だから、これが正解」
そう、これが俺の正解。
俺は瑠可に出会って、瑠可を知って、やりたいことを見つけた。
だから、傍に瑠可が居なければ意味がない。
「ほれっ…」
「ほーら、これ以上泣いたらまたブサイクな顔になるぞ」
真っ赤になって涙ぐむ瑠可を揶揄うと、ちょっと怒った顔で俺に抱きついた。
それが嬉しくて、その日ずっと顔が緩みっぱなしだった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
第一志望の面接を蹴った俺は、就活のやり直しで、また慌ただしい日々を送った。
希望する職種の会社はどれも募集を締め切っていたため、それでも働きたいなら職種を変えないといけない。
更に、今から受けることができる会社も少なく、かなり厳しい状況だった。
だが、しかし…。
NANA-tsukiへの未練タラタラな俺は、来年再チャレンジするか、他の会社に就職かでズルズル迷っていて進捗はイマイチだ。
NANA-tsukiを来年再チャレンジするにしても、今回の件で書類で弾かれる可能性もある。
後悔はないが、試練だ。
そういえば、不採用通知来てない。
まあ、面接受けてないしな。
そんなことを考えながら、今日も資料室に引き篭もった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
恋人となった瑠可は就活で忙しい俺と会えなくても文句を言わない。
最終面接蹴ったことは、瑠可に引け目を負わせてしまったようだ。
だから、息抜きも兼ねて1日休みを作って、今日はのんびり瑠可と映画を観に行くことにした。
……が。
当日、瑠可と合流後、スマホに着信が入った。
呼び出し画面にウゲッと声が出そうになる。
瑠可に断りを入れて電話に出ると、「13時に家に来い」と強制呼び出しを食らった。
その命令は絶対なため、仕方なく、瑠可に謝罪し、寮まで送るとその足で呼び出し主の元に急いだ。
____________________
公開予約するのを忘れてました(ー ー;)
【番外編 Luka-16】の冒頭で、瑠可の頬の腫れについて「楓にずっと笑われた」と言っていましたが、実はニヤけていただけでした。
というオチです(笑)
そんな余韻はすぐ消えた。
「か、楓兄!」
「なんだよ、つか、名前戻ってる」
「そんなことより、め、面接っっ!」
気づくの遅過ぎ。
腕の中にいる瑠可の温もりに、あの時の選択は間違ってないと確信している。
現に、後悔は一切感じていない。
「あー、ま、いっか」
「良くない!」
笑う俺とは対照的に瑠可は焦った顔をした後、シュンとした。
「入りたいって言ってた会社じゃない。それをボクのせいでダメにして、なんで笑ってるの……ご、ごめんなさい…」
怒った後に謝る姿に頬が緩む。
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瑠可のせいじゃない。
これは俺の意思だ。
瑠可が俺以外の誰かのものになって欲しくないと願ったから来たんだ。
……って、意外に乙女だな。
「楓…」
「惚れたやつ守れない奴が仕事なんてできるわけない。だから、これが正解」
そう、これが俺の正解。
俺は瑠可に出会って、瑠可を知って、やりたいことを見つけた。
だから、傍に瑠可が居なければ意味がない。
「ほれっ…」
「ほーら、これ以上泣いたらまたブサイクな顔になるぞ」
真っ赤になって涙ぐむ瑠可を揶揄うと、ちょっと怒った顔で俺に抱きついた。
それが嬉しくて、その日ずっと顔が緩みっぱなしだった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
第一志望の面接を蹴った俺は、就活のやり直しで、また慌ただしい日々を送った。
希望する職種の会社はどれも募集を締め切っていたため、それでも働きたいなら職種を変えないといけない。
更に、今から受けることができる会社も少なく、かなり厳しい状況だった。
だが、しかし…。
NANA-tsukiへの未練タラタラな俺は、来年再チャレンジするか、他の会社に就職かでズルズル迷っていて進捗はイマイチだ。
NANA-tsukiを来年再チャレンジするにしても、今回の件で書類で弾かれる可能性もある。
後悔はないが、試練だ。
そういえば、不採用通知来てない。
まあ、面接受けてないしな。
そんなことを考えながら、今日も資料室に引き篭もった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
恋人となった瑠可は就活で忙しい俺と会えなくても文句を言わない。
最終面接蹴ったことは、瑠可に引け目を負わせてしまったようだ。
だから、息抜きも兼ねて1日休みを作って、今日はのんびり瑠可と映画を観に行くことにした。
……が。
当日、瑠可と合流後、スマホに着信が入った。
呼び出し画面にウゲッと声が出そうになる。
瑠可に断りを入れて電話に出ると、「13時に家に来い」と強制呼び出しを食らった。
その命令は絶対なため、仕方なく、瑠可に謝罪し、寮まで送るとその足で呼び出し主の元に急いだ。
____________________
公開予約するのを忘れてました(ー ー;)
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