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「あああああーーーー!!!」

激しく突かれ何度もイった後、僕は限界を迎え、ベッドに倒れ込んだ。

「水と食べ物を貰ってこよう。」

ジュークの声が聞こえて頷くと、僕は深く眠ってしまった。






ドサッ


倒れた僕の背中に、何か重いものが降ってきた。

ここは室内のベッドの上だ。
普通なら何も降っては来ない。
だから夢だと思った。

「あらぁ、イイ男。」

姉よりも年上の女の声がした。
香水がきつくて、鼻が曲がりそうだ。

今日の夢はやたらと五感に訴えて来るなぁと、その時の僕は考えていた。

「事後みたいだけど…摘み食いしたって構わないわよね。」

姉よりも低い、悪役の魔女のような声がすると、僕の体は返され、仰向けになった。

「あらぁ、随分愛されたのねぇ。」

女は、僕の体に残るジュークの残した痕に触れる。
際どいところに触れ、

「あんっ」
声を発せば、体はジュークを思い出して疼き始める。

徐々に勃ち上がったモノを口に含まれる。

口内というのは、こんなに個人差があるモノなのかという程、ジュークとの違いに吐き気がした。

「ジュー…」

「ジューク……」

まだ力は入りにくいけれど、助けを呼んだ。
僕は、力を振り絞って叫んだ。

「ジューク!!!」

「あら。アタシの言葉がわからないのかしら。さっきから同じ言葉ばかりね。」

女は、僕の、太く固く、男らしくなったモノを口から出すと、それを掴んで僕に跨った。

この女と繋がるのは絶対にイヤだ。
僕は力の限り叫んだ。

「ジュークぅーー!!」
「シューーーーーー!!!」

そこへ、ジュークが走り込んできた。

すぐに僕の上に居た女を突き飛ばし、僕を抱きしめてくれた。

それから、何やら右手に力を込めるとそれを女に向ける。

次の瞬間、女は姿を消す。
間近に初めて見た魔法に驚いたところで、ジュークに抱き込まれる。

「シュー、1人にしてごめん。君を守ると誓ったのに。」
「でも、来てくれた。僕、呼んだんだよ。」
「そうだ。聞こえた。シューの声が。私を呼ぶのが。」

ジュークはそうして僕に唇を近付ける。
僕は嬉しくて、それに応えた。

心が告げる。コレだと。

すぐにジュークの舌が挿入され、受け入れた僕の口内で僕の舌と絡まる。

舌の付け根をチロチロと刺激されると、僕の腰は簡単に跳ねた。

僕はそのまま抱えられて運ばれた。

扉を開けて、次の瞬間に感じた頬への熱で、そこが風呂場だとわかった。

「シュー、あの女の香水の香りがついてる。洗っていい?」

僕は頷き、ジュークに体を支えられながら全身が泡だらけになる程に洗われた。

お湯でそれを手早く流すと、今日は浴槽の中へ入った。

ジュークを背凭れ代わりに寄りかかるようにして座れば、襲われる恐怖で体が冷えていたようで、体の芯から温まった。

温まってくると、今度は体が疼いてしまう。

湯気と共に香るジュークの体臭も心地好く、無性にキスをしたくなった僕は、湯の中でくるりと振り返り、僕からジュークの唇を奪った。

初めて入るジュークの口内は、少しひんやりしている。

おずおずと入り込み…でもその舌を吸われてしまえば、僕のスイッチは入ってしまった。


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