今更気付いてももう遅い。

ユウキ

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宰相の提案

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騎士に拘束されて連れられ、屋敷へ戻されたオフィーリアは、自室に籠った。
 屋敷からの只ならぬ一報を受け、なりふり構わず飛んで帰った宰相は、事のあらましを娘から聞き、信じられない思いで呆然とした。


『お父様、私、もう無理です……冤罪が晴れたとしても、解消は必然。私に自由は有りますでしょうか?婚姻も近く、王家の全てを学んでしまった私を……自由に生かしてはくれないでしょう?どうあっても家に、お父様に被害が及びます。それくらいなら、私……死を選びますわ』

『ならんっっっっ!!妻の忘れ形見のお前を、死なせるものか!!』
『ですが……』

『それ以外の道はないのか……?オフィーリア、我が愛しい娘よ。これ以上大事なものを失いたくないのだ』
『お父様っ、この様な選択しかできずに……申し訳、ございません』


 宰相は娘を掻き抱き、娘の前であろうが構わずに涙を流した。オフィーリアはたった2人の肉親である父に強く抱かれ、絶望の淵からやっと救い出された心地がした。

 一晩話し合ったが、オフィーリアの選択は変わらなかった。

 何としても娘を失いたくなかった宰相は、偽装を提案したのだ。




『─はどうにか探す。だから死んだ事にしよう』
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