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SOUZOUドロップ
被験生活 8日目
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珍しく夢を見た。
いつも寝る前に見ているAVの女優が目の前にいる。
そしてこちらの向かってを手を伸ばす。
その手を自然と掴むとその女優が自分に吸い込まれていく。
そして、身体中が光に包まれた。。。
そこで目が覚めた。
カーテンから朝日が差し込んでいるように感じる。
ここのところ快適な目覚めだったのだが、今日はまるで真逆だ。
全身が筋肉痛のように痛い。
そして、ひどい風邪を引いたときのように
首のリンパがパンパンに晴れている。
加えて、関節という関節がとくかく痛い。
なんとか起き上がろうとしてみたがしばらく動けないほどだった。
なんとか起き上がったのだが、なんか視界がぼんやりしている。
手で顔を触ってみると、顔がパンパンに腫れている。
必死の思いで洗面所にたどりつくとまぶたがぼってりと腫れ上がり、
顔も一回り大きく鳴っているような
ひどい顔の自分だった。
それでもここまでの被験生活の慣れもあり、
まず自分が把握した現象はすべてメモをした。
そして、さすがに体調不良になるだろうと考えて、
キットにあった緊急ダイヤルに電話をした。
電話は担当病院が用意した特別ダイヤルのようだった。
絞り出すように状態を伝えたところ、
想定された症状なので数日ゆっくりと休むように言われた。
なんとも釈然としないが、
そういう契約でもあるのでさっさと諦めることにした。
一旦、あまり開かない口をあけて歯を磨いた。
その作業すら必死のことだった。
次に顔をざっと水で洗った。
なんとも腫れ上がっているが痛いわけではないのが不思議なものだ。
あまり起きていられる自信がまるでなかったので、
冷蔵庫にあったリンゴとバナナを食べると、
さっさとベッドに横になった。
しかし、横になっても関節の痛みと全身のじんわりとした
筋肉痛は眠ることも許してくれない。
加えて首まわりも腫れていてあまり無理な体勢も取れない。
しょうがないので、リクライニングチェアに場所をかえて
少しでも楽な体勢を探した。
なんとか一息つける体勢がみつかったので、少し目をつむった。
気がつくと少し寝ていたようだ。
寝ていたというか気を失いかけていたというほうが正確か。
あっという間にお昼になったところで、
少しお腹は空いた感覚を覚えたので、
オレンジジュースとサラダを食べた。
サラダですら食べるのに1時間かかる現状はとにかく耐えるしかない。
こうして午後も少しでも楽な体勢を見つけては
1時間ほど寝るということを繰り返した。
起きてはトイレに行って、
また寝るというような時間の過ごし方だった。
そうして、すぐに夕方になった。
ほとんど動いていないのにかなりお腹が空いた。
体調も考えて、おかゆをなんとか作って食べた。
それなりに食べることができて満足できた。
しかし、時間がたつごとに身体全体がむくんできているのか
パジャマがきついと感じるようになってきた。
とにかく今日は早く休みたいと考えて、シャワーを浴びることにした。
服を全部脱ぐと見事に身体全体がぼってりと腫れ上がっている。
むくんでいるというより腫れ上がっているというのが正確だ。
顔も朝よりさらに腫れてる。
まぶたはかろうじて視界が確保できているレベルだ。
とはいえ、汗を流したかったので必死の思いでシャワーを浴びた。
最低限の作業をしてさっさと終わらせた。
髪の毛を乾かすことすら辛かったが、
濡れたままでは寝られないのでそこも頑張って乾かした。
シャワーを浴びて少し気分がすっきりしたのもあり、
リクライニングチェアに座ってすこしばかり
ゆったりとテレビを見てみた。
もしかすると今日一番楽な時間帯かもしれない。
そうこうしていると1時間が経過した。
昨夜のこともあり、若干ドロップを舐めるのを躊躇する自分がいたが、
やると決めた以上止まるわけにはいかないと自分に言い聞かせて、
ドロップを用意し、いつものようにAVを見られるようにセットした。
必死にベッドに横になり、ドロップを口に含んだ。
すっと溶けていく感覚はやはり不思議だが、
液体になったそれをゴクリと飲み干した。
そして、AVを再生した。
昨夜の夢のこともあり、見始めた途端から
女優が自分自身であるかのように錯覚が強くなっていく。
しかし、今日はなぜかそれが心地良いことのように感じていた。
10分が経とうというころになると、
今日はあの強烈な眠気が襲ってきた。
今日はこのまま寝れそうだ。。。
そう安堵して、AVを止めて眠りに落ちた。
こうして8日目が終了した。
被験者らしい反応が見事にでた一日だったが、
これから物事が急激に変化していくことは
やはり後になって振り返ると気がつくことであった。
いつも寝る前に見ているAVの女優が目の前にいる。
そしてこちらの向かってを手を伸ばす。
その手を自然と掴むとその女優が自分に吸い込まれていく。
そして、身体中が光に包まれた。。。
そこで目が覚めた。
カーテンから朝日が差し込んでいるように感じる。
ここのところ快適な目覚めだったのだが、今日はまるで真逆だ。
全身が筋肉痛のように痛い。
そして、ひどい風邪を引いたときのように
首のリンパがパンパンに晴れている。
加えて、関節という関節がとくかく痛い。
なんとか起き上がろうとしてみたがしばらく動けないほどだった。
なんとか起き上がったのだが、なんか視界がぼんやりしている。
手で顔を触ってみると、顔がパンパンに腫れている。
必死の思いで洗面所にたどりつくとまぶたがぼってりと腫れ上がり、
顔も一回り大きく鳴っているような
ひどい顔の自分だった。
それでもここまでの被験生活の慣れもあり、
まず自分が把握した現象はすべてメモをした。
そして、さすがに体調不良になるだろうと考えて、
キットにあった緊急ダイヤルに電話をした。
電話は担当病院が用意した特別ダイヤルのようだった。
絞り出すように状態を伝えたところ、
想定された症状なので数日ゆっくりと休むように言われた。
なんとも釈然としないが、
そういう契約でもあるのでさっさと諦めることにした。
一旦、あまり開かない口をあけて歯を磨いた。
その作業すら必死のことだった。
次に顔をざっと水で洗った。
なんとも腫れ上がっているが痛いわけではないのが不思議なものだ。
あまり起きていられる自信がまるでなかったので、
冷蔵庫にあったリンゴとバナナを食べると、
さっさとベッドに横になった。
しかし、横になっても関節の痛みと全身のじんわりとした
筋肉痛は眠ることも許してくれない。
加えて首まわりも腫れていてあまり無理な体勢も取れない。
しょうがないので、リクライニングチェアに場所をかえて
少しでも楽な体勢を探した。
なんとか一息つける体勢がみつかったので、少し目をつむった。
気がつくと少し寝ていたようだ。
寝ていたというか気を失いかけていたというほうが正確か。
あっという間にお昼になったところで、
少しお腹は空いた感覚を覚えたので、
オレンジジュースとサラダを食べた。
サラダですら食べるのに1時間かかる現状はとにかく耐えるしかない。
こうして午後も少しでも楽な体勢を見つけては
1時間ほど寝るということを繰り返した。
起きてはトイレに行って、
また寝るというような時間の過ごし方だった。
そうして、すぐに夕方になった。
ほとんど動いていないのにかなりお腹が空いた。
体調も考えて、おかゆをなんとか作って食べた。
それなりに食べることができて満足できた。
しかし、時間がたつごとに身体全体がむくんできているのか
パジャマがきついと感じるようになってきた。
とにかく今日は早く休みたいと考えて、シャワーを浴びることにした。
服を全部脱ぐと見事に身体全体がぼってりと腫れ上がっている。
むくんでいるというより腫れ上がっているというのが正確だ。
顔も朝よりさらに腫れてる。
まぶたはかろうじて視界が確保できているレベルだ。
とはいえ、汗を流したかったので必死の思いでシャワーを浴びた。
最低限の作業をしてさっさと終わらせた。
髪の毛を乾かすことすら辛かったが、
濡れたままでは寝られないのでそこも頑張って乾かした。
シャワーを浴びて少し気分がすっきりしたのもあり、
リクライニングチェアに座ってすこしばかり
ゆったりとテレビを見てみた。
もしかすると今日一番楽な時間帯かもしれない。
そうこうしていると1時間が経過した。
昨夜のこともあり、若干ドロップを舐めるのを躊躇する自分がいたが、
やると決めた以上止まるわけにはいかないと自分に言い聞かせて、
ドロップを用意し、いつものようにAVを見られるようにセットした。
必死にベッドに横になり、ドロップを口に含んだ。
すっと溶けていく感覚はやはり不思議だが、
液体になったそれをゴクリと飲み干した。
そして、AVを再生した。
昨夜の夢のこともあり、見始めた途端から
女優が自分自身であるかのように錯覚が強くなっていく。
しかし、今日はなぜかそれが心地良いことのように感じていた。
10分が経とうというころになると、
今日はあの強烈な眠気が襲ってきた。
今日はこのまま寝れそうだ。。。
そう安堵して、AVを止めて眠りに落ちた。
こうして8日目が終了した。
被験者らしい反応が見事にでた一日だったが、
これから物事が急激に変化していくことは
やはり後になって振り返ると気がつくことであった。
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