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再会編(ヒューSIDE)
クエスト③ ※
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「美味しかった。悪いな。出させちゃって……」
「ううん。俺が誘ったんだし。それよりもメルトは俺と一緒にいる時に他の人の事、思い出してた?」
この感情は嫉妬だ。俺と出会ってない間にメルトと過ごした相手に嫉妬している。
メルトがぎくりと体を震わせた。ビンゴだ。
ああ、やめようと思うのに止まらない。俺のいなかった時間だ。メルトにはメルトの交友関係があって……。
『違う。メルトは……』
「お酒の失敗って、何?」
メルトの視線が泳いだ。
「いや、俺はよく飲み過ぎて潰れてたなって……フィメルの友人騎士にずいぶん助けられたなあ、って……」
嘘ではないけど本音でもない。誤魔化されたって気がする。
いや単に面白くないだけだ。
『騎士団の先輩で、飲み会の席で凄く酔っ払ってて、俺も酔ってて、経験ないなら一回位は経験したほうがいいと言われてしたんだが、その時キスはなかった気がしたな』
そうメルトは言っていたから、その【先輩】のことを思い浮かべたんだろうって事が面白くないだけだ。
「そういえば酷く酔って経験したとか言ってた。それも酒の上での失敗?」
メルトの視線が俺に戻らない。自分でもちょっと自覚があるんだろうか。
「あー……まあ、それは、まあ、そういうことになるんだろうか? だとしても、自分が頷いたことだし。苦い経験だったってことで。それ以来はメイルの前ではあまり飲んではいないし、誘いもなかったから……」
苦い経験と思っているんだ。そうか。その【先輩】が好きだったからとかじゃ……ない?
思わず抱く手に力が入った。
お酒は禁止だ。飲んだ時のメルトは強烈に色っぽいからな!
「よし、メルトは俺といる時以外禁酒。いい?」
メルトがえって顔をしている。俺も言われる方だったら思うけど、これは譲れない。
「絶対だめ。メルトが俺以外と食事とかするのはフィメルと血縁限定。いい?」
こくこくとメルトが頷く。
よかった。
「う、うん。そ、そうだ、明日早いから、もう……」
メルトが全部言う前にシャワールームへ転移した。
もう、ハディーがとか言い訳しない。今までも自分の思う通り生きてきたんだ。できることを見せないで、メルトに信用してもらおうなんて思う方がおかしい。
俺のすべてを見てもらって、ちゃんと俺に惚れてもらう。
俺の知らないメルトの29年。
それも知りたい。何を思って、どういう風に生きてきたか。
その【先輩】より、俺とする方が気持ちいいんだって思ってもらわなきゃ。
メルトに関することには自重しない。そう決めた。
「シャワー浴びて寝よう、ね? メルト?」
にこっと笑ってメルトの服を脱がしていく。特に抵抗はされていないのでほっとする。
こういうところ、メルトはガードが緩いんだよな。凄く心配。
それとも、俺には心を許してくれているんだろうか?
「俺、嫉妬深いんだからできれば俺の事だけ俺の前では考えてほしい……」
「あ……」
メルトの目が丸く見開かれる。
「ヒューその……悪かった。お試し期間と言っても、こ、恋人、なんだよな。うん。ヒューの事だけ、考える」
俺のことだけ? なんて嬉しい。でもまだ、本当の恋人になる宣言はしてもらえないんだな。
「ヒュー……あの……」
何か、メルトは言おうとしているので、それを待つ間、俺も裸になってシャワーの下にメルトを引っ張ってきた。
シャワーを出してお互いにお湯がかかるようにする。
メルトの肌をお湯が流れていく様は煽情的で、俺の中心に熱が集まっていくのを感じた。
「うん? メルト……」
先を促すように声をかけた。いったんシャワーを止める。
「そ、その、なんで、一瞬でここに?」
手にシャンプーを取ってメルトの髪をかき乱す。シャンプーは自前の柑橘系の香りのものだ。メルトの匂いと混じってすごくいい香りだ。
メルトは全然抵抗しないんだけど、いいのか? 俺は図に乗るタイプだぞ。
「ああ、転移魔法。俺は時空間魔法が使えるんだ」
メルトが首を傾げた。あんまり魔法のことは詳しくないのかもしれない。騎士だったっていうしな。
「ん? 俺しか使えないみたいだけどね。実は普通でない方法はこの転移魔法」
メルトの顔が納得したような顔になる。
「俺っていろいろ非常識らしいから、メルトと常識のすり合わせをしないとな。前みたいにメルトに怒られちゃうから」
メルトの髪も、俺の髪も洗い終わって、シャワーで流した。メルトの視線が俺の顔や髪に向かっているのがわかった。
やっと俺を見てくれた。
ボディーシャンプーをスポンジに垂らして泡立てて、メルトの首から胸、腹を洗う。
メルトはくすぐったそうに身を捩ってスポンジから逃れようとする。
俺は抱きしめてその態勢のままメルトの背を洗った。
「ヒュー……その、凄く恥ずかしいんだが……」
「大丈夫、任せて」
少し緊張しているのか体に力が入ってるのがわかる。力を抜いてほしいけど、無理かな?
抱きしめたまま、メルトの腕や、自分も洗う。
メルトの体温が上がった気がする。俺の勃ち上がっている象徴が、メルトの股間に当たっているからかもしれない。なぜなら、メルトの象徴は熱を帯びているからだ。
「ヒュー背中を洗うなら俺が背中を洗うが……」
俺はにこりと笑顔で応えて、しゃがんだ。
メルトの可愛い象徴を避けて下半身を洗っていく。徐々に熱を帯びて勃ち上がっていく様を見るのは楽しい。
俺に感じてくれてるってことがわかるから。
「ヒュー、俺……」
戸惑い気味のメルトの声に、俺は立ち上がってさっと自分の下半身を洗ってしまうと、メルトにスポンジを押し付けた。
それをメルトは素直に受け取り、俺に抱きしめられて赤くなった。
「俺の背中、洗って?」
お強請りするとメルトは諦めたのか、俺の背中を洗い出した。
抱きしめたまま腰を押し付けて軽く揺すると、俺の肌を押し返すようにメルトの象徴が、存在感を増した。
メルトはビクリと震えて肩越しに俺の背中を見ながら早く洗ってしまおうかというように手を動かした。胸に感じるメルトの肌や、突起の感触が気持ちいい。
「こ、これで、良いのか?」
メルトがスポンジを差し出す。それを受け取って体を離してシャワーをお互いに浴びせた。ここのシャワーは固定式だから、浴びるにはお湯の下に行かないといけない。
上からかかるお湯のせいで、辺りは湯気で視界が煙る。
メルトがほうっと息を吐いた。シャワーに気持ちよさそうにメルトの目が細くなる。
「お風呂、入りたかった。この一ヶ月ずっと」
メルトの言葉にハッとする。そうだ。メルトは浄化魔法も使えないし、泊っていた宿はせいぜいお湯を頼むくらいしかできない。
テントでお風呂に慣らしてしまったことに罪悪感を感じた。それに、戻ってくるのに一ヶ月かかっている。待たせすぎだ。シャワーを止めてぎゅっと抱きしめた。
「待たせてほんとにごめんね? 薬ももうないんだよね?」
メルトがこくりと頷く。あとで飲んでもらおう。残りの薬はメルトのマジックポーチに突っ込もう。
「薬はすぐ作るよ? 明日からはテント使うからお風呂も入ろう?」
まだひと月分はあるけれど、余裕があるうちに作ったほうがいい。
「うん。……あの、ヒュー……当たってる……」
メルトが真っ赤な顔で訴えた。
「ううん。俺が誘ったんだし。それよりもメルトは俺と一緒にいる時に他の人の事、思い出してた?」
この感情は嫉妬だ。俺と出会ってない間にメルトと過ごした相手に嫉妬している。
メルトがぎくりと体を震わせた。ビンゴだ。
ああ、やめようと思うのに止まらない。俺のいなかった時間だ。メルトにはメルトの交友関係があって……。
『違う。メルトは……』
「お酒の失敗って、何?」
メルトの視線が泳いだ。
「いや、俺はよく飲み過ぎて潰れてたなって……フィメルの友人騎士にずいぶん助けられたなあ、って……」
嘘ではないけど本音でもない。誤魔化されたって気がする。
いや単に面白くないだけだ。
『騎士団の先輩で、飲み会の席で凄く酔っ払ってて、俺も酔ってて、経験ないなら一回位は経験したほうがいいと言われてしたんだが、その時キスはなかった気がしたな』
そうメルトは言っていたから、その【先輩】のことを思い浮かべたんだろうって事が面白くないだけだ。
「そういえば酷く酔って経験したとか言ってた。それも酒の上での失敗?」
メルトの視線が俺に戻らない。自分でもちょっと自覚があるんだろうか。
「あー……まあ、それは、まあ、そういうことになるんだろうか? だとしても、自分が頷いたことだし。苦い経験だったってことで。それ以来はメイルの前ではあまり飲んではいないし、誘いもなかったから……」
苦い経験と思っているんだ。そうか。その【先輩】が好きだったからとかじゃ……ない?
思わず抱く手に力が入った。
お酒は禁止だ。飲んだ時のメルトは強烈に色っぽいからな!
「よし、メルトは俺といる時以外禁酒。いい?」
メルトがえって顔をしている。俺も言われる方だったら思うけど、これは譲れない。
「絶対だめ。メルトが俺以外と食事とかするのはフィメルと血縁限定。いい?」
こくこくとメルトが頷く。
よかった。
「う、うん。そ、そうだ、明日早いから、もう……」
メルトが全部言う前にシャワールームへ転移した。
もう、ハディーがとか言い訳しない。今までも自分の思う通り生きてきたんだ。できることを見せないで、メルトに信用してもらおうなんて思う方がおかしい。
俺のすべてを見てもらって、ちゃんと俺に惚れてもらう。
俺の知らないメルトの29年。
それも知りたい。何を思って、どういう風に生きてきたか。
その【先輩】より、俺とする方が気持ちいいんだって思ってもらわなきゃ。
メルトに関することには自重しない。そう決めた。
「シャワー浴びて寝よう、ね? メルト?」
にこっと笑ってメルトの服を脱がしていく。特に抵抗はされていないのでほっとする。
こういうところ、メルトはガードが緩いんだよな。凄く心配。
それとも、俺には心を許してくれているんだろうか?
「俺、嫉妬深いんだからできれば俺の事だけ俺の前では考えてほしい……」
「あ……」
メルトの目が丸く見開かれる。
「ヒューその……悪かった。お試し期間と言っても、こ、恋人、なんだよな。うん。ヒューの事だけ、考える」
俺のことだけ? なんて嬉しい。でもまだ、本当の恋人になる宣言はしてもらえないんだな。
「ヒュー……あの……」
何か、メルトは言おうとしているので、それを待つ間、俺も裸になってシャワーの下にメルトを引っ張ってきた。
シャワーを出してお互いにお湯がかかるようにする。
メルトの肌をお湯が流れていく様は煽情的で、俺の中心に熱が集まっていくのを感じた。
「うん? メルト……」
先を促すように声をかけた。いったんシャワーを止める。
「そ、その、なんで、一瞬でここに?」
手にシャンプーを取ってメルトの髪をかき乱す。シャンプーは自前の柑橘系の香りのものだ。メルトの匂いと混じってすごくいい香りだ。
メルトは全然抵抗しないんだけど、いいのか? 俺は図に乗るタイプだぞ。
「ああ、転移魔法。俺は時空間魔法が使えるんだ」
メルトが首を傾げた。あんまり魔法のことは詳しくないのかもしれない。騎士だったっていうしな。
「ん? 俺しか使えないみたいだけどね。実は普通でない方法はこの転移魔法」
メルトの顔が納得したような顔になる。
「俺っていろいろ非常識らしいから、メルトと常識のすり合わせをしないとな。前みたいにメルトに怒られちゃうから」
メルトの髪も、俺の髪も洗い終わって、シャワーで流した。メルトの視線が俺の顔や髪に向かっているのがわかった。
やっと俺を見てくれた。
ボディーシャンプーをスポンジに垂らして泡立てて、メルトの首から胸、腹を洗う。
メルトはくすぐったそうに身を捩ってスポンジから逃れようとする。
俺は抱きしめてその態勢のままメルトの背を洗った。
「ヒュー……その、凄く恥ずかしいんだが……」
「大丈夫、任せて」
少し緊張しているのか体に力が入ってるのがわかる。力を抜いてほしいけど、無理かな?
抱きしめたまま、メルトの腕や、自分も洗う。
メルトの体温が上がった気がする。俺の勃ち上がっている象徴が、メルトの股間に当たっているからかもしれない。なぜなら、メルトの象徴は熱を帯びているからだ。
「ヒュー背中を洗うなら俺が背中を洗うが……」
俺はにこりと笑顔で応えて、しゃがんだ。
メルトの可愛い象徴を避けて下半身を洗っていく。徐々に熱を帯びて勃ち上がっていく様を見るのは楽しい。
俺に感じてくれてるってことがわかるから。
「ヒュー、俺……」
戸惑い気味のメルトの声に、俺は立ち上がってさっと自分の下半身を洗ってしまうと、メルトにスポンジを押し付けた。
それをメルトは素直に受け取り、俺に抱きしめられて赤くなった。
「俺の背中、洗って?」
お強請りするとメルトは諦めたのか、俺の背中を洗い出した。
抱きしめたまま腰を押し付けて軽く揺すると、俺の肌を押し返すようにメルトの象徴が、存在感を増した。
メルトはビクリと震えて肩越しに俺の背中を見ながら早く洗ってしまおうかというように手を動かした。胸に感じるメルトの肌や、突起の感触が気持ちいい。
「こ、これで、良いのか?」
メルトがスポンジを差し出す。それを受け取って体を離してシャワーをお互いに浴びせた。ここのシャワーは固定式だから、浴びるにはお湯の下に行かないといけない。
上からかかるお湯のせいで、辺りは湯気で視界が煙る。
メルトがほうっと息を吐いた。シャワーに気持ちよさそうにメルトの目が細くなる。
「お風呂、入りたかった。この一ヶ月ずっと」
メルトの言葉にハッとする。そうだ。メルトは浄化魔法も使えないし、泊っていた宿はせいぜいお湯を頼むくらいしかできない。
テントでお風呂に慣らしてしまったことに罪悪感を感じた。それに、戻ってくるのに一ヶ月かかっている。待たせすぎだ。シャワーを止めてぎゅっと抱きしめた。
「待たせてほんとにごめんね? 薬ももうないんだよね?」
メルトがこくりと頷く。あとで飲んでもらおう。残りの薬はメルトのマジックポーチに突っ込もう。
「薬はすぐ作るよ? 明日からはテント使うからお風呂も入ろう?」
まだひと月分はあるけれど、余裕があるうちに作ったほうがいい。
「うん。……あの、ヒュー……当たってる……」
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