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レバンゼラ0084
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今日はギルドにて、アイテム鑑定の仕事。本当は、ガドゼラン魔使具店に注文した品物を取りに行き、その場で調整を受けたかったのだが、鑑定の仕事は実入りが良いので無視はできない。
ギルドにはダンジョンなどから回収されたアイテムが月に一度集められ、大規模な鑑定作業が行われる。もちろん個人的に鑑定屋へ持ち込んでも良いのだが、悪質な鑑定兼買取り業者が少なからず存在し、価値の高いものをガラクタ同然の値段で引き取る輩も多い。
そこでギルドが正当な鑑定をして、冒険者にその価値を伝えるのである。またギルドと取引のある道具屋を紹介するというシステムまで付いている事が多い。
ギルドに所属していない者の依頼品も有料で鑑定するし、所属している者は一定の品数以内であれば無料で鑑定を受けられる。また一定数を越えた場合でも、通常の三割という金額で鑑定が受けられるため評判が良い。
これはある意味、ギルドが冒険者を繋ぎ止めるための方策でもある。最近は一つの都市に複数のギルドがある事も多く、所属冒険者の獲得競争が激しくなっているのだ。そんな状況においてギルドが鑑定を偽れば、そのギルドは信用を失い、所属する冒険者は激減するだろう。これは誰が考えてもわかる事なので、その分、ギルドの鑑定は非常に信頼性が高いとされている。
ここでもボクは重宝されており、賛辞の言葉をもらう事が多いのだが、これとて古文書の解析と同じく”ズル”の側面が大きい。鑑定の肝は知識と経験である。この両者がうまく噛みあって初めて正確な鑑定が出来るのだ。知識、経験、どちらかに偏っていれば必ず手痛い失敗をする事になる。
しかしボクは只でさえ長命の種族の上に、”あの部屋”を利用する事によって通常では考えられないほど長生きをしている。知識と経験が豊富なのは当たり前だ。
皆が黙々と鑑定を済ませていく中、ボクはある一つのアイテムに目が釘付けになった。値打ちとしては大したものではないのだが、このマジカルロッドには見覚えがある。確かに以前、とはいっても数十年前になるが、ボクがある人物に譲ったものだ。柄にはサインの刻みがあり、それは間違いなくボクが彫り込んだものなのである。
かつて封じ込めた魔力はとうの昔に消失しているものの、その名残がかすかに残っているのが分かる。懐かしいなぁ。このロッドの持ち主はもう生きてはいまいが、こうしてボクのところへ舞い込んできた。本当に只の偶然であろう。とても感慨深いものがある。一瞬、この品をボクが引き取ろうかとも考えたが、すぐに思いなおした。
ボクの使命にセンチメンタリズムは必要ない、むしろ邪魔であるとさえ言えるだろう。ただ、そうしている内にいつしか人間性を失ってしまい、オリジンと同じような思想に取りつかれてしまうかも知れない事が恐ろしい。
そう思いながら、ボクは思い出の品を”鑑定済み”の箱へと投げ込んだ。
一日の鑑定仕事を終えて感じたのは、明らかに以前に比べて魔使具の類が多くなってきた事だ。冒険者が落としたものを魔物が拾ったり、場合によっては冒険者を殺して奪ったものであろう。それだけ魔使具が世の中に普及してきた証拠だと思う。
実はこの事について、ボクには一つの考えがあった。これはオリジンの計画の表れではないかとの疑問だ。
魔使具、昔は魔道具と呼ばれていたアイテムだが、本来は魔法使い以外の冒険者、ましてや一般人が扱うものではなかった。しかしある時、革新的な発明によってその立ち位置が覆される事になる。
それまでの魔道具は、正に魔法の専門家でなくては扱えないものであった。というのも魔道具に封印する術式が非常に複雑な上に、使用に関しても魔力を持っている事が必須だったからである。
だがそれを覆したのが「レバンゼラ0084」という術式だ。それまでの複雑な術式を体系化し、ある程度以上の知識があれば魔道具に封印できた。またそれにもまして画期的だったのが”物理スイッチによる起動”を可能にした事である。
それまでは起動に魔力を使っていたので、魔道具は魔法使いにしか扱えない代物であった。しかしスイッチ起動を実現する事により、魔力がない者でも魔道具が扱えるようになったのである。
魔力のない者でも”使える”という大きな変貌を遂げた事により、その後、魔道具は”魔使具”と呼ばれるようになった。そして爆発的に普及していく事となる。
オリジンは常々、魔法使いの特権意識を非常に嫌っていた。魔法を使えるというだけで世の中で破格の待遇を受け、魔法を使えない者を侮蔑する者も少なくない。彼はそんな状況を大変憂いていた。
魔使具の登場は、オリジンが望んだ世界に一歩近づいた事になるのではないか。事実、魔使具の登場以来、魔法使いの特別待遇は少しずつ減衰している。
ただ大いなる普及は、良い事だけをもたらしたわけではなかった。一般人が魔力の封じられた道具を使える事により、違法な魔使具も出回って、それが犯罪に使われる事態が多発している。
また戦争の道具にも使われるようになった。昔は戦争に魔法の力を用いる時は、それこそ魔法使いが前線に立って戦っていたものだ。しかし魔使具の登場により、一般兵士でも魔法による攻撃が可能になった。これは戦争の激化につながり、庶民がより苦しむ結果につながったのは間違いない。
もしこの事がオリジンの行動が招いた結果であるならば、ボクたち三兄弟の使命は今のところ失敗している事になる。それを確認するにはオリジンに会い、直接問うてみるしかないのだが、現在に至るまで成功していない。
一人の力では世の中を動かせないというけれど、オリジンは一人で世界を変貌させている可能性がないとは言い切れないのである。そんな彼を、ボクら三人が止める事が出来るのだろうか。
鑑定後に行われる報告会を済ませた後、いつもであれば数人の鑑定仲間と酒を酌み交わすのが常であったが、今日は体調不良を理由に断り早々に家路についた。
久しぶりに星がきれいな夜だった。
ギルドにはダンジョンなどから回収されたアイテムが月に一度集められ、大規模な鑑定作業が行われる。もちろん個人的に鑑定屋へ持ち込んでも良いのだが、悪質な鑑定兼買取り業者が少なからず存在し、価値の高いものをガラクタ同然の値段で引き取る輩も多い。
そこでギルドが正当な鑑定をして、冒険者にその価値を伝えるのである。またギルドと取引のある道具屋を紹介するというシステムまで付いている事が多い。
ギルドに所属していない者の依頼品も有料で鑑定するし、所属している者は一定の品数以内であれば無料で鑑定を受けられる。また一定数を越えた場合でも、通常の三割という金額で鑑定が受けられるため評判が良い。
これはある意味、ギルドが冒険者を繋ぎ止めるための方策でもある。最近は一つの都市に複数のギルドがある事も多く、所属冒険者の獲得競争が激しくなっているのだ。そんな状況においてギルドが鑑定を偽れば、そのギルドは信用を失い、所属する冒険者は激減するだろう。これは誰が考えてもわかる事なので、その分、ギルドの鑑定は非常に信頼性が高いとされている。
ここでもボクは重宝されており、賛辞の言葉をもらう事が多いのだが、これとて古文書の解析と同じく”ズル”の側面が大きい。鑑定の肝は知識と経験である。この両者がうまく噛みあって初めて正確な鑑定が出来るのだ。知識、経験、どちらかに偏っていれば必ず手痛い失敗をする事になる。
しかしボクは只でさえ長命の種族の上に、”あの部屋”を利用する事によって通常では考えられないほど長生きをしている。知識と経験が豊富なのは当たり前だ。
皆が黙々と鑑定を済ませていく中、ボクはある一つのアイテムに目が釘付けになった。値打ちとしては大したものではないのだが、このマジカルロッドには見覚えがある。確かに以前、とはいっても数十年前になるが、ボクがある人物に譲ったものだ。柄にはサインの刻みがあり、それは間違いなくボクが彫り込んだものなのである。
かつて封じ込めた魔力はとうの昔に消失しているものの、その名残がかすかに残っているのが分かる。懐かしいなぁ。このロッドの持ち主はもう生きてはいまいが、こうしてボクのところへ舞い込んできた。本当に只の偶然であろう。とても感慨深いものがある。一瞬、この品をボクが引き取ろうかとも考えたが、すぐに思いなおした。
ボクの使命にセンチメンタリズムは必要ない、むしろ邪魔であるとさえ言えるだろう。ただ、そうしている内にいつしか人間性を失ってしまい、オリジンと同じような思想に取りつかれてしまうかも知れない事が恐ろしい。
そう思いながら、ボクは思い出の品を”鑑定済み”の箱へと投げ込んだ。
一日の鑑定仕事を終えて感じたのは、明らかに以前に比べて魔使具の類が多くなってきた事だ。冒険者が落としたものを魔物が拾ったり、場合によっては冒険者を殺して奪ったものであろう。それだけ魔使具が世の中に普及してきた証拠だと思う。
実はこの事について、ボクには一つの考えがあった。これはオリジンの計画の表れではないかとの疑問だ。
魔使具、昔は魔道具と呼ばれていたアイテムだが、本来は魔法使い以外の冒険者、ましてや一般人が扱うものではなかった。しかしある時、革新的な発明によってその立ち位置が覆される事になる。
それまでの魔道具は、正に魔法の専門家でなくては扱えないものであった。というのも魔道具に封印する術式が非常に複雑な上に、使用に関しても魔力を持っている事が必須だったからである。
だがそれを覆したのが「レバンゼラ0084」という術式だ。それまでの複雑な術式を体系化し、ある程度以上の知識があれば魔道具に封印できた。またそれにもまして画期的だったのが”物理スイッチによる起動”を可能にした事である。
それまでは起動に魔力を使っていたので、魔道具は魔法使いにしか扱えない代物であった。しかしスイッチ起動を実現する事により、魔力がない者でも魔道具が扱えるようになったのである。
魔力のない者でも”使える”という大きな変貌を遂げた事により、その後、魔道具は”魔使具”と呼ばれるようになった。そして爆発的に普及していく事となる。
オリジンは常々、魔法使いの特権意識を非常に嫌っていた。魔法を使えるというだけで世の中で破格の待遇を受け、魔法を使えない者を侮蔑する者も少なくない。彼はそんな状況を大変憂いていた。
魔使具の登場は、オリジンが望んだ世界に一歩近づいた事になるのではないか。事実、魔使具の登場以来、魔法使いの特別待遇は少しずつ減衰している。
ただ大いなる普及は、良い事だけをもたらしたわけではなかった。一般人が魔力の封じられた道具を使える事により、違法な魔使具も出回って、それが犯罪に使われる事態が多発している。
また戦争の道具にも使われるようになった。昔は戦争に魔法の力を用いる時は、それこそ魔法使いが前線に立って戦っていたものだ。しかし魔使具の登場により、一般兵士でも魔法による攻撃が可能になった。これは戦争の激化につながり、庶民がより苦しむ結果につながったのは間違いない。
もしこの事がオリジンの行動が招いた結果であるならば、ボクたち三兄弟の使命は今のところ失敗している事になる。それを確認するにはオリジンに会い、直接問うてみるしかないのだが、現在に至るまで成功していない。
一人の力では世の中を動かせないというけれど、オリジンは一人で世界を変貌させている可能性がないとは言い切れないのである。そんな彼を、ボクら三人が止める事が出来るのだろうか。
鑑定後に行われる報告会を済ませた後、いつもであれば数人の鑑定仲間と酒を酌み交わすのが常であったが、今日は体調不良を理由に断り早々に家路についた。
久しぶりに星がきれいな夜だった。
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