[R18]拝啓、天国の兄貴へ 未亡人となったアナタの嫁と付き合うことになりました

みやほたる

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第一章:未亡人義姉と恋人になるまで

未亡人兄嫁と過ごす夜更け

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 夢のように甘美な初体験が過ぎ去ったあと。博嗣を包むのは疲労と幸福、達成感だった。

 (凄いや。僕、ホントに百花さんとセックスしたんだ。童貞食べてもらえたんだ……)

 これが現実であることを確かめるように、百花の柔らかな背中を撫でる。適度に脂乗りした素肌はそれだけでもう心地いい手触りだ。

 「セックスってこんなにいいものなんだ」
 「私も、ここまで乱れたのは初めてです」

 ゆっくり顔を上げた百花が、羞じらいながら微笑む。大人の色香と少女の可愛さ、どちらも感じさせる魅力的な笑みにくらくらする。
 この女を自分が喘がせ、イカせたのだと思うと、ムクムク自尊心が膨らんでくる。

 「ありがとう、百花さん。最高の初体験だった。こんなに素敵なこと、きっともうこれから起こらないってくらい、気持ちよかった」

 博嗣は心の底からそう思って言ったのだが、指でそっと口を塞がれてしまう。

 「もうないだなんて、そんな寂しいこと言わないでください……それに、博嗣くんは他に言うことがあるんじゃないですか?」
 「へっ?……な、なにかあったかな?」
 「はい。私の先ほどの、その……告白への返事、ちゃんといただいてもいいですか?」

 そう言って、百花はポッと顔を赤らめた。激しい性運動のなかで聞こえた言葉は幻聴ではなかったらしい。当然、断る理由などない。

 「も、もちろん!僕もずっと百花さんのことが好きだった!だから、付き合って!」

 目の前の愛くるしい女性を強く抱きしめながら叫ぶと、百花はくすりと笑みを浮かべた。

 「こちらこそ、よろしくお願いします。これからは博嗣くんの恋人として、なんでもしてあげますからね。逆に私も、色々なことおねだりしますから、覚悟していてください」

 男を骨抜きにするセリフを言い、百花は再び博嗣の唇を塞ぐためにキスをする。
 恋人同士のキスは、指先まで蕩けるほど甘い味がするのだった。
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