38 / 52
2人の想い(1)
しおりを挟む
「助けてくださって、ありがとうございます」
「それは、こちらのセリフだ。ヤーナックを守ってくれたんだろう。北側から来たので、事情はおおよそ聞いている」
とはいえ、彼らがヤーナックに来るのは、予定よりも早いとミリアは知っている。だからこそ、まったく彼らのことを思い出さずにギスタークに対処したのだし。
「いつもより、早くヤーナックにいらしたのですね」
「ああ。サーレック辺境伯……父上から、ヤーナックに送る人員の確保が出来たと伝えられたので、急ぎでまず5人連れて来たんだ。よかった。本当に……もしそれがなければもうしばらく悠長にしていただろうし、来ていなければ……」
きっと、ミリアは助けられなかった。だが、冗談でもそれを言葉にしたくないのか、それ以上彼は口にしない。
「君は、本当に無茶をして……」
ヴィルマーは、前に座る彼女の腰をぎゅっと後ろから強く抱きかかえ、彼女の肩に頭をがくんとつけた。ミリアは、背と腰に彼がぴったりとくっついていることに少し緊張をしつつ、鼓動が高鳴るのを必死に抑えようと「鎮まれ……」と念じる。
しばらく、2人は互いに無言だった。こんな風に彼に抱かれていることが、なんだか嬉しいなんて。そう思いながら、体を彼にゆだねるミリア。やがて、ヴィルマーは顔をあげずに、呻くように言葉を発した。
「無事で本当によかった……君が1人でギスタークの死骸を持って出たと聞いた時、心臓が鷲掴みにされたようだった……」
ミリアは首筋に当たるヴィルマーの髪をくすぐったいと思ったが、それへ、軽く自分の頭も傾げてそっとくっつけた。すると、彼はわずかにぴくりと反応をしたが、そのままの状態になり、互いの頭をつけて数秒。
(ああ、なんだか、この時間がとても)
愛しいとミリアが思った時だった。ヴィルマーが、彼女に呟く。
「俺は、今回ヤーナックに言ったら、君に言おうと思っていたことがあるんだ」
「何でしょうか」
ようやく、ミリアの肩からヴィルマーは頭をあげた。そっとそちらを伺い見れば、彼は静かに彼女を見ている。
彼の体にもたれながら、体の向きを少しだけ変えて、彼を見上げるミリア。彼女からの視線を受けて、ヴィルマーは一度目を伏せた。それから「ああ」と小さく呟いてから、再び彼女の瞳を見ながら言う。
「俺は、君が好きだ」
周囲は、わあわあとギスターク狩りで声をあげている。そして、近くにはすでにミリアに倒されたギスタークが何匹も倒れていた。そんな状態での告白。ミリアが答えずにヴィルマーを見上げていると、彼は眉根を潜めながら言葉を続ける。
「君は……俺が、勘違いをしているかもしれないが……俺を好きなんじゃ……ないか?」
ミリアは一瞬目を大きく見開いた。それから、数秒の後「ふふ」と笑って、自分の腰を強く抱く彼の手の甲に触れる。一瞬だけ、彼の手がぴくりと動いたが、そのまま動きを止めた。
「わたしは、好きではない男性にこんなことは許しませんよ」
好きだと口にすることが怖い。逃げているのはわかっている。だが、これこそ彼への甘えではないか。ミリアは首をわずかに傾げて彼を見上げた。
「そうか……そうか」
そう言って、ヴィルマーは彼女の腰に回した腕に力を更に入れる。わあわあと人々の声が遠くで聞こえる最中。ミリアはそれを「嬉しい」と思いながら、胸の奥にじんわりと広がる何かを感じ取っていた。
だが、それを邪魔するように、ずきん、と左足が強く痛み出す。
「ヴィルマーさん。左足が痛むので、このままヤーナックに一緒に乗せてもらっても良いですか?」
「ああ、勿論だ」
「わたしは、本当は甘えるのが得意ではないんですけど」
でも。それでも、あなたに甘えてしまうのだ。その言葉は出さずに、ミリアは苦笑いを見せる。すると、ヴィルマーは「はは」と小さく笑った。
「そんな女に甘えられたら、男ってのは馬鹿だから舞い上がっちまう」
「舞い上がってください。是非」
ヴィルマーは顔をあげ、彼女の腰を抱いていた腕を優しくほどくと、自分の腕に触れていた彼女の手を握りしめた。ミリアが驚いて、更に体をひねって後ろを振り向くと、彼はその彼女の手を自分の口元に導いた。
「好きだ」
大きな手にいざなわれたミリアの手の甲に、彼は口づけを落とした。それから、そっとその手を離す。ああ、本当に彼は自分を好きだと言ってくれているのだ……すると、彼女は体を後ろにぐいと伸ばして彼を見上げた。
「お、おい、あぶな……」
ほんの一瞬。軽く、ヴィルマーの下唇を掠めるようなキス。彼女の顔が離れると、ヴィルマーはいささか目を大きく見開き、驚きの表情になっていた。
「……なるほど、君は情熱的な人だったんだな。知らなかった」
「わたしも知りませんでした」
そう言って、ミリアは頬を染めて俯く。ヴィルマーはそんな彼女の顔を横から覗こうとしたが、嫌がられる。「はは」と声を出して笑ってから、再び彼女の腰を強く抱いた。ミリアの背に当たる彼の胸板のたくましさと熱。それを、彼女は俯きながらじんわりと味わい、また、彼に口づけられた自分の片手を、もう片方の手で握る。
「なあ、もう一度……」
そうヴィルマーが耳元で囁いた時、遠くで声が聞こえた。
「ヴィルマー! こっちはあらかた片付いたぞ!」
「おい、ヴィルマー!」
傭兵たちの声だ。ヴィルマーは「うう」と呻いて顔をあげる。
「うるせぇな! クラウスはどうした! クラウスに聞け!」
彼の腕の中にいるミリアは尋ねた。
「そういえば、傭兵団の方々は、全員がサーレック辺境伯の私兵か何かなのですか?」
「いや、違う。俺とクラウス以外は、みな普通に傭兵だ。おかげで、俺の言葉遣いもよろしくなくなったってわけだ」
そう言ってヴィルマーはミリアを片手で抱き締めながら馬を動かした。見れば、ヤーナックの町の方から、ギスタークの死骸を片付けるために警備隊が向かっている。それへヴィルマーは手をあげ、ミリアも共に手をあげて出迎えた。こうして、ギスタークに関する騒動は終えることとなった。
「それは、こちらのセリフだ。ヤーナックを守ってくれたんだろう。北側から来たので、事情はおおよそ聞いている」
とはいえ、彼らがヤーナックに来るのは、予定よりも早いとミリアは知っている。だからこそ、まったく彼らのことを思い出さずにギスタークに対処したのだし。
「いつもより、早くヤーナックにいらしたのですね」
「ああ。サーレック辺境伯……父上から、ヤーナックに送る人員の確保が出来たと伝えられたので、急ぎでまず5人連れて来たんだ。よかった。本当に……もしそれがなければもうしばらく悠長にしていただろうし、来ていなければ……」
きっと、ミリアは助けられなかった。だが、冗談でもそれを言葉にしたくないのか、それ以上彼は口にしない。
「君は、本当に無茶をして……」
ヴィルマーは、前に座る彼女の腰をぎゅっと後ろから強く抱きかかえ、彼女の肩に頭をがくんとつけた。ミリアは、背と腰に彼がぴったりとくっついていることに少し緊張をしつつ、鼓動が高鳴るのを必死に抑えようと「鎮まれ……」と念じる。
しばらく、2人は互いに無言だった。こんな風に彼に抱かれていることが、なんだか嬉しいなんて。そう思いながら、体を彼にゆだねるミリア。やがて、ヴィルマーは顔をあげずに、呻くように言葉を発した。
「無事で本当によかった……君が1人でギスタークの死骸を持って出たと聞いた時、心臓が鷲掴みにされたようだった……」
ミリアは首筋に当たるヴィルマーの髪をくすぐったいと思ったが、それへ、軽く自分の頭も傾げてそっとくっつけた。すると、彼はわずかにぴくりと反応をしたが、そのままの状態になり、互いの頭をつけて数秒。
(ああ、なんだか、この時間がとても)
愛しいとミリアが思った時だった。ヴィルマーが、彼女に呟く。
「俺は、今回ヤーナックに言ったら、君に言おうと思っていたことがあるんだ」
「何でしょうか」
ようやく、ミリアの肩からヴィルマーは頭をあげた。そっとそちらを伺い見れば、彼は静かに彼女を見ている。
彼の体にもたれながら、体の向きを少しだけ変えて、彼を見上げるミリア。彼女からの視線を受けて、ヴィルマーは一度目を伏せた。それから「ああ」と小さく呟いてから、再び彼女の瞳を見ながら言う。
「俺は、君が好きだ」
周囲は、わあわあとギスターク狩りで声をあげている。そして、近くにはすでにミリアに倒されたギスタークが何匹も倒れていた。そんな状態での告白。ミリアが答えずにヴィルマーを見上げていると、彼は眉根を潜めながら言葉を続ける。
「君は……俺が、勘違いをしているかもしれないが……俺を好きなんじゃ……ないか?」
ミリアは一瞬目を大きく見開いた。それから、数秒の後「ふふ」と笑って、自分の腰を強く抱く彼の手の甲に触れる。一瞬だけ、彼の手がぴくりと動いたが、そのまま動きを止めた。
「わたしは、好きではない男性にこんなことは許しませんよ」
好きだと口にすることが怖い。逃げているのはわかっている。だが、これこそ彼への甘えではないか。ミリアは首をわずかに傾げて彼を見上げた。
「そうか……そうか」
そう言って、ヴィルマーは彼女の腰に回した腕に力を更に入れる。わあわあと人々の声が遠くで聞こえる最中。ミリアはそれを「嬉しい」と思いながら、胸の奥にじんわりと広がる何かを感じ取っていた。
だが、それを邪魔するように、ずきん、と左足が強く痛み出す。
「ヴィルマーさん。左足が痛むので、このままヤーナックに一緒に乗せてもらっても良いですか?」
「ああ、勿論だ」
「わたしは、本当は甘えるのが得意ではないんですけど」
でも。それでも、あなたに甘えてしまうのだ。その言葉は出さずに、ミリアは苦笑いを見せる。すると、ヴィルマーは「はは」と小さく笑った。
「そんな女に甘えられたら、男ってのは馬鹿だから舞い上がっちまう」
「舞い上がってください。是非」
ヴィルマーは顔をあげ、彼女の腰を抱いていた腕を優しくほどくと、自分の腕に触れていた彼女の手を握りしめた。ミリアが驚いて、更に体をひねって後ろを振り向くと、彼はその彼女の手を自分の口元に導いた。
「好きだ」
大きな手にいざなわれたミリアの手の甲に、彼は口づけを落とした。それから、そっとその手を離す。ああ、本当に彼は自分を好きだと言ってくれているのだ……すると、彼女は体を後ろにぐいと伸ばして彼を見上げた。
「お、おい、あぶな……」
ほんの一瞬。軽く、ヴィルマーの下唇を掠めるようなキス。彼女の顔が離れると、ヴィルマーはいささか目を大きく見開き、驚きの表情になっていた。
「……なるほど、君は情熱的な人だったんだな。知らなかった」
「わたしも知りませんでした」
そう言って、ミリアは頬を染めて俯く。ヴィルマーはそんな彼女の顔を横から覗こうとしたが、嫌がられる。「はは」と声を出して笑ってから、再び彼女の腰を強く抱いた。ミリアの背に当たる彼の胸板のたくましさと熱。それを、彼女は俯きながらじんわりと味わい、また、彼に口づけられた自分の片手を、もう片方の手で握る。
「なあ、もう一度……」
そうヴィルマーが耳元で囁いた時、遠くで声が聞こえた。
「ヴィルマー! こっちはあらかた片付いたぞ!」
「おい、ヴィルマー!」
傭兵たちの声だ。ヴィルマーは「うう」と呻いて顔をあげる。
「うるせぇな! クラウスはどうした! クラウスに聞け!」
彼の腕の中にいるミリアは尋ねた。
「そういえば、傭兵団の方々は、全員がサーレック辺境伯の私兵か何かなのですか?」
「いや、違う。俺とクラウス以外は、みな普通に傭兵だ。おかげで、俺の言葉遣いもよろしくなくなったってわけだ」
そう言ってヴィルマーはミリアを片手で抱き締めながら馬を動かした。見れば、ヤーナックの町の方から、ギスタークの死骸を片付けるために警備隊が向かっている。それへヴィルマーは手をあげ、ミリアも共に手をあげて出迎えた。こうして、ギスタークに関する騒動は終えることとなった。
67
あなたにおすすめの小説
捨てられた地味な王宮修復師(実は有能)、強面辺境伯の栄養管理で溺愛され、辺境を改革する ~王都の貴重な物が失われても知りませんよ?~
水上
恋愛
「カビ臭い地味女」と王太子に婚約破棄された王宮修復師のリディア。
彼女の芸術に関する知識と修復師としての技術は、誰からも必要性を理解されていなかった。
失意の中、嫁がされたのは皆から恐れられる強面辺境伯ジェラルドだった!
しかし恐ろしい噂とは裏腹に、彼はリディアの不健康を見逃せない超・過保護で!?
絶品手料理と徹底的な体調管理で、リディアは心身ともに美しく再生していく。
一方、彼女を追放した王都では、貴重な物が失われたり、贋作騒動が起きたりとパニックになり始めて……。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
離婚寸前で人生をやり直したら、冷徹だったはずの夫が私を溺愛し始めています
腐ったバナナ
恋愛
侯爵夫人セシルは、冷徹な夫アークライトとの愛のない契約結婚に疲れ果て、離婚を決意した矢先に孤独な死を迎えた。
「もしやり直せるなら、二度と愛のない人生は選ばない」
そう願って目覚めると、そこは結婚直前の18歳の自分だった!
今世こそ平穏な人生を歩もうとするセシルだったが、なぜか夫の「感情の色」が見えるようになった。
冷徹だと思っていた夫の無表情の下に、深い孤独と不器用で一途な愛が隠されていたことを知る。
彼の愛をすべて誤解していたと気づいたセシルは、今度こそ彼の愛を掴むと決意。積極的に寄り添い、感情をぶつけると――
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
一途な皇帝は心を閉ざした令嬢を望む
浅海 景
恋愛
幼い頃からの婚約者であった王太子より婚約解消を告げられたシャーロット。傷心の最中に心無い言葉を聞き、信じていたものが全て偽りだったと思い込み、絶望のあまり心を閉ざしてしまう。そんな中、帝国から皇帝との縁談がもたらされ、侯爵令嬢としての責任を果たすべく承諾する。
「もう誰も信じない。私はただ責務を果たすだけ」
一方、皇帝はシャーロットを愛していると告げると、言葉通りに溺愛してきてシャーロットの心を揺らす。
傷つくことに怯えて心を閉ざす令嬢と一途に想い続ける青年皇帝の物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる