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05 神殿
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レイモンドはカミーユが言ったように、一応おとなしく過ごしていたが、カミーユの状況を把握した。
そしてある日、神殿の執務室に忍び込んだ。そこで一通の書類を書いた。
カミーユが治療室にやって来た。最近は腰痛程度なら治すことができるようになって来ている。
そして、朝、書類を渡された。
「おはよう、カミーユこれが届いてる」
『あら、わたしに従者が付くみたい』と驚いたが誰にも言わなかった。
「カミーユ、あなたの治療はやさしいわ」と患者が言うと
「魔力が少ないから時間がかかって」
「ううん、魔力が温かいのよ。安心できるのよ」
そう言って最後の患者が帰って行くとカミーユはうきうきと家に戻った。
「ただいま、今日もいい匂い」
「お帰りなさい」とレイモンドが腰にしがみついて言った。
「食事の前に話したい事があるの」と改まっていうと、レイモンドはカミーユを見上げた。
「神殿から連絡があって、従者をつけていいんですって。年齢とか関係ないって。レイよかったら従者にならない?一緒に行けば心配ないし、お食事を作ってくれるのは嬉しいけどひとりでお留守番も心配だし」
「僕一緒にいられるのは嬉しいけど、従者とかできるかな?」
「大丈夫よ、近くで遊んでいればいいのよ」
「僕、やりたい。やります」
「うん、それにね、お給料が出るのよ。では食べましょ。おなかがすいたでしょ」
「明日からお留守番しなくていいなんてうれしいな」
「ごめんなさいね、一人残していて」
「僕、ちゃんとお留守番できるから、カミーユは心配しなくていいんだよ。僕が心配だったのカミーユがひとりで神殿に行くこと、心配してたのは僕なの」
少し口を尖らせて言い募るレイモンドをカミーユは優しく見て
「そうだね、レイが従者なら安心。明日から安心で、ずっと一緒だから楽しいね」
「そうだよ。カミーユ」とおおげさにレイが言うとカミーユは頭を撫でた。
翌日、受付で手紙を見せたカミーユとレイモンド。レイモンドだけ研修の為に奥に連れられて行った。
今日は平民の治療はお休みで、貴族のみが来る日だ。毎回、この日オリビアの意地悪は、冴え渡る。
「カミーユ様をお呼びして」とオリビアがわざとらしく「様」をつけてカミーユを呼ぶ。そして申し訳なさそうにこう言った。
「今日は少し埃っぽいですね。風が強いのかしら・・・・埃が舞って皆様に迷惑が掛かっては申し訳ないですわ、玄関で皆様の靴を綺麗にして差し上げて下さいな」
さすがに他の聖女と侍女が息を飲んだ気配がした。カミーユはすぐに
「かしこまりました」と返事をすると玄関に向かったが、
「ひどいわ、カミーユ様。冷たい言い方。そんな言い方だとわたくしが意地悪しているみたい。もしかして婚約破棄はわたくしのせいと思ってらっしゃる?」とオリビアが言うと
「まぁずうずうしい。婚約破棄は枯れた自分のせいでしょ。オリビア様を恨むなんて」とエメが大声で言うと
「オリビア様、そんなつもりはありませんわ。婚約を白紙にした事は気にしておりません。もっと早く白紙にするべきでした。わたくしはずっと婚約者をやめたい。そう思っておりました。
皆様を綺麗にするのはいいことですわ。オリビア様がおっしゃる前にわたくしが言わなければいけませんでしたわ。わたくしこそ気が利かなくて申し訳ありませんでした」
そう言って頭を下げるとカミーユは出て行った。
「カミーユ様はわたくしと仲良くして下さる気持ちはないようですわ。妬まれても仕方ないですものね」
「オリビア様、妬むなんてほんとにいやしいですわ、あんな性根の者を気にかけてお心を痛めることはありませんわ」とエメが言うと、他の聖女も侍女も口をそろえて同意した。
そしてある日、神殿の執務室に忍び込んだ。そこで一通の書類を書いた。
カミーユが治療室にやって来た。最近は腰痛程度なら治すことができるようになって来ている。
そして、朝、書類を渡された。
「おはよう、カミーユこれが届いてる」
『あら、わたしに従者が付くみたい』と驚いたが誰にも言わなかった。
「カミーユ、あなたの治療はやさしいわ」と患者が言うと
「魔力が少ないから時間がかかって」
「ううん、魔力が温かいのよ。安心できるのよ」
そう言って最後の患者が帰って行くとカミーユはうきうきと家に戻った。
「ただいま、今日もいい匂い」
「お帰りなさい」とレイモンドが腰にしがみついて言った。
「食事の前に話したい事があるの」と改まっていうと、レイモンドはカミーユを見上げた。
「神殿から連絡があって、従者をつけていいんですって。年齢とか関係ないって。レイよかったら従者にならない?一緒に行けば心配ないし、お食事を作ってくれるのは嬉しいけどひとりでお留守番も心配だし」
「僕一緒にいられるのは嬉しいけど、従者とかできるかな?」
「大丈夫よ、近くで遊んでいればいいのよ」
「僕、やりたい。やります」
「うん、それにね、お給料が出るのよ。では食べましょ。おなかがすいたでしょ」
「明日からお留守番しなくていいなんてうれしいな」
「ごめんなさいね、一人残していて」
「僕、ちゃんとお留守番できるから、カミーユは心配しなくていいんだよ。僕が心配だったのカミーユがひとりで神殿に行くこと、心配してたのは僕なの」
少し口を尖らせて言い募るレイモンドをカミーユは優しく見て
「そうだね、レイが従者なら安心。明日から安心で、ずっと一緒だから楽しいね」
「そうだよ。カミーユ」とおおげさにレイが言うとカミーユは頭を撫でた。
翌日、受付で手紙を見せたカミーユとレイモンド。レイモンドだけ研修の為に奥に連れられて行った。
今日は平民の治療はお休みで、貴族のみが来る日だ。毎回、この日オリビアの意地悪は、冴え渡る。
「カミーユ様をお呼びして」とオリビアがわざとらしく「様」をつけてカミーユを呼ぶ。そして申し訳なさそうにこう言った。
「今日は少し埃っぽいですね。風が強いのかしら・・・・埃が舞って皆様に迷惑が掛かっては申し訳ないですわ、玄関で皆様の靴を綺麗にして差し上げて下さいな」
さすがに他の聖女と侍女が息を飲んだ気配がした。カミーユはすぐに
「かしこまりました」と返事をすると玄関に向かったが、
「ひどいわ、カミーユ様。冷たい言い方。そんな言い方だとわたくしが意地悪しているみたい。もしかして婚約破棄はわたくしのせいと思ってらっしゃる?」とオリビアが言うと
「まぁずうずうしい。婚約破棄は枯れた自分のせいでしょ。オリビア様を恨むなんて」とエメが大声で言うと
「オリビア様、そんなつもりはありませんわ。婚約を白紙にした事は気にしておりません。もっと早く白紙にするべきでした。わたくしはずっと婚約者をやめたい。そう思っておりました。
皆様を綺麗にするのはいいことですわ。オリビア様がおっしゃる前にわたくしが言わなければいけませんでしたわ。わたくしこそ気が利かなくて申し訳ありませんでした」
そう言って頭を下げるとカミーユは出て行った。
「カミーユ様はわたくしと仲良くして下さる気持ちはないようですわ。妬まれても仕方ないですものね」
「オリビア様、妬むなんてほんとにいやしいですわ、あんな性根の者を気にかけてお心を痛めることはありませんわ」とエメが言うと、他の聖女も侍女も口をそろえて同意した。
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