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村長と組合長
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○スナック亜矢子。夜。
店内には客は、漁協の組合長の武藤一人だけ。
カウンターで酒を飲んでいる武藤 。
スナックのママ、川島 亜矢子が一升瓶でグラスに酒を注ぐ。
亜矢子「特に怪しいところはなかったわよ。ただの健康教室」
武藤「なんか、わしのことを言うてなかったか」
亜矢子「別に…」
武藤「ふむ…」
グラスの酒をあおる武藤。
武藤「なんや、今日は酒がよう回る……」
眠たそうな武藤。
遂に椅子からずり落ち、床の上で眠ってしまう。
亜矢子、煙草に火をつける。
亜矢子「もうええでぇ」
店の奥で待機していた小西 久美子、上野 英子、浦野 綾花の3名が現れる。
3人で武藤を裏口から外に運び出す。
○同、スナックの外。
店の裏に停めたあった小型トラックの荷台に武藤を載せる。
武藤の身体にブルーシートをかぶせる。
○島の海岸通り。
小型トラックを走らせる小西 久美子。
助手席には上野 英子、荷台には浦野 綾花が乗っている。
○村長宅。
村長の家の前に小型トラックが停まっている。
小西 久美子、上野 英子、浦野 綾花の3名が眠っている村長を玄関から運び出す。
小型トラックの荷台、組合長の隣に村長を載せ、身体にブルーシートをかぶせる。
小型トラックが走り出す。
村長の妻、房江が見送っている。
房江「あんた…。さよなら…」
○女岩島灯台。
草ぼうぼうの細い道、「女岩島灯台」の案内看板。
岬に無人の小さな白い灯台が建っている。
灯台の傍に小型トラックを止める。
荷台の上で上野 英子が組合長の両手を、浦野 綾花が両足を持つ。
英子「せーの!」
弾みをつけて組合長の身体を荷台から崖下に放り投げる英子達。
組合長、そのまま海中に沈んでゆく。
綾花「せーの!」
次に、荷台の上から村長の身体を投げ捨てる英子と綾花。
久美子「南無阿弥陀仏…」
海に向かって手を合わせる久美子。
○診療所。
あゆみ「はい、ご苦労様でした」
スマホを切るあゆみ。。
あゆみ「先生。終わりました」
杏奈「そう…」
ノートPCに向かって作業中の杏奈。
あゆみ「でも、何故あの3人を選んだんですか?」
杏奈「ん?あの3名は一人暮らしだし、村長とも組合長とも何の接点もないから。それに…」
あゆみ「それに…?」
杏奈「腕力がありそうだったから」
笑い合う二人。
店内には客は、漁協の組合長の武藤一人だけ。
カウンターで酒を飲んでいる武藤 。
スナックのママ、川島 亜矢子が一升瓶でグラスに酒を注ぐ。
亜矢子「特に怪しいところはなかったわよ。ただの健康教室」
武藤「なんか、わしのことを言うてなかったか」
亜矢子「別に…」
武藤「ふむ…」
グラスの酒をあおる武藤。
武藤「なんや、今日は酒がよう回る……」
眠たそうな武藤。
遂に椅子からずり落ち、床の上で眠ってしまう。
亜矢子、煙草に火をつける。
亜矢子「もうええでぇ」
店の奥で待機していた小西 久美子、上野 英子、浦野 綾花の3名が現れる。
3人で武藤を裏口から外に運び出す。
○同、スナックの外。
店の裏に停めたあった小型トラックの荷台に武藤を載せる。
武藤の身体にブルーシートをかぶせる。
○島の海岸通り。
小型トラックを走らせる小西 久美子。
助手席には上野 英子、荷台には浦野 綾花が乗っている。
○村長宅。
村長の家の前に小型トラックが停まっている。
小西 久美子、上野 英子、浦野 綾花の3名が眠っている村長を玄関から運び出す。
小型トラックの荷台、組合長の隣に村長を載せ、身体にブルーシートをかぶせる。
小型トラックが走り出す。
村長の妻、房江が見送っている。
房江「あんた…。さよなら…」
○女岩島灯台。
草ぼうぼうの細い道、「女岩島灯台」の案内看板。
岬に無人の小さな白い灯台が建っている。
灯台の傍に小型トラックを止める。
荷台の上で上野 英子が組合長の両手を、浦野 綾花が両足を持つ。
英子「せーの!」
弾みをつけて組合長の身体を荷台から崖下に放り投げる英子達。
組合長、そのまま海中に沈んでゆく。
綾花「せーの!」
次に、荷台の上から村長の身体を投げ捨てる英子と綾花。
久美子「南無阿弥陀仏…」
海に向かって手を合わせる久美子。
○診療所。
あゆみ「はい、ご苦労様でした」
スマホを切るあゆみ。。
あゆみ「先生。終わりました」
杏奈「そう…」
ノートPCに向かって作業中の杏奈。
あゆみ「でも、何故あの3人を選んだんですか?」
杏奈「ん?あの3名は一人暮らしだし、村長とも組合長とも何の接点もないから。それに…」
あゆみ「それに…?」
杏奈「腕力がありそうだったから」
笑い合う二人。
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