2 / 14
1話
しおりを挟む
「・・・これ」
珍しく声を発した銀之助がエルに差し出した彼のスマホの画面をみると、『家族と始めるオンライン囲碁』とあった。
彼女が即答する。
「やだ。あなたは面白いかもしれないけど、私の場合は逆にストレスたまるから!一人でやれ」
「・・・。・・・」
少ししょげていた様子だったが、少し考え直したらしい銀之助が、今度は無言のまま再びエルにスマホの携帯を差し出した。
『オンチも改善♪みんなで音ゲーの森♪』
「・・・」
「・・・」
お互い、少し沈黙が続いた後、エルの方から切り出した。
「・・・私がオンチなの知ってるよね?銀ちゃん」
「・・・じゃあ、これはどう?」
はい、もうゲームの話はおしまい、と彼女が再びカレーの福神漬けに目を向けようとしたとき、再び銀之助が口を開くと、渾身の力を込めて、彼女にスマホを差し出した。
『みんなでわいわいRPG!
集まれ、ほっこりじんわり冒険・・・の森林。
おひとり様でも、家族でも、夫婦でも』
続く
※上に出てきたゲーム名、全て架空です 笑 ネーミングセンスが…(;^ω^)あと◯まれ、動物の森とは一切無関係です。やったことないけど、名前だけ知ってる笑
珍しく声を発した銀之助がエルに差し出した彼のスマホの画面をみると、『家族と始めるオンライン囲碁』とあった。
彼女が即答する。
「やだ。あなたは面白いかもしれないけど、私の場合は逆にストレスたまるから!一人でやれ」
「・・・。・・・」
少ししょげていた様子だったが、少し考え直したらしい銀之助が、今度は無言のまま再びエルにスマホの携帯を差し出した。
『オンチも改善♪みんなで音ゲーの森♪』
「・・・」
「・・・」
お互い、少し沈黙が続いた後、エルの方から切り出した。
「・・・私がオンチなの知ってるよね?銀ちゃん」
「・・・じゃあ、これはどう?」
はい、もうゲームの話はおしまい、と彼女が再びカレーの福神漬けに目を向けようとしたとき、再び銀之助が口を開くと、渾身の力を込めて、彼女にスマホを差し出した。
『みんなでわいわいRPG!
集まれ、ほっこりじんわり冒険・・・の森林。
おひとり様でも、家族でも、夫婦でも』
続く
※上に出てきたゲーム名、全て架空です 笑 ネーミングセンスが…(;^ω^)あと◯まれ、動物の森とは一切無関係です。やったことないけど、名前だけ知ってる笑
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる