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第3章 魔国での一幕
第69話 女子会とヴィクトリアからのアドバイス!
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時は、結婚式の夜まで遡る。
ある一室で、女子会が開かれていた。
女子会を開いたのはヴィクトリアである。
「わざわざ、来てもらって悪いわね。 今日呼んだのは、貴女達と拓哉さんのことよ。 その前に、エルマーナと新作のフィナンシェっていうのを用意したわ。 まずは、食べましょう」
結婚式で、ヴァレリーが放った言葉から不穏な空気が流れて、これはいけないと思ったヴィクトリアがラリサと桜花を呼んだ。 アニカは、「お嬢様お勉強です」と言われて引っ張って行かれた。
「やっぱり、このお菓子は絶品ね。 今までの甘いだけのお菓子と違って、味に上品さと濃厚さがあるわ。 更に柑橘類などを混ぜ合わせるとまた別の味になるから不思議よね。本当にラリサちゃんは、いい仕事してくれたわ」
最近、平民・貴族関係なく、安価で手に入るエルマーナをこぞって買いに行く。 品薄の為、中々手に入りにくいのも事実で、無理矢理平民を脅して手に入れようとする貴族が出た時期もあったが、ジュリアーナの鉄拳制裁により体制は保たれるようになった。
「本当に、おいしいですよね。 いくら食べても飽きませんもん。 でもお父さんが、暑くなってきたから暑い時の冷たいお菓子をうちでは出さないとって言ってました。 私が凄いんじゃなくお父さんが凄いんですよ」
城下町へ買い物に行った時に拓哉が、暑いしかき氷とかシャーベットとか食べたいなって話をしていたのだ。
拓哉に対して分からずやと思っているラリサだが、本当は嫌いではなく尊敬もしているので、お父さんが凄いという発言が出た。
「暑い時の冷たいお菓子って何かしら? 後で拓哉さんを追及...じゃないわ。聞いてみましょう。 拓哉さんは確かに凄いわ。でもね、教えてくれて広まったのはラリサちゃんおかげよ。 誇りに思いなさい」
冷たいお菓子を作ってもらう気満々のヴィクトリア。
「ヴィクトリア様、ありがとうございます。 誰かに教えた物が褒められて、それが広まるって凄く嬉しくて昔の自分だと考えられないことでした」
料理長やジュリアーナに教えて褒められた時間や、広まってみんながおいしそうに食べている姿を思い返すラリサ。
それに、村で生活していた時の、毎日同じような変わり映えのしない日々を考えると、あり得ない時間を今過ごしているなと思うのである。
「僕は、あるじだけじゃなくてラリサもアニカも神界から見てたんだよ。 酷いことがあっても、すぐに前向きになって成長していく2人は凄いよ。 あるじの奥さんになる対決は別として、ラリサは頑張ってるし素直に褒めるんだよ」
普段は絶対言わないようなことを言う桜花。 認めてはいるけど、拓哉の前で褒めると自分より評価されてしまうのではと思い言えなかった桜花。 今は、女子だけなので素直に褒める。
まさか、褒められるとは思っていなかったラリサは面食らってしまう。
ラリサが話す。
「えっ? 私、桜花さんに褒められたのですか? 急になんでですか?」
「僕とラリサはライバルだからね。 普段は褒めないんだよ。 今は、3人だけだからだよ。 そろそろ畏まった言い方もやめてお姉ちゃんて言っていいんだよ」
笑いながら言う桜花。
「私も素直にありがとうございますと言っておきます。 畏まった言い方もやめるようにする。 でも私の方がお姉ちゃんだと思うよ。 桜花は精神年齢低いもん」
笑いながら言うラリサ。
「実年齢は、誰よりも上なんだよ。 絶対お姉ちゃんと呼ばすから。ぐぬぬ」
「絶対言わないもん」
そんな仲のいいやりとりをしていると、ヴィクトリアが話しだす。
「仲のいい姉妹ね。 羨ましいわ。私は1人っ子だから。 それより、拓哉さんのことよ。 拓哉さんも鈍感過ぎるとこは良くないけど、貴女達も色々過剰に反応し過ぎだし、急ぎ過ぎだわ。 もっと余裕を持った大人の女性にならないと。 それに、一夫多妻が認められているのだから争う必要ないじゃない」
ラリサと桜花にアドバイスするヴィクトリア。
「鈍感過ぎるから不安になるのです。 ずっと相手にされないのかなって。 もっと大人になるべきでしょうか? 桜花はどう思う?」
普段なら、絶対桜花に話しかけることはしないが、少し打ち解けたのか話を振るラリサ。
「不安になる気持ちわかるんだよ。 娘以上になれないような。 あと、日本は一夫一妻だから争ってしまうんだよ」
桜花は日本の神獣であり、昔から一夫一妻が当たり前で、多妻に対していいように思っていない。
「出会ってまだ1年も経ってないのだから、すぐに求めちゃいけないわ。 それに拓哉さんは娘として受け入れたのだから、気持ちが変化しないのは当たり前よ。 気長に一緒に暮らす中で変化していかなきゃだわ。 難しいかも知れないけどゆっくり進みなさい。 それと、この世界は一夫多妻が当たり前なの。 最終的には、拓哉さんが選ぶことだけど受け入れなさい。 それよりも、ちゃんと夫を支えられる大人になりなさい。 今のままなら拓哉さんに支えてもらってばかりよ」
それを聞いた桜花とラリサは、確かに頼ってばかりで、今のままでは支えることなど出来ないと思ってしまった。
「ヴィクトリア様の言う通りだと思います。 自分のことばかりで、先の事を考えていませんでした」
桜花も悔しそうにする。
「ヴィクトリアは、僕より年下なのに核心をついてくるのはズルいんだよ。 悔しいけどその通りだからもう少し努力するんだよ」
それを見たヴィクトリアは、微笑みながら話しだす。
「ふふ、若いっていいわね。 これからも、悩んだらすぐ相談しなさい。 恋愛以外でもいいわよ。 2人ともかわいい娘のようだもの。 そろそろ、アニカとベアが勉強から帰ってくる頃ね。 女子会の続きをしようかしら」
その後は、アニカとベアトリスが合流し、5人で仲良く女子会が開かれたのだった。
ある一室で、女子会が開かれていた。
女子会を開いたのはヴィクトリアである。
「わざわざ、来てもらって悪いわね。 今日呼んだのは、貴女達と拓哉さんのことよ。 その前に、エルマーナと新作のフィナンシェっていうのを用意したわ。 まずは、食べましょう」
結婚式で、ヴァレリーが放った言葉から不穏な空気が流れて、これはいけないと思ったヴィクトリアがラリサと桜花を呼んだ。 アニカは、「お嬢様お勉強です」と言われて引っ張って行かれた。
「やっぱり、このお菓子は絶品ね。 今までの甘いだけのお菓子と違って、味に上品さと濃厚さがあるわ。 更に柑橘類などを混ぜ合わせるとまた別の味になるから不思議よね。本当にラリサちゃんは、いい仕事してくれたわ」
最近、平民・貴族関係なく、安価で手に入るエルマーナをこぞって買いに行く。 品薄の為、中々手に入りにくいのも事実で、無理矢理平民を脅して手に入れようとする貴族が出た時期もあったが、ジュリアーナの鉄拳制裁により体制は保たれるようになった。
「本当に、おいしいですよね。 いくら食べても飽きませんもん。 でもお父さんが、暑くなってきたから暑い時の冷たいお菓子をうちでは出さないとって言ってました。 私が凄いんじゃなくお父さんが凄いんですよ」
城下町へ買い物に行った時に拓哉が、暑いしかき氷とかシャーベットとか食べたいなって話をしていたのだ。
拓哉に対して分からずやと思っているラリサだが、本当は嫌いではなく尊敬もしているので、お父さんが凄いという発言が出た。
「暑い時の冷たいお菓子って何かしら? 後で拓哉さんを追及...じゃないわ。聞いてみましょう。 拓哉さんは確かに凄いわ。でもね、教えてくれて広まったのはラリサちゃんおかげよ。 誇りに思いなさい」
冷たいお菓子を作ってもらう気満々のヴィクトリア。
「ヴィクトリア様、ありがとうございます。 誰かに教えた物が褒められて、それが広まるって凄く嬉しくて昔の自分だと考えられないことでした」
料理長やジュリアーナに教えて褒められた時間や、広まってみんながおいしそうに食べている姿を思い返すラリサ。
それに、村で生活していた時の、毎日同じような変わり映えのしない日々を考えると、あり得ない時間を今過ごしているなと思うのである。
「僕は、あるじだけじゃなくてラリサもアニカも神界から見てたんだよ。 酷いことがあっても、すぐに前向きになって成長していく2人は凄いよ。 あるじの奥さんになる対決は別として、ラリサは頑張ってるし素直に褒めるんだよ」
普段は絶対言わないようなことを言う桜花。 認めてはいるけど、拓哉の前で褒めると自分より評価されてしまうのではと思い言えなかった桜花。 今は、女子だけなので素直に褒める。
まさか、褒められるとは思っていなかったラリサは面食らってしまう。
ラリサが話す。
「えっ? 私、桜花さんに褒められたのですか? 急になんでですか?」
「僕とラリサはライバルだからね。 普段は褒めないんだよ。 今は、3人だけだからだよ。 そろそろ畏まった言い方もやめてお姉ちゃんて言っていいんだよ」
笑いながら言う桜花。
「私も素直にありがとうございますと言っておきます。 畏まった言い方もやめるようにする。 でも私の方がお姉ちゃんだと思うよ。 桜花は精神年齢低いもん」
笑いながら言うラリサ。
「実年齢は、誰よりも上なんだよ。 絶対お姉ちゃんと呼ばすから。ぐぬぬ」
「絶対言わないもん」
そんな仲のいいやりとりをしていると、ヴィクトリアが話しだす。
「仲のいい姉妹ね。 羨ましいわ。私は1人っ子だから。 それより、拓哉さんのことよ。 拓哉さんも鈍感過ぎるとこは良くないけど、貴女達も色々過剰に反応し過ぎだし、急ぎ過ぎだわ。 もっと余裕を持った大人の女性にならないと。 それに、一夫多妻が認められているのだから争う必要ないじゃない」
ラリサと桜花にアドバイスするヴィクトリア。
「鈍感過ぎるから不安になるのです。 ずっと相手にされないのかなって。 もっと大人になるべきでしょうか? 桜花はどう思う?」
普段なら、絶対桜花に話しかけることはしないが、少し打ち解けたのか話を振るラリサ。
「不安になる気持ちわかるんだよ。 娘以上になれないような。 あと、日本は一夫一妻だから争ってしまうんだよ」
桜花は日本の神獣であり、昔から一夫一妻が当たり前で、多妻に対していいように思っていない。
「出会ってまだ1年も経ってないのだから、すぐに求めちゃいけないわ。 それに拓哉さんは娘として受け入れたのだから、気持ちが変化しないのは当たり前よ。 気長に一緒に暮らす中で変化していかなきゃだわ。 難しいかも知れないけどゆっくり進みなさい。 それと、この世界は一夫多妻が当たり前なの。 最終的には、拓哉さんが選ぶことだけど受け入れなさい。 それよりも、ちゃんと夫を支えられる大人になりなさい。 今のままなら拓哉さんに支えてもらってばかりよ」
それを聞いた桜花とラリサは、確かに頼ってばかりで、今のままでは支えることなど出来ないと思ってしまった。
「ヴィクトリア様の言う通りだと思います。 自分のことばかりで、先の事を考えていませんでした」
桜花も悔しそうにする。
「ヴィクトリアは、僕より年下なのに核心をついてくるのはズルいんだよ。 悔しいけどその通りだからもう少し努力するんだよ」
それを見たヴィクトリアは、微笑みながら話しだす。
「ふふ、若いっていいわね。 これからも、悩んだらすぐ相談しなさい。 恋愛以外でもいいわよ。 2人ともかわいい娘のようだもの。 そろそろ、アニカとベアが勉強から帰ってくる頃ね。 女子会の続きをしようかしら」
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