111 / 207
修道女、自称おじいさまから壮大すぎるお話を聞く
6
しおりを挟む
右後方にルシエラ。左後方にテトラ。
片方は男装の麗人で、もう片方はもしかしたら女装した男性。性別など誰もが一瞬で判断を下すもののはずだが、二人の場合じっと見ていても混乱が増すだけだ。
しかし微妙な顔をしているのはメイラだけで、彼女を挟むように歩いている二人の神官はまったく気にしてもいなかった。
えらい人にとっては、護衛などただの背景にすぎないのかもしれない。
「ああ、本当に見事なエリカの並木だね」
「この街の人々が熱心に手入れをして景観を保っているのです」
「皆に愛されているのがわかるよ」
ゆっくりと歩く男性二人に挟まれて、メイラは強張りそうな顔に必死で笑みを張り付けている。
とてもではないが、懐かしい景色を楽しむ気にはなれなかった。
ものすごく見られている。見られているのだ……半端なく。
幸いにも見知った顔に会うことはなかったが、それでもすれ違う人皆が立ち止まり、二度見どころかガン見でこちらを振り返るのは心に刺さる。
ど、どこかおかしなところがあるのだろうか? たとえばマナー違反の恰好をしているとか、コートの背中に悪戯で張り紙をされているとか?
いや、ユリたちがそんなミスを犯すはずはないし、背後にぴったりと控えている二人が悪戯を容認するわけがない。
ああ、見目良い神官に見惚れているのか? 自称おじいちゃんなんだそうだが、外見は確かに整っている。……いや、美しき教皇と呼ばれるだけの容姿はしていると思うが、第二皇妃さまのように魂が奪われるほどの美貌というわけではない。それに今は、地味な平神官の服装だから、それほど大勢の注意を引く要素はない。
リンゼイ師はこの街にも馴染みの多い老人だが、今こちらに向いているものすごい数の凝視は、知己に向ける類のものではない。
やはりメイラか? どこかおかしなところがあるのか??
「少し寒いね。大丈夫?」
猊下が彼女を気遣って、顔を覗き込むような仕草をした。
ベールをかぶっているので目立たないだろうが、酷い顔色をしているのだろう。
それに気づいたのか、気遣わし気に手を差し伸べようとして、すすっと割り込んできたルシエラに阻まれた。
猊下の視線が、今初めて気づきました、というふうに彼女を捉える。
「……おや、君は」
くっきりとした二重のアーモンド形をした目を驚いた風で見開き、首を傾けた。
「昨夜挨拶してくれた時には女官殿じゃなかった?」
ものすごくわざとらしい。
「あ、あの!」
「……お気になさらず」
下手な言い訳をしようとしたメイラを遮り、ひんやりとした声色でルシエラが言った。
それが吐き捨てるような口調だったのにぎょっとして、フォローした方がいいのかと双方の顔を交互に見上げる。
もともと彼女は憲兵なので、騎士服を着ていたとしてもおかしなことではない。しかしそれを公共の場で口にするわけにもいかず、必然的に口ごもってしまうことになる。不審を抱かせるわけにはいかないのに。
「あ! ポン栗が売っていますよ、枢機卿さま」
「ほう、もうそんな季節ですか」
露骨に話を逸らせてみた。こういうことはもっと自然にこなせなくてはいけないのだが、ただの一介の元下級神職には難しすぎる。
ルシエラからの反応はなく、猊下もたいして気にした様子はなく、リンゼイ師だけがほがらかに笑ってくれた。
「昔はよく食べました」
「はい、こっそり買っていただきました」
背後のルシエラが恐ろしすぎる。
どうかもう余計なことは喋らず、おとなしくしていてくれと声を大にして言いたい。
「ちいさな君は可愛らしかっただろうね?」
「可愛らしいというよりも、しっかり者でしたよ」
「ほう」
「年下の子の面倒をよく見て、いつも左右に弟分をひっつかせておりましたな」
妹分もいましたよ。
燃えるようなエリカ並木を見ていると、かつて彼らと並んで歩いた時のことを思い出す。
なつかしい記憶だ。
肌触りの悪い修道女服を着て、寒さと空腹に悩まされながらも、よく子供たちにポン栗を買ってあげたものだ。
修道院からこの街まで半日ほどかかるが、大都市なので、お布施を貰いに行ったり、子供の就職口を探しに行ったりと、最寄りの小さな街よりもお世話になった気がする。
「メイラねぇちゃん!!」
そうそう、こんなふうにいつも呼ばれて……
さっと視界を塞がれた。それはルシエラとテトラの背中で、更にその向こうには白い神殿騎士たちが抜身の剣を構えている。
「……っ!!」
何かが投げつけられた。
反射的に悲鳴を上げそうになったが、気づくとルシエラの細い腕に抱き込まれていた。いや細いのか? 見た目はものすごく華奢な作りだが、腕の力は強い。
パシャリ、と何かがつぶれるような音がした。
メイラは足元でつぶれて落ちたその残骸を呆然と見降ろした。……生卵だ。
「……ルシエラ!」
「失礼します」
背後からひょいと脇に手を入れられ、ひい、と悲鳴を上げる間もなく抱き上げられた。テトラだ。
こうやって抱えられてみると、ルシエラとの差異に気づかざるを得ない。
「急ぎ戻れ」
「はい。隊長は?」
「大事ない」
少し離れた位置にいたキンバリーが駆け寄ってくる。
「キンバリー、御方さまを宿のほうに」
「了解です!」
平然と指示を出すルシエラを、メイラは呆然として見ていた。
護衛隊長のはずのキンバリーを顎で使うとは、もしかしなくとも指揮系統で一番上なのは彼女なのだろうか。
ざわざわと、街の人々がこちらを見て何やら騒めいている。
生卵を投げられて、ざまみろとでも言っているのか。嘲笑されるのがメイラだけなら構わないが、一緒にいた皆が割を食うのはつらい。。
「少し走ります」
テトラは、とてもメイラひとりを抱えているとは思えない速度で滑るようにもと来た道を戻り始めた。
メイラはその肩越しに、仁王立ちになって周囲を睥睨しているルシエラの後姿を見ていた。
視力はいいので、彼女の美しい髪が汚されているのが見てとれる。気のせいか、額から血が出ているようだった。卵だけではなく、もっと硬い物も投げつけられたのかもしれない。
「テトラ! 待って、ルシエラが」
「あの方なら大丈夫です。すぐ片をつけて戻られますよ」
メイラが時間をかけて歩いた距離を、おそらくはその半分ほどの時間で飛ぶように走る。
何をもって大丈夫というのか。
メイラはものすごく不安に感じながら、遠ざかるルシエラを見続けた。
お願いだから、穏便に事を収めて欲しい。彼女のまわりには神殿騎士が大勢いたので、その身に被害が及ぶ心配はまったくしていないが、それよりも何かを仕出かしはしないかと不安なのだ。
天災ルシエラは間違いなく有能だ。
ただし……取扱注意の。
片方は男装の麗人で、もう片方はもしかしたら女装した男性。性別など誰もが一瞬で判断を下すもののはずだが、二人の場合じっと見ていても混乱が増すだけだ。
しかし微妙な顔をしているのはメイラだけで、彼女を挟むように歩いている二人の神官はまったく気にしてもいなかった。
えらい人にとっては、護衛などただの背景にすぎないのかもしれない。
「ああ、本当に見事なエリカの並木だね」
「この街の人々が熱心に手入れをして景観を保っているのです」
「皆に愛されているのがわかるよ」
ゆっくりと歩く男性二人に挟まれて、メイラは強張りそうな顔に必死で笑みを張り付けている。
とてもではないが、懐かしい景色を楽しむ気にはなれなかった。
ものすごく見られている。見られているのだ……半端なく。
幸いにも見知った顔に会うことはなかったが、それでもすれ違う人皆が立ち止まり、二度見どころかガン見でこちらを振り返るのは心に刺さる。
ど、どこかおかしなところがあるのだろうか? たとえばマナー違反の恰好をしているとか、コートの背中に悪戯で張り紙をされているとか?
いや、ユリたちがそんなミスを犯すはずはないし、背後にぴったりと控えている二人が悪戯を容認するわけがない。
ああ、見目良い神官に見惚れているのか? 自称おじいちゃんなんだそうだが、外見は確かに整っている。……いや、美しき教皇と呼ばれるだけの容姿はしていると思うが、第二皇妃さまのように魂が奪われるほどの美貌というわけではない。それに今は、地味な平神官の服装だから、それほど大勢の注意を引く要素はない。
リンゼイ師はこの街にも馴染みの多い老人だが、今こちらに向いているものすごい数の凝視は、知己に向ける類のものではない。
やはりメイラか? どこかおかしなところがあるのか??
「少し寒いね。大丈夫?」
猊下が彼女を気遣って、顔を覗き込むような仕草をした。
ベールをかぶっているので目立たないだろうが、酷い顔色をしているのだろう。
それに気づいたのか、気遣わし気に手を差し伸べようとして、すすっと割り込んできたルシエラに阻まれた。
猊下の視線が、今初めて気づきました、というふうに彼女を捉える。
「……おや、君は」
くっきりとした二重のアーモンド形をした目を驚いた風で見開き、首を傾けた。
「昨夜挨拶してくれた時には女官殿じゃなかった?」
ものすごくわざとらしい。
「あ、あの!」
「……お気になさらず」
下手な言い訳をしようとしたメイラを遮り、ひんやりとした声色でルシエラが言った。
それが吐き捨てるような口調だったのにぎょっとして、フォローした方がいいのかと双方の顔を交互に見上げる。
もともと彼女は憲兵なので、騎士服を着ていたとしてもおかしなことではない。しかしそれを公共の場で口にするわけにもいかず、必然的に口ごもってしまうことになる。不審を抱かせるわけにはいかないのに。
「あ! ポン栗が売っていますよ、枢機卿さま」
「ほう、もうそんな季節ですか」
露骨に話を逸らせてみた。こういうことはもっと自然にこなせなくてはいけないのだが、ただの一介の元下級神職には難しすぎる。
ルシエラからの反応はなく、猊下もたいして気にした様子はなく、リンゼイ師だけがほがらかに笑ってくれた。
「昔はよく食べました」
「はい、こっそり買っていただきました」
背後のルシエラが恐ろしすぎる。
どうかもう余計なことは喋らず、おとなしくしていてくれと声を大にして言いたい。
「ちいさな君は可愛らしかっただろうね?」
「可愛らしいというよりも、しっかり者でしたよ」
「ほう」
「年下の子の面倒をよく見て、いつも左右に弟分をひっつかせておりましたな」
妹分もいましたよ。
燃えるようなエリカ並木を見ていると、かつて彼らと並んで歩いた時のことを思い出す。
なつかしい記憶だ。
肌触りの悪い修道女服を着て、寒さと空腹に悩まされながらも、よく子供たちにポン栗を買ってあげたものだ。
修道院からこの街まで半日ほどかかるが、大都市なので、お布施を貰いに行ったり、子供の就職口を探しに行ったりと、最寄りの小さな街よりもお世話になった気がする。
「メイラねぇちゃん!!」
そうそう、こんなふうにいつも呼ばれて……
さっと視界を塞がれた。それはルシエラとテトラの背中で、更にその向こうには白い神殿騎士たちが抜身の剣を構えている。
「……っ!!」
何かが投げつけられた。
反射的に悲鳴を上げそうになったが、気づくとルシエラの細い腕に抱き込まれていた。いや細いのか? 見た目はものすごく華奢な作りだが、腕の力は強い。
パシャリ、と何かがつぶれるような音がした。
メイラは足元でつぶれて落ちたその残骸を呆然と見降ろした。……生卵だ。
「……ルシエラ!」
「失礼します」
背後からひょいと脇に手を入れられ、ひい、と悲鳴を上げる間もなく抱き上げられた。テトラだ。
こうやって抱えられてみると、ルシエラとの差異に気づかざるを得ない。
「急ぎ戻れ」
「はい。隊長は?」
「大事ない」
少し離れた位置にいたキンバリーが駆け寄ってくる。
「キンバリー、御方さまを宿のほうに」
「了解です!」
平然と指示を出すルシエラを、メイラは呆然として見ていた。
護衛隊長のはずのキンバリーを顎で使うとは、もしかしなくとも指揮系統で一番上なのは彼女なのだろうか。
ざわざわと、街の人々がこちらを見て何やら騒めいている。
生卵を投げられて、ざまみろとでも言っているのか。嘲笑されるのがメイラだけなら構わないが、一緒にいた皆が割を食うのはつらい。。
「少し走ります」
テトラは、とてもメイラひとりを抱えているとは思えない速度で滑るようにもと来た道を戻り始めた。
メイラはその肩越しに、仁王立ちになって周囲を睥睨しているルシエラの後姿を見ていた。
視力はいいので、彼女の美しい髪が汚されているのが見てとれる。気のせいか、額から血が出ているようだった。卵だけではなく、もっと硬い物も投げつけられたのかもしれない。
「テトラ! 待って、ルシエラが」
「あの方なら大丈夫です。すぐ片をつけて戻られますよ」
メイラが時間をかけて歩いた距離を、おそらくはその半分ほどの時間で飛ぶように走る。
何をもって大丈夫というのか。
メイラはものすごく不安に感じながら、遠ざかるルシエラを見続けた。
お願いだから、穏便に事を収めて欲しい。彼女のまわりには神殿騎士が大勢いたので、その身に被害が及ぶ心配はまったくしていないが、それよりも何かを仕出かしはしないかと不安なのだ。
天災ルシエラは間違いなく有能だ。
ただし……取扱注意の。
0
お気に入りに追加
656
あなたにおすすめの小説
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
私はただ一度の暴言が許せない
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
厳かな結婚式だった。
花婿が花嫁のベールを上げるまでは。
ベールを上げ、その日初めて花嫁の顔を見た花婿マティアスは暴言を吐いた。
「私の花嫁は花のようなスカーレットだ!お前ではない!」と。
そして花嫁の父に向かって怒鳴った。
「騙したな!スカーレットではなく別人をよこすとは!
この婚姻はなしだ!訴えてやるから覚悟しろ!」と。
そこから始まる物語。
作者独自の世界観です。
短編予定。
のちのち、ちょこちょこ続編を書くかもしれません。
話が進むにつれ、ヒロイン・スカーレットの印象が変わっていくと思いますが。
楽しんでいただけると嬉しいです。
※9/10 13話公開後、ミスに気づいて何度か文を訂正、追加しました。申し訳ありません。
※9/20 最終回予定でしたが、訂正終わりませんでした!すみません!明日最終です!
※9/21 本編完結いたしました。ヒロインの夢がどうなったか、のところまでです。
ヒロインが誰を選んだのか?は読者の皆様に想像していただく終わり方となっております。
今後、番外編として別視点から見た物語など数話ののち、
ヒロインが誰と、どうしているかまでを書いたエピローグを公開する予定です。
よろしくお願いします。
※9/27 番外編を公開させていただきました。
※10/3 お話の一部(暴言部分1話、4話、6話)を訂正させていただきました。
※10/23 お話の一部(14話、番外編11ー1話)を訂正させていただきました。
※10/25 完結しました。
ここまでお読みくださった皆様。導いてくださった皆様にお礼申し上げます。
たくさんの方から感想をいただきました。
ありがとうございます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、
今後はいただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきます。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
王子殿下の慕う人
夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。
しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──?
「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」
好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。
※小説家になろうでも投稿してます
【完結】え、別れましょう?
須木 水夏
恋愛
「実は他に好きな人が出来て」
「は?え?別れましょう?」
何言ってんだこいつ、とアリエットは目を瞬かせながらも。まあこちらも好きな訳では無いし都合がいいわ、と長年の婚約者(腐れ縁)だったディオルにお別れを申し出た。
ところがその出来事の裏側にはある双子が絡んでいて…?
だる絡みをしてくる美しい双子の兄妹(?)と、のんびりかつ冷静なアリエットのお話。
※毎度ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
ヨーロッパの雰囲気出してますが、別物です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる