スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜

櫛田こころ

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第449話 マブダチからの謝罪

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「マジですまねぇ! ケント!!」

「お……落ち着いて、エディ」


 襲撃事件(?)が無事に解決した次の日に、エディが来てくれたんだけど。

 来るなり、土下座して謝ってきたんだ。王様だから、そんな簡単に低い姿勢取っちゃいけないのにと思っても、エディは頑固に『いいや!』って言うんだよね。


「マブダチのとこに、危害を加えようとしてた連中の炙り出しに遅れたんだぞ!? ラティストらがいなきゃ、今頃君がどうなっていたことか!!」

「だ、大丈夫だったから! エリーちゃんやルゥさん達も来てくれたし!!」

「……そこんとこ、マーベラスが情報共有させてたおかげもあるが」

「ね? エディも頑張ってくれたんでしょ? 今日はお休みデーにしよ」

「ケント~!!」


 こうしていると普通の男の子だけど、実は王様って思う人はほとんどいないだろうなあ。冒険者としてのあだ名もあるくらい強いらしいし、エディはいくつの顔を持っているんだろう。

 僕にはマブダチと王様の顔くらいしか知らないけどね。それでもだいぶ嬉しい。


「新作のポーションパン作ったから、疲れ回復も兼ねて食べてく?」

「いいのか!?」

「もちろん。エディはいっつもヒーディア国のために頑張っているんでしょ? だったら、マブダチとして少しは力になりたいよ」

「……ケント。エリーをべた褒めする時もそうなのか?」

「そりゃぁ、彼氏だからそれくらいは」


 と言っても、エリーちゃんは冒険者として忙しいからなかなかデートの時間作れないんだよね(くすん)。

 とりあえず、ゆで卵サンドイッチとかを用意してあげれば、エディの顔はいつも以上に輝いてくれた。


「すっげぇ!? なんか豪華!! 具材はほとんど卵なのに!!」

「こう言うのをね? 僕のいた世界では『映える』って言ってたんだ」

「ばえる?」

「見た目にすんごいインパクトがあって、楽しいとか色々思うことの出来る……だったかな?」


 同級生の女の子とかが実習後に、先生に許可をもらってSNSに投稿してた知識程度しか知らないけどね? エディに説明してもはてなマーク必須だから、説明はそのくらいしておいた。


「たしかに、見た目は派手だな。女受けしそうだ」

「崩れやすいから、ガブッと!」

「おう!!」


 僕の勧め通りに、男の子らしく大口を開けて食べてくれるのを見ると。こういうのを作ってよかったと思えるよ。

 これだけでなく、コッペパンの方もリトくんと作ったからお土産に持って帰ってもらうことにした。


「無茶しないでねー」

「ケントもなー」


 事後処理とかの時間を縫って来てくれたから、ほんとにすぐ帰っちゃったけど。

 エディがいなきゃ、リトくんを弟子にすることも決心出来なかったし……いい友達だよ。本当に。

 少しでも力になれるのなら、マブダチとしても頑張らなくちゃ!!
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