72 / 560
第72話『濃厚なバターのクリームパン』②
しおりを挟む
このバタークリームの味付けの決め手は!!
「じゃーん、これを味付けに使います!!」
一見すると、どろっとした牛乳に見えるけど……僕は、皆さんに味見してもらうのにティースプーンで軽くボウルの中身をすくい……皆さんに渡した。
ロイズさんはさっぱりって顔をしているけど、お師匠さんは面白いくらいに『わなわな』って感じに震えてたんだよね!
「なんだ、このソース?」
「まあまあ、ひと口」
「んじゃ」
パクッと口に入れたのは、皆さんほぼ同時。
カウルも一度スライムに戻っていたから、触手で器用にスプーンを使ってた。
「「あっま!?」」
「濃厚……だな」
「こ、これは……練乳!?」
「なんだそりゃ?」
「物凄く、牛乳を煮詰めたソースの一種ですよ?」
僕的には、前世の時に一度先生から教わったこの練乳入りバタークリームが大好きなんだよね?
ケーキにも良いけど……パンにも抜群に合うんだ!
これ以外にも、少量の塩に砂糖、後から別で牛乳も。
ミキサーに順に入れて……ホイップとは違うけど、クリームが仕上がったら!!
ラティストが切り込みを入れてくれたソフトフランスに、たっぷりと挟み込む!!
「そ、そんなにもかよ?」
「絶対美味い……美味い」
「……ヴィー。ぶっ壊れてんぞ」
お師匠さんの、若干ロボモードはさておき。
牛乳パンこと、ミルクフランスが出来たら……ステータスがいつものように出てきたんだ!
【『バターたっぷり、濃厚ミルクフランス』
・裂傷、骨折完治まで回復
・精神力大回復
・浄化効果大
以上となります
】
改善となった、カレーパンにもだけど……お師匠さんを綺麗にした浄化って効果はここにもあるんだ?
ロイズさんにも確認を取ってもらうと……これなら店頭販売して大丈夫とお墨付きをいただきました。
「け……ケント! た、食べて良いか!?」
「欲望丸出しじゃねぇか!?」
「まあまあ」
けど、店頭販売可能になったので、一個を分割してひと口ずつ。
バターベースのコッテリしたクリームの主張も強いけど、練乳の甘さで少しさっぱりしていて……もっちりしたパンとの相性抜群!!
製パンの先生に教わった通りのパンが出来た!!
「「「「美味い!!」」」」
皆さんにも大好評!!
これで、新作も店頭に出せる……と、意気込んでたら、お師匠さんに深くお辞儀をされてしまったんだよね?
「ケント……いちごはあるか?」
「えっと……? あ、ああ!」
お師匠さんが何を試したいのか瞬時に理解した僕は。
冷蔵庫から、いちご数個。ヘタを取って軽く水洗い。器に入れたら……まだ残っている練乳をダバダバっと!
「これだ!!」
お師匠さんは、器を受けとると……天に捧げるように持ったんだよね?
けど、日本人だったから……いちごの練乳がけは食べたいのもわかる。
他の皆さんにも振る舞ったら……ロイズさんに、これをパンに出来ないかどうかって迫られるくらい、こっちの世界の味覚にも響いたんだ……と、ちょっと検討することにしました。
「じゃーん、これを味付けに使います!!」
一見すると、どろっとした牛乳に見えるけど……僕は、皆さんに味見してもらうのにティースプーンで軽くボウルの中身をすくい……皆さんに渡した。
ロイズさんはさっぱりって顔をしているけど、お師匠さんは面白いくらいに『わなわな』って感じに震えてたんだよね!
「なんだ、このソース?」
「まあまあ、ひと口」
「んじゃ」
パクッと口に入れたのは、皆さんほぼ同時。
カウルも一度スライムに戻っていたから、触手で器用にスプーンを使ってた。
「「あっま!?」」
「濃厚……だな」
「こ、これは……練乳!?」
「なんだそりゃ?」
「物凄く、牛乳を煮詰めたソースの一種ですよ?」
僕的には、前世の時に一度先生から教わったこの練乳入りバタークリームが大好きなんだよね?
ケーキにも良いけど……パンにも抜群に合うんだ!
これ以外にも、少量の塩に砂糖、後から別で牛乳も。
ミキサーに順に入れて……ホイップとは違うけど、クリームが仕上がったら!!
ラティストが切り込みを入れてくれたソフトフランスに、たっぷりと挟み込む!!
「そ、そんなにもかよ?」
「絶対美味い……美味い」
「……ヴィー。ぶっ壊れてんぞ」
お師匠さんの、若干ロボモードはさておき。
牛乳パンこと、ミルクフランスが出来たら……ステータスがいつものように出てきたんだ!
【『バターたっぷり、濃厚ミルクフランス』
・裂傷、骨折完治まで回復
・精神力大回復
・浄化効果大
以上となります
】
改善となった、カレーパンにもだけど……お師匠さんを綺麗にした浄化って効果はここにもあるんだ?
ロイズさんにも確認を取ってもらうと……これなら店頭販売して大丈夫とお墨付きをいただきました。
「け……ケント! た、食べて良いか!?」
「欲望丸出しじゃねぇか!?」
「まあまあ」
けど、店頭販売可能になったので、一個を分割してひと口ずつ。
バターベースのコッテリしたクリームの主張も強いけど、練乳の甘さで少しさっぱりしていて……もっちりしたパンとの相性抜群!!
製パンの先生に教わった通りのパンが出来た!!
「「「「美味い!!」」」」
皆さんにも大好評!!
これで、新作も店頭に出せる……と、意気込んでたら、お師匠さんに深くお辞儀をされてしまったんだよね?
「ケント……いちごはあるか?」
「えっと……? あ、ああ!」
お師匠さんが何を試したいのか瞬時に理解した僕は。
冷蔵庫から、いちご数個。ヘタを取って軽く水洗い。器に入れたら……まだ残っている練乳をダバダバっと!
「これだ!!」
お師匠さんは、器を受けとると……天に捧げるように持ったんだよね?
けど、日本人だったから……いちごの練乳がけは食べたいのもわかる。
他の皆さんにも振る舞ったら……ロイズさんに、これをパンに出来ないかどうかって迫られるくらい、こっちの世界の味覚にも響いたんだ……と、ちょっと検討することにしました。
応援ありがとうございます!
21
お気に入りに追加
475
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる