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第7話
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キエラに頼んで枝を一振り折って、コアマスターの手に持たせた。ぽかんとしていたけど、この子を無責任に保護するよりも覚悟を持って仲間にしよう。新しい家族の一員として。
「雲、綿、花……融合して器と成せ。この者を我が同胞として受け入れよう」
ミュラーたちからも光があふれ、玉となってコアマスターの方へ飛んでいく。枝に宿って大きな光となればコアマスターが吸い込まれていった。
「名を与えよう。サクラバと」
僕がコアマスターだった子に名を与えれば、桜色の華やかな衣装と伸びた髪が特徴的な姿と変化していた。初めての試みだったが、うまくいったみたい。
『このサクラバ。主殿に生涯お仕えします』
「うん、よろしく。これで僕らは家族だね? 帰ったら、奥さんも紹介するよ」
『情報共有の時に流れてきました。俺以上に美しい髪色の奥方ですね』
「自慢の奥さんだからね」
ルーノは再会してすぐに結婚したけど、自慢の奥さんだからね。
冒険者を引退してもまたテイムするとは思わなかったが、すべてを破壊だけで終わらせてはいけないのは人間としての責務でもある。それを教えてくれたのも、冒険者になりたい夢を与えてくれえたルーノだから。
その大事な奥さんとテイムした子たちと一緒に、僕は今の生活を幸せにするという新しい夢を実現していこう。
桜の木々を雲移動でゆっくり観覧しながら食べたルーノお手製のお弁当はとても美味しく、帰宅したらルーノはサクラバをライラと同じように可愛い可愛いと褒めながら受け入れてくれた。
「みんないっしょ、大事な家族や」
「そうだね」
『お前ら二人のガキも見たいぞ~』
『『そーだそーだ』』
『気が早いのでは?』
「「あはは……」」
新入りのサクラバに心配されるくらいだったけど、そこから一年先に本当に子どもができるとは思わなかったよ。
「雲、綿、花……融合して器と成せ。この者を我が同胞として受け入れよう」
ミュラーたちからも光があふれ、玉となってコアマスターの方へ飛んでいく。枝に宿って大きな光となればコアマスターが吸い込まれていった。
「名を与えよう。サクラバと」
僕がコアマスターだった子に名を与えれば、桜色の華やかな衣装と伸びた髪が特徴的な姿と変化していた。初めての試みだったが、うまくいったみたい。
『このサクラバ。主殿に生涯お仕えします』
「うん、よろしく。これで僕らは家族だね? 帰ったら、奥さんも紹介するよ」
『情報共有の時に流れてきました。俺以上に美しい髪色の奥方ですね』
「自慢の奥さんだからね」
ルーノは再会してすぐに結婚したけど、自慢の奥さんだからね。
冒険者を引退してもまたテイムするとは思わなかったが、すべてを破壊だけで終わらせてはいけないのは人間としての責務でもある。それを教えてくれたのも、冒険者になりたい夢を与えてくれえたルーノだから。
その大事な奥さんとテイムした子たちと一緒に、僕は今の生活を幸せにするという新しい夢を実現していこう。
桜の木々を雲移動でゆっくり観覧しながら食べたルーノお手製のお弁当はとても美味しく、帰宅したらルーノはサクラバをライラと同じように可愛い可愛いと褒めながら受け入れてくれた。
「みんないっしょ、大事な家族や」
「そうだね」
『お前ら二人のガキも見たいぞ~』
『『そーだそーだ』』
『気が早いのでは?』
「「あはは……」」
新入りのサクラバに心配されるくらいだったけど、そこから一年先に本当に子どもができるとは思わなかったよ。
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