26 / 84
ダンジョン攻略編
勝利に向けての逃走
しおりを挟む
●
ゴブリンの集落と戦闘する場合。その全てと戦うわけではない。
大抵が倒されるか、長が戦う前後で逃げ腰になる。それでもまだ戦って居る間は良いだろう、これが自分たちより格上の存在に倒されたら一目散に逃げる方が普通だ。むしろゴブリンを掃討する方が難しいと言える。
対して、今回の件は大問題だった。
洞穴から必死で逃げて来る敵を、こちらが蓋をしてしまっているのである。連中からすればより危険な相手から逃げるために、こちらに向かって一心不乱に脱出しているわけだ。踏み留まれば死ぬ可能性があるのに、逃げ腰になって逃げる筈もない。仮に三十から五十ほどの集落だったとして、二十倒せば良いのと、その全てを倒す必要があるのとでは大違いなのだ。
「背中を見せるな、拠点まで緩やかに後退! 立ち止まるのは拠点に辿り着いた時と、連中を脇道へ反らす時だけだ」
「戦うのは私の目的じゃないしね。いいわよ」
「不本意だが了解した」
「ワタシ、煙幕でも用意しておくネ」
少数ずつならば、ゴブリン如き五十どころか百でも恐ろしくはない。
問題なのはそいつらが一時に襲い掛かって来て、こちらの後衛を襲い、さらには囲んでしまう事だ。流石に魔法使いはゴブリンの攻撃を早々避けられないし防げない。そして数が居ることで、こちらの前衛を潜り抜けやすくなるし、もし囲まれてしまったら、避けるどころか逃げる事すら不可能に成ってしまうだろう。
だから先に後退して拠点に背中を守らせる。
配置してあるホムンクルスも戦力に加えられるし、幾つかある側道で他の方面に回ってくれれば、ゴブリン全てを相手する必要はなくなるのだ。まだ倒していないゴブリンと手を組むか、それとも争い始めるかは分からないが、少なくとも今よりずっと戦い易くなるだろう。
「エレオノーラは通行を塞げるような呪文を覚えて居たら用意しておいてくれ。一度に戦わなきゃ恐れる程の相手じゃない」
「判ったわ。でもそんな呪文あったかしら?」
ダンジョン攻略における多数撃破の定番は各個撃破だ。
せっかく屋内に侵入するのだから、それを利用しない手はない。とはいえこんな事態は想定して居なかったため、総数の把握している上層では提案する必要も無かったほどだ。中層に潜る際も上層の敵は軒並み蹴散らしてから行くつもりだったため、遺跡荒らしじゃあるまいし、壁を作って野戦築城するつもりは無かったのもある。
この対処策の問題は、覚えている術者が居るかどうかである。
精霊に頼んだり暗記で覚えられる系統の魔法の中に幾つか入っているのだが、そうそう使う機会がない呪文なのだ。重戦士が殴り倒せば壊れる土壁とか、三メートル四方のサイズしかない穴を空ける呪文とか、効果時間が永続でもないのに覚えている者は少ない。せいぜいが精霊使いが思い出すようにして使うくらいであった。
「あ……使えなくもないか。確認するけど、実際に塞がなくとも、通りたくなくなる状況になるだけでも良い?」
「それでいい。この地図を見て拠点のどっち側に使うか決めてくれ」
案の定、都合の良い呪文は無かったようだ。
エレオノーラは仕方なく、別の呪文で代用することを決めたらしい。俺はそれに合わせて簡易地図を取り出し、いつでも内容を参照できるように手渡した。俺自体は暗記してるし詳細を見直す以外では使わない物だ、エレオノーラが呪文を使いこなしてくれればみんな気が楽になるだろう。
これで状況を良くする方法を二つに増やした。
拠点まで下がりつつ、通路の一部を塞いで戦い易くする。攻撃呪文で巻き込めるのは精々が数体だが、通行を妨げる呪文ならば、一度にやって来る数が減る為、余裕で相手できるようになるのだ。魔力効率から言って、どちらが有益かはいうまでも無い。
「ブー、エレオノーラを連れて先に拠点まで下がってくれ。魔力が足りなきゃ薬を使ってくれていい」
「ワタシ戦わなくて済む。実にヨロシ。再見!」
イザと言う時の攻撃手段が減るのは痛い。
だが、二人を先に下がらせるのは後の希望に繋がる。拠点まで下がれば後は問題なく、ゴブリンが別方向に向かうまで時間稼ぎをすれば良いのだ。人間、先に希望が無くなれば折れるのも早いが、少し時間を稼げば楽になるのであれば案外しぶとい物である。
それにこう言っては何だが、後衛が俺一人なら逃げるのも簡単だ。
タイミングを見計らって撤退指示を伝えて一目散に逃げれば良い。前衛は何のかんのと言って防御しながら戦えるし、囲まれなきゃゴブリンなんかに殺されることは稀だからな。ジャンは体力無くなるまで維持で戦いそうなところがあるが、ホムンクルスは命令に忠実なので何とでもなるだろう。
「いまエレオノーラ達に拠点で反撃の準備に走らせました!」
「このまま徐々に後退して出来るだけ怪我せずに撤退しますよ」
「拠点に戻ればそれだけで勝ちです。こっちの頭数は増えるし弓矢もあります」
「連中がこのダンジョン一杯に広がる事で、むしろ俺たちの方が戦い易くなる。逃げるのは嫌だというのは無しにしてくださいね。本当に逃げるんじゃなくて、これも作戦ですからね!」
ダンジョンディフェンスでは意味のない十字路も多い。
経営上は意味がないのだが、やって来る敵を分散させて各個撃破したり、後ろから襲って楽に倒すためだ。このパターンと先ほどエレオノーラに頼んだ道の遮断を組み合わせることで、ゴブリンは分散させて俺達だけは一方向に専念するという感じの戦いになる。
やがて少しずつ後退する間にゴブリンが分散を始めた。
側道に回って別方面に行くのを安堵の目で見つつ、俺達の後方に出るルートではないかどうかを必死で思い出していく。暗記術では印象で記憶することが結構重要で、移動しながらも後方遮断に気をつけていたのでそれほど難しくはなかった。
「拠点が見えました! 俺は先に下がって魔法を唱えます。下がれると思ったら、その時点で一気に逃げてください!」
「勝つのだろう? ならば逃げると言うな! 後方に向かって突撃すると言え!」
俺の言葉にジャンが無茶を言う。
そりゃ無事に撤退出来れば勝てる確率が上がるとはいえ、基本姿勢は逃げる事である。これで気を良くして踏み留まられても困るので、『では俺は逃げますよ!』と嫌味の様に口にして撤退することにした。
やがてエレオノーラがフィリッパとホムンクルスを連れて待っている。
大盾の上にクロスボウを乗せ、何時でも射撃できる態勢だ。エレオノーラは呪文を唱えている状態なので、ジャンたちが戻ればタイミングを合わせて発動させる気だろう。
「援護の呪文行きますよ! 逃げてくださいね! スロウ!」
「動きが……っこの好機を捨てねばならんとは!」
移動速度を遅延させる呪文を敵前衛に向けて放った。
ジャンは悔しそうにしているが、何度も繰り返したことで流石に逃げ出してくれた。それに前後してホムンクルス二体も後退して、前衛たちは怪我をしながらも撤退に成功したのである。
そしてエレオノーラの呪文が炸裂したのは、そのしばらく後だった。
「現れよ、ポイズン・フィールド!!」
そして俺達を追い掛けて来る敵の半面へ毒霧が生じる。
即死させるほどに強力な毒ではないが、広さと効果時間に定評のある呪文の一つだ。単純な獣はこれ一つで壊滅させることも分散させることも出来ると聞いたことがある。見てからなるほどと思うと同時に……最初から攻勢に組み入れても良かったなと思う瞬間であった。
ゴブリンの集落と戦闘する場合。その全てと戦うわけではない。
大抵が倒されるか、長が戦う前後で逃げ腰になる。それでもまだ戦って居る間は良いだろう、これが自分たちより格上の存在に倒されたら一目散に逃げる方が普通だ。むしろゴブリンを掃討する方が難しいと言える。
対して、今回の件は大問題だった。
洞穴から必死で逃げて来る敵を、こちらが蓋をしてしまっているのである。連中からすればより危険な相手から逃げるために、こちらに向かって一心不乱に脱出しているわけだ。踏み留まれば死ぬ可能性があるのに、逃げ腰になって逃げる筈もない。仮に三十から五十ほどの集落だったとして、二十倒せば良いのと、その全てを倒す必要があるのとでは大違いなのだ。
「背中を見せるな、拠点まで緩やかに後退! 立ち止まるのは拠点に辿り着いた時と、連中を脇道へ反らす時だけだ」
「戦うのは私の目的じゃないしね。いいわよ」
「不本意だが了解した」
「ワタシ、煙幕でも用意しておくネ」
少数ずつならば、ゴブリン如き五十どころか百でも恐ろしくはない。
問題なのはそいつらが一時に襲い掛かって来て、こちらの後衛を襲い、さらには囲んでしまう事だ。流石に魔法使いはゴブリンの攻撃を早々避けられないし防げない。そして数が居ることで、こちらの前衛を潜り抜けやすくなるし、もし囲まれてしまったら、避けるどころか逃げる事すら不可能に成ってしまうだろう。
だから先に後退して拠点に背中を守らせる。
配置してあるホムンクルスも戦力に加えられるし、幾つかある側道で他の方面に回ってくれれば、ゴブリン全てを相手する必要はなくなるのだ。まだ倒していないゴブリンと手を組むか、それとも争い始めるかは分からないが、少なくとも今よりずっと戦い易くなるだろう。
「エレオノーラは通行を塞げるような呪文を覚えて居たら用意しておいてくれ。一度に戦わなきゃ恐れる程の相手じゃない」
「判ったわ。でもそんな呪文あったかしら?」
ダンジョン攻略における多数撃破の定番は各個撃破だ。
せっかく屋内に侵入するのだから、それを利用しない手はない。とはいえこんな事態は想定して居なかったため、総数の把握している上層では提案する必要も無かったほどだ。中層に潜る際も上層の敵は軒並み蹴散らしてから行くつもりだったため、遺跡荒らしじゃあるまいし、壁を作って野戦築城するつもりは無かったのもある。
この対処策の問題は、覚えている術者が居るかどうかである。
精霊に頼んだり暗記で覚えられる系統の魔法の中に幾つか入っているのだが、そうそう使う機会がない呪文なのだ。重戦士が殴り倒せば壊れる土壁とか、三メートル四方のサイズしかない穴を空ける呪文とか、効果時間が永続でもないのに覚えている者は少ない。せいぜいが精霊使いが思い出すようにして使うくらいであった。
「あ……使えなくもないか。確認するけど、実際に塞がなくとも、通りたくなくなる状況になるだけでも良い?」
「それでいい。この地図を見て拠点のどっち側に使うか決めてくれ」
案の定、都合の良い呪文は無かったようだ。
エレオノーラは仕方なく、別の呪文で代用することを決めたらしい。俺はそれに合わせて簡易地図を取り出し、いつでも内容を参照できるように手渡した。俺自体は暗記してるし詳細を見直す以外では使わない物だ、エレオノーラが呪文を使いこなしてくれればみんな気が楽になるだろう。
これで状況を良くする方法を二つに増やした。
拠点まで下がりつつ、通路の一部を塞いで戦い易くする。攻撃呪文で巻き込めるのは精々が数体だが、通行を妨げる呪文ならば、一度にやって来る数が減る為、余裕で相手できるようになるのだ。魔力効率から言って、どちらが有益かはいうまでも無い。
「ブー、エレオノーラを連れて先に拠点まで下がってくれ。魔力が足りなきゃ薬を使ってくれていい」
「ワタシ戦わなくて済む。実にヨロシ。再見!」
イザと言う時の攻撃手段が減るのは痛い。
だが、二人を先に下がらせるのは後の希望に繋がる。拠点まで下がれば後は問題なく、ゴブリンが別方向に向かうまで時間稼ぎをすれば良いのだ。人間、先に希望が無くなれば折れるのも早いが、少し時間を稼げば楽になるのであれば案外しぶとい物である。
それにこう言っては何だが、後衛が俺一人なら逃げるのも簡単だ。
タイミングを見計らって撤退指示を伝えて一目散に逃げれば良い。前衛は何のかんのと言って防御しながら戦えるし、囲まれなきゃゴブリンなんかに殺されることは稀だからな。ジャンは体力無くなるまで維持で戦いそうなところがあるが、ホムンクルスは命令に忠実なので何とでもなるだろう。
「いまエレオノーラ達に拠点で反撃の準備に走らせました!」
「このまま徐々に後退して出来るだけ怪我せずに撤退しますよ」
「拠点に戻ればそれだけで勝ちです。こっちの頭数は増えるし弓矢もあります」
「連中がこのダンジョン一杯に広がる事で、むしろ俺たちの方が戦い易くなる。逃げるのは嫌だというのは無しにしてくださいね。本当に逃げるんじゃなくて、これも作戦ですからね!」
ダンジョンディフェンスでは意味のない十字路も多い。
経営上は意味がないのだが、やって来る敵を分散させて各個撃破したり、後ろから襲って楽に倒すためだ。このパターンと先ほどエレオノーラに頼んだ道の遮断を組み合わせることで、ゴブリンは分散させて俺達だけは一方向に専念するという感じの戦いになる。
やがて少しずつ後退する間にゴブリンが分散を始めた。
側道に回って別方面に行くのを安堵の目で見つつ、俺達の後方に出るルートではないかどうかを必死で思い出していく。暗記術では印象で記憶することが結構重要で、移動しながらも後方遮断に気をつけていたのでそれほど難しくはなかった。
「拠点が見えました! 俺は先に下がって魔法を唱えます。下がれると思ったら、その時点で一気に逃げてください!」
「勝つのだろう? ならば逃げると言うな! 後方に向かって突撃すると言え!」
俺の言葉にジャンが無茶を言う。
そりゃ無事に撤退出来れば勝てる確率が上がるとはいえ、基本姿勢は逃げる事である。これで気を良くして踏み留まられても困るので、『では俺は逃げますよ!』と嫌味の様に口にして撤退することにした。
やがてエレオノーラがフィリッパとホムンクルスを連れて待っている。
大盾の上にクロスボウを乗せ、何時でも射撃できる態勢だ。エレオノーラは呪文を唱えている状態なので、ジャンたちが戻ればタイミングを合わせて発動させる気だろう。
「援護の呪文行きますよ! 逃げてくださいね! スロウ!」
「動きが……っこの好機を捨てねばならんとは!」
移動速度を遅延させる呪文を敵前衛に向けて放った。
ジャンは悔しそうにしているが、何度も繰り返したことで流石に逃げ出してくれた。それに前後してホムンクルス二体も後退して、前衛たちは怪我をしながらも撤退に成功したのである。
そしてエレオノーラの呪文が炸裂したのは、そのしばらく後だった。
「現れよ、ポイズン・フィールド!!」
そして俺達を追い掛けて来る敵の半面へ毒霧が生じる。
即死させるほどに強力な毒ではないが、広さと効果時間に定評のある呪文の一つだ。単純な獣はこれ一つで壊滅させることも分散させることも出来ると聞いたことがある。見てからなるほどと思うと同時に……最初から攻勢に組み入れても良かったなと思う瞬間であった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる