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底なし沼にて
92.
しおりを挟む【フォーサイス家前当主夫妻、実の息子に処刑さる!!】
木製の机の上に置かれた新聞紙の1頁目、更にその大見出しを飾っている文字列を見つめ、アンリはギチリとその美しい唇を噛み締める。彼の左右に座っているシャルとシャロンもゆっくりと書かれた文字を真っ赤な瞳で追い、それでも難しくて意味がわからなかったのか、2人揃ってコテンと首を傾げた。
件の弟によって潰された地下室を去り、新たな拠点ーーデスペリア家別邸の隠し部屋に移動したアンリ達。そこに先日新たにヴィンセント殿下が合流し、革新派は概ね全員が王城から離脱したことになる。……保守派の忍ばせている間者以外は。ともあれ漸く革命軍としてはひと段落ついたかーーと思った矢先に、これである。アンリは握りしめた己の両手から血が滲んでいるのを感じながら、呆然と瞬きすらも忘れて記事に書かれた文字に見入った。
父上と、母上が。愛してやまない2人が、死んだ。それも、何よりも大切な弟の手によって。
「……恨む相手を間違えるなよ。フォーサイス」
静かな水の流れのように涼やかに響いた声に、重々しく顔を上げる。すると、心なし眉を顰めて、しかしあくまで冷静さを崩さないヴィンセントが此方を見つめていた。その背後に立つアルヴィアも痛ましげに眉を顰めながらアンリを見下ろしていた。
彼等の視線を受けて、漸く我に帰ったアンリが瞬きをする。その様子にヴィンセントはほんの少しだけ安心した様に息を吐くと、彼の隣に腰掛けているアリスの頭を無造作に撫でた。何故かずっと目を瞑っていたアリスがパチリと目を開けて。アンリと、目が合う。
「そうだよアンリ。君は両親を殺したレーネを憎むかい」
「……」
「おや。此処は『何レーネ呼びしてるのかな』じゃないのかな。カンナにはそう言われたのだけれど」
「…………レーネ……」
「ああ成程。これは重症だ」
ブラブラと足を揺らして笑うアリス。すると直ぐにその横のヴィンセントが「揶揄うな」と彼女の頭を叩き、膨れっ面で頭を抱える彼女に溜息を吐いて俯くアンリを覗き込むように前のめりになった。彼のあまりにも真剣な真紅の瞳と目があって、アンリはブルリと身体を揺らす。
そんな彼の様子を見つめ、アルヴィアは疲れきったように肩を竦めた。
アンリ・フォーサイスは、普段こそ社交会で多くの貴族としのぎを削り、時には刺客を放ちあって代理戦争をさせるような立派な当主様だが、その実戦争の「せ」の字も知らない公爵家生粋の箱入り息子である。そんな彼が両親の死を目の当たりにしてーーそれも、保守派にいる実の弟に殺されたと聞いて、冷静であれという方が間違いだろう。寧ろ大声で泣き喚いて当たり散らさないだけよく頑張っている方だ。本当は、今にも発狂しそうな程辛いだろうに。
蒼白な顔を両手で覆って嗚咽を堪えるアンリに同調するように、双子の少年少女が不安げに眉を下げている。彼等も、随分表情豊かになった。
「ーーアルヴィア。フォーサイス弟の様子は如何だ」
「……心神耗弱状態でェ自室療養中だそォです。流石の団長もこれ以上は奴が廃人になると判断したらしい。手遅れだと思うがなァ」
「そうか……」
隻眼を細めて呟くアルヴィア。聞いたヴィンセントは不愉快そうに眉を顰め、その横のアリスは笑みを深め。まるで対照的な2人の表情にアルヴィアは小さくもう1度溜息を吐いた。そして、思案するように腕を後頭部で組む。
此処までくるとイリアス殿下の動きが不可解すぎる。正直言って、副団長とアルヴィアは彼がレーネをただ気に入り、その上で廃人にして遊びたいだけだと思っていたのだ。が、傷付けるだけ傷付けておいていざ限界が来れば休ませるのなら、実際の所彼の狙いは全く別のところにあるのだろう。本当に、読めない。
アルヴィアは真っ直ぐに項垂れるアンリを見つめている我が王を一瞥する。彼ならば、兄の目論みを察することが出来るのだろうか。
窓に黒い覆いを掛けているせいで昼間でも薄暗い室内に、新聞記事の横に置かれた魔具灯の光がゆらゆらと揺れる。あまりに不安定なそれが、アルヴィア達の未来の危うさを暗示しているように思えてしまって。アルヴィアは慌ててかぶりを振って魔具灯から視線を外した。いけない。最近如何にも干渉に浸りがちだ。柄じゃねェ。
「「アンリ。レーネのこと嫌いになった?」」
重たく静まり返った部屋の空気を変えようとしたのか、ソファに乗り上げてアンリの服の袖をくいくいと引っ張って覗き込んだシャルとシャロン。そんな彼等の様子を楽しそうに身を乗り出して見つめるアリスはさておき。
アルヴィアは思わず頭を抱える。今の彼に、その質問は酷だろう。随分人間らしくなった彼等だが、まだ人の感情を推し量るほどには育っていないのだ。
しかし、沈痛な面持ちのまま顔を上げたアンリは、それでも微かに苦笑して双子の白髪を優しくかき混ぜ「そんなわけないだろう」と小さく囁いた。ヴィンセントが安堵の息を吐き、アリスがうんうんと殊更満足げに頷く。
「ーー彼等の華やかな人生の最期を飾るに相応しい、勇敢な姿だったのでしょうね。2人で、湖の底にっ…沈んで、1つの魔力となって……」
「ああ、流石はおばう……フォーサイス夫妻だ」
「レーネを恨んだりなんてしません。彼が今どれ程苦しんでいるか……あの可愛いレーネが……あああ控えめに言って全員殺したい」
よし、通常運転だな解散。そう言って記事をビリビリに破って屑入れに捨てたヴィンセント。それが、毒舌な彼なりの不器用な優しさである事を知っているアルヴィアは、べそべそと惨めったらしく泣き始めたアンリを冷たく睥睨して直様悪態に切り替えた主を穏やかな眼差しで見つめ、特に何も言う事なく苦笑した。
すると、話がひと段落したことを察したのか、いつもよりは静かに事の流れを見守っていたアリスが退屈そうに笑って首を傾げた。途端、えげつない殺気が放たれ始める。ーーああ、勘弁してほしい。
すっかり飽きてしまったのだろう。ふわりと軽やかに立ち上がった彼女はスタスタと隠し部屋の扉の前に移動する。そして、ニッコリと可愛らしく頬を緩めてダァン!!と地面を片足で穿った。ああ凹んだ。
天使のような愛らしい表情とは反対にその瞳孔はガッツリ開いてしまっているのだがーーまあ、彼女の殺気に感化されたアルヴィアや双子も似たようなものなので、今回は言及しないでおく。
「まだ、ねぇえまだまだまだまだ??決戦の時は来ないのかい?ねぇヴィンセント。ああ、耐えきれない!早く早く早く早くはやくはやく戦いたい殺したい赦せない。殺し合いたいのにまだなのかい?もう武器も揃ったのに魔具もあるのにまだだめなのかいなぁなぁなぁぁああ」
「黙れ煩い落ち着け座れ。まだだ。予定が狂ったからな。ーーだろう。第4部隊隊長」
2つに可愛らしく結われた髪の毛をぐしゃぐしゃと掻き乱しながら、狂ったように息継ぎもせずべらべらと喋り続けるアリス。血色の瞳をぐるぐると不安定に揺らしながらふらつく彼女を冷たく一蹴したヴィンセントが、どんよりと真っ暗な部屋の奥を見つめて言葉を投げた。
すると、今まで全く人の気配すらしなかった其処に、じわりと滲むように1人の人間の気配がさす。闇に溶けて紛れ込んでいた「第4部隊隊長」と呼ばれた男性が、美しく微笑んでその姿を現した。
美しい女性ものの騎士服に身を包み、腰まで丁寧に伸ばされた水色の髪を靡かせた男。彼は優雅にアルヴィアの横ーー敢えて眼帯に覆われた方を通り過ぎ、部屋の入り口に突っ立っていたアリスを抱き締めてゆったりと微笑む。そして、アリスの両の髪束を優しく掴み、にっこりと口角を上げて。
「その通りに御座います。殿下」
「「何故。レーネにはもう時間がない」」
「喋りかけないで下さいます?呪い持ちなんぞと会話するつもりはないと何度言えば伝わるのでしょうかこの餓鬼どもは」
男性にしては高すぎる声を不愉快そうに震わせてビキリとこめかみを鳴らした彼は、それでも律儀に返事をしつつ冷え切った瞳でシャルとシャロンを睨みつけた。極め付けにぼうっと彼を見上げるアリスを抱きしめるや、「ああ可哀想に、可愛い俺のアリス」なんて嘯いて嘘っぱちの涙を浮かべている。ヴィンセントの呆れを含んだ溜息を聞いたアルヴィアが近寄って彼の頭を小突くと、男は優美に首を傾げてアルヴィアを見上げた。
「なんですか」
「テメェなァ……」
第4部隊ーー主に市中警備を名目とした「暗殺」「諜報」を本分とする部隊。その長に君臨している彼、カトリーヌ・クローバーは、この通り呪い持ちに強い差別意識を抱いている。と同時に、呪い持ちを擁護し保護する偽善者の事を毛嫌いしているのだ。ちなみに彼が比較的仲のいいアルヴィアとの飲み会にしつこくフォーサイスを誘うのも、完全なる嫌がらせに他ならない(アルヴィアはあくまで面白いから誘っている)。
とはいえ、彼の経歴が経歴だけに、誰も彼の双子への接し方に注意をする事は出来ないでいるのだが。双子にもそれとなく伝えてはいるので、彼等も特にカトリーヌの反応に不愉快や悲哀を示すことはない。なんならジリジリ近づいてはちょっかいをかけに行っている。そして毎度漏れなく殺し合いへと発展している。
割と早期に部隊ごと反旗を翻し、ロサの外に脱出してヘイデル王国と手を組む事に成功した彼等第4部隊は、つい最近になって漸く商業ギルドの大量の積荷に紛れて帰還を果たしたのだ。そして、それはつまり全ての準備が整ったことに他ならない。
にもかかわらず未だ待機を余儀なくされている現状に、生粋の戦闘狂であるアリスは納得いかないのだろう。疼いて疼いて、堪らないのだろう。拗ねたように美貌を顰めてカトリーヌの騎士服に顔を埋めてしまった彼女に、カトリーヌがだらしなく頬を緩めた。ヴィンセントがまたもや呆れきったように溜息を吐いている。
「第3部隊隊長を救いたいのであれば、彼が再び戦場に顔を出せる程度に回復しなければなりませんので。救う意味はわかりませんが」
「やめとけェ……」
「ああ。兄上が契約を更に変更したせいで面倒な事になった」
レーネ・フォーサイスを雁字搦めに拘束している魔法契約。その内容は、理不尽には慣れきっているアルヴィアをもってしても筆舌に尽くし難いほど酷いもので。
【契約主全員が死ぬか、彼等が契約解除宣言をしなければ解除されることはない。そして契約解除と同時に被契約主も死ぬ】
ーーなんて性根が腐りきった契約。到底人間相手に結ぶ代物ではない。無能な国王に代わってイリアス殿下が考えたのであろう契約は、確実にフォーサイスの心と身体を蝕み、そして革命軍にも被害を与えている。しかし、解除しようにも条件が詰んでいるのだ。契約に反抗しても死に、契約を終えても死に。一体全体どうしろと。
改められた契約内容を冷徹な声で語るヴィンセントに、シャルとシャロンの殺気が膨れ上がっている。やめとけアリスが覚醒する。
しかし、そんな胸糞悪い契約内容を聞いても、カトリーヌ・クローバーは美しい女性的な笑みを崩す事はない。彼は未だしがみつくアリスの身体を軽く抱き上げて真っ直ぐにヴィンセントを見据えると、細く美しい指で優雅に髪をかき上げた。
「何処にだって穴はあるものです。なくても作ればいいのです。そしてそれは、成ったのだから」
あとは、全て第3部隊隊長次第です。
そう宣言して。
夜闇に紛れる様にして宿舎の一室に集まった第1部隊に所属する騎士達。彼等は自分達とは別の棟にある隊長達の部屋ーー詳しくは忌み嫌ってきた第3部隊隊長の部屋を見上げ、神妙な表情を浮かべた。誰も、口を開くことはない。
我を失って泣き叫び、「ちちうえ」「ははうえ」と叫んでは己の腕や足を切りつけた青年の姿。今にも両親を追って湖に飛び込むのではないかと危惧する程錯乱していた彼を、咄嗟に抱き締める様にして制止した時。彼等は漸く本当の意味で、自分達が彼を此処まで追い詰めてきたのだと自覚したのだ。まったくもって酷い話である。ーーが。
何処かで勝手に、彼程の人間ならば自分達如きが何をしようとさせようと、全く気にする事なく平然と過ごすのだと決めつけていた。彼程強いのならば、適当に受け流して毅然と前を向いて生きていくのだと思い込んでいた。
「……やばいよな」
「……ああ」
自室の寝具に呆然と座り、はらはらと虚空を見つめて涙を流す青年。彼の自室に世話を焼くために足を踏み入れ、個室の机に置かれていた萎れかけの真っ赤な花を見つけて、気まぐれに水でも変えてやろうと手を伸ばした先に。
騎士は、これでもかというほどの、愛を見た。ただ一心に目の前の青年を愛する人間の想いが綴られたそれを手に取った瞬間。
『やめてください、あぁぁぁおねがいしますさわらないで、おねがいします、いりあすさま、おねがい、しんじて、こわさないでくださいおねがいします』
どさりと寝具から崩れ落ち、騎士の両足に縋り付いて地に伏せた青年は、見た事もない程無様な体勢で何度も何度も謝罪してみせたのだ。あまりにも惨めで悲愴なその姿に息を呑んだ騎士を見上げ、彼はへらりと情けない笑みを浮かべて。
『もっところしますからおねがいもやさないで、つぎはだれころしますか?あにうえ?きし?だれでもころしてみせますからーー』
固まった騎士が慌てて「悪かったよ。殿下にも言わないから」と宥めて額縁に入ったそれを渡せば、彼はぼろぼろと涙を流して抱き締める様に愛の塊を抱え込み、それはそれは嬉しそうに悲しそうに笑って気絶したのだ。
目の前でその流れを見た騎士も、話を聞いただけの騎士も。皆が、高潔な第3部隊隊長の変わり果てた姿に衝撃を受けた。
その時の記憶が蘇ったのか、騎士達の顔色がますます悪くなっていく。悪人は悪人らしくあれ、と優雅に微笑んですら見せた彼の言葉をそのまま外面だけ受け取って、その強さに惨めったらしく嫉妬していた。隊長に気に入られた事を恨んでいた。だって、その果てにあれ程壊れてしまうなんて、誰が思うのだろうか。それにすら、何処か羨望してしまう己の醜さたるや。
「ーー本当に、死ぬのかな。彼奴。……俺達も」
ボソリと誰かが呟いた言葉に、騎士達の背筋に寒気が走った。保守派が負けると確信を持って宣言した第3部隊隊長と、その両親。彼等が冗談で言っているとは、流石の愚か極まる騎士達も思わなかった。
保守派が負けるということはつまり、自分達は死ぬということ。薄寒い外気のような恐怖が、じわじわと彼等から温度を奪っていく。
あれ程国民を私欲で弄び、殺したのだ。負けたなら、今更どうして生かしてもらえるだろうか。騎士は盛大に顔を歪め、八つ当たりに舌打ちをしてみる。しかし、心は全く穏やかにはならなかった。
彼等はイリアス様が、自分達が負ける未来などーー自分達が虐げられる側に回る可能性など、想定すらしていなかったのだ。だからこそあれ程残虐な事を平気で行えたのだが、それがいざ自分に回ってくる事を考えると、恐ろしくて仕方がない。保守派の戦闘力の要とも言える第3部隊隊長も「あんな」状態だ。更に保守派の敗北が現実味を帯びるというものである。
重たい沈黙が、室内を圧迫した。
「ーーいいや、俺達は隊長の部下だ。負けんぞ」
そんな闇を切り裂くような声に、騎士達は下がりきった首を上げた。すると、不安そうに顔を歪めながらも毅然と騎士達を見回す1人の騎士と、目が合う。真っ直ぐな彼の言葉を聞いて、彼等は恐怖の中でも全く自分達が「裏切る」という選択肢を持っていないことに気が付いた。
顔を見合わせた騎士達はおろおろとお互いの顔を確認しあい、その点において皆同様であると理解するやいなや、徐々に余裕を取り戻し笑顔になっていく。
そうだ。俺達は隊長の役に立ちたくて騎士になったのだから。
保守派が負ける?いいや、命を賭けてでもイリアス様と隊長を護ってみせる。勝たせてみせるさ。それで死んでも、死後の世界で保守派が負けるなどとほざいた彼等を盛大に嗤って見下してやろうではないか。
どうせ、隊長にすら名前も覚えられないようなその程度の自分達だ。それならば、最期くらい足掻いて足掻いて足掻いてせめてこの中の誰かが歴史に微かな汚名でも残せたならば。
自分達にしては、よくやった方なのではないだろうか。
騎士達はぐるりと顔を見合わせ、静かに円陣を組んで、彼らなりの正義の誓いを果たしたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
カトリーヌ・クローバー(27)
フィオーレ王国近衛騎士団第4部隊隊長。セスやナヨンの元上司の後任で彼等をーー特にナヨンを引き取ったレーネを「偽善者」と呼んで忌み嫌っている(嫌がらせの方向が地味と評判)。呪い持ちに対する差別意識が強いが、「後天性」であるアリスには優しい。身体は女性だが心は男性。外では女性口調。さっさと凝り固まったこの国を変えて名実共に男性として生きたい。
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