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3 知らないうちに奴隷落ちですか?

3―5 餞別ですか?

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 3ー5 餞別ですか?

 「グレイシア!」
 「は、い」
 転げるように商人の前に駆け出してきた小男に奴隷商の男は命じた。
 「こちらの奴隷をすぐに準備しろ」
 「は、い」
 「いいか?くれぐれも丁重に、な」
 「は、い、かしこまり、ました」
 「それから、サービスでこの奴隷のお世話をする従僕を1人見繕って差し上げるように」
 「は、い」
 小男は、俺の方へとやってくるとそっと俺の手をとり屋敷の中へと連れていった。
 屋敷の中は、ひんやりとしていて人影もなかった。
 小男は、俺を豪勢で美しく整えられた部屋へと案内すると俺にはめられた手枷と足枷を外してくれた。
 「すま、ん。首輪、は、ここ、では、外せん」
 そう言うとグレイシアと呼ばれていた小男は俺を風呂へと連れていった。
 小男は、俺を風呂用の椅子に座らせると石鹸を泡立てて俺の体を洗い始めた。
 俺の胸の突起に微かに触れてきたグレイシアに俺は、慌てて声をあげた。
 「いい、から!俺、自分で洗うから!」
 「勘違い、する、な。これは、商品の、点検、だ。体にキズ、などあっては、いけない、から、な」
 有無を言わさずにグレイシアは、俺の両足を開かせると俺の中心へと手を伸ばしてきた。
 前に触れられて、俺がびくっと体を固くするのを見てグレイシアは、低く笑った。
 「お前、は、純真、なん、だ、な。まあ、もう、そんなこと、は、なくなる、わけだ、が」
グレイシアは、俺の下半身を念入りに洗い始めた。
 「ここ、まだ、ピンク、色、だな」
 俺の軽く頭をもたげてきたものを手で包み込んでグレイシアは、舌なめずりした。
 「まだ、使った、こと、ない、の、っか?」
 「そ、んな、こと」
 俺は、グレイシアに鈴口に指先を擦り付けられて奴を押しやろうと抵抗した。だが、奴は、かまわず俺の泡まみれのものを咥え込んだ。
 「あっ!」
 じゅるじゅるっと音をたててグレイシアは、俺のものをしゃぶり、舌で弄んだ。
 「だ、だめっ!」
 俺は、堪えきれずにグレイシアの口中へと白濁を放った。
 グレイシアは、俺の放ったものをごくりと飲み干すとにやりと笑った。
 「これ、は、お前、への餞別、だ」
 餞別?
 俺は、グレイシアに抱き上げられて運ばれながら、涙ぐんでいた。
 「なんで、こんな、こと」
 グレイシアは、俺を抱いて湯船に運ぶとそっと下ろした。
 
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