125 / 276
3部 永久の歌姫編
聖槍を継ぐ者
しおりを挟む
灼熱の炎が大蛇へ襲い掛かる。悲鳴を上げるように甲高い声が上がると、鱗の一部が溶けていた。
セネシオの放った魔法は、想像以上の威力を持っており、効果を発揮した。これならやれるかもしれないとシャルが思ったのも束の間、怒り狂った大蛇の攻撃が無差別に襲い掛かる。
光の筋が針のように降り注ぎ、四人に襲い掛かる。シャルはそれほど困らなかったが、他の三人は翼がある分だけ、攻撃に対して苦戦した。
翼は一歩間違えれば急所となるだけに、なにがなんでも避けなくてはいけない。
「逆ギレされたような気分だよ」
攻撃したところ、キレた魔物だと表現すれば、同意するようにシャルも頷く。
どう見ても逆ギレだ。襲いかかってきて、反撃されたから怒っているなど呆れてなにも言えない。
(これが本当に外からの魔物なのか)
外から来た魔物は言葉を話すとも聞かされていたシャル。頑丈さを考えれば間違いないと思うのだが、知能は個体差があるのかもしれないと思い直す。
このとき、光の筋がただの攻撃と思っていた全員。過ちはすぐに気付かされる。
「これは…」
最初に気付いたのはセネシオだ。放たれた光の筋がいくつか地面に刺さって残っている。
警告しようとした瞬間、大蛇の咆哮が地面を揺るがすように響き渡った。
「退くんだ! これは、分裂してる!」
ただの攻撃だと思っていたそれは、中に違うものが混ざっていたのだ。大蛇の咆哮を合図に残された光の筋が小さな蛇へと変わっていく。
それほど大きくはならなかったが、性質が外の魔物であれば厄介な存在だ。
少なくとも、先ほどまで相手をしていた魔物とは、まったく違うだろう。
慌てたように距離を取ろうとしたが、気付いたのが遅すぎた。蛇は足や翼へ巻き付き、締め付けるように動いていく。
「クッ…」
翼を使えないと飛ぶことはできない。なによりも、このまま折られでもしたらと思うと、蛇を引き剥がさなくてはと思う。
真っ先に剥がそうとしたのはソニアだ。自分ではなく、アクアに巻き付いた蛇に手を伸ばす。
「…っつ」
電気が走るような感覚。まさかと無我夢中で引き剥がした瞬間、蛇から電流が流れた。
自分に巻き付いている蛇だけなら、身体が痺れる程度で済んだだろう。けれど、アクアに巻き付いた蛇まで手にしていたソニアは二重の攻撃を受けてしまった。
「ソニア!」
駆け寄ろうとしたシャルの周囲にも蛇は多く、セネシオも蛇に巻き付かれていたことから攻撃を受けている。
回避できたのは、助けられたアクアと蛇を避けたシャルだけだ。
(このままだと、全員やられる)
退くタイミングはすでに逃している。逃げたとしても、大蛇にこのようなことが出来る時点で、神殿から逃げるぐらいのことをしなければ逃れられなかったかもしれない。
小さい蛇がどこまででも追いかけてくるだろう。
「クソッ」
冷静にならなければいけないのはわかっているが、ソニアが気になって冷静になれない。
(落ち着け…)
ここで自分が冷静さを欠くわけにはいかないと言い聞かせる。考えるのだ。大切な者を守るために、ここをどう切り抜ければいいのか。
頼れるものなどもうない。自力でどうにかするしかない現状、シャルはどうすればソニアを助けられるかしか考えていなかった。
頭をフル回転させて考えていれば、急に真っ白な空間へ放り込まれたシャル。
(いや、意識だけ飛ばされたのか)
これは意識がどこかに引き寄せられたのだ。瞬時に自分の状況を理解すれば、なにへ引き寄せられたのかと考える。
『ここへ放り込まれて、驚かないとはな。さすがだと言えばいいのか』
聞き覚えのない声が背後から聞こえてきた。振り返った先に、見覚えのない青年がいる。
青年に見覚えはないが、けれど知っていた。彼が受け継いできた時計、そこに記録されていたからだ。
「イェルク・ソレニムスか……」
『俺がわかるわけか。なら、話は早い』
淡々と言う青年は、とうに死んでいるはずの人物。三千年前、光の英雄と呼ばれた一人だ。
死後の世界にでも行ってしまったのか。そんなことを思わず考えてしまったが、それならば自分だけここなのに納得しない。
あの大蛇を前にして、自分が一人で死ぬことはないだろう。そのときは、おそらく誰も助からない。あの場にいた全員が殺されているだろう。
それだけはハッキリと言えた。
状況は理解できていないが、ひとまず死後の世界ではない。なんらかの空間に、精神だけが飛ばされたのだということは理解した。
場所は理解できたが、問題は戦況だ。
『時間は取らない。今はそのようなときではないだろ』
「そうだな」
詳細を聞くよりも、早く戻せと言いたい。誰よりも大切な者がいるのだから。
『力を求めてるのだろ。大切な者を守るために』
「くれるわけか」
次の瞬間、早く戻りたいという気持ちよりも興味を引く言葉に、動きが止まる。
三千年前のことを知るからこそ、目の前にいる人物に関してもある程度は知っていた。月を表す聖槍の使い手であり、その聖槍は光を元にしている。
つまり、手にすることができれば大蛇とまともに戦えるということだ。
『この力は、お前の気持ちに同調したからな』
求めるなら与えると言われれば、迷うことなどない。失わないためには、使える物はなんでも使うのだ。
『……なにかしら、似ている者が継ぐのか』
考えを察してか、イェルクは小さく呟いた。
『時間がない。いきなり実戦で使うものでもないんだが、あの人の血族なら問題ないだろ』
それは誰よりもわかっていた。聖剣や聖槍といった物に関しても、記録という形で残されている。
神の力そのものであり、使えば身体に負担がかかる物。強制的に眠りに落ちるというものだ。
「寝るだけなら問題はない」
『そうだな。問題はない。ならば、ひとつ助言だ』
聖槍の使い方ではない。彼が与えた助言は、思ってもみないもので驚いた。
まさか、そんなことを言われるとは思わなかったのだ。
『すべてが終わったら、星視の間へ妃様と来てくれ』
そこでならもう一度だけ話ができると言われれば、彼だから知っているなにかを話してくれるという意味だと頷く。
この一件に関して、話せる限り聞き出そう。聖槍など手にしてしまえば、このまま無関係でいることなどできないのだから、情報は必要だ。
目の前に光が集まり、槍へと変化していく。溢れ出る力は、シャルが扱ったこともないほどのもの。
(使える、使えないじゃない。俺に、従え! 聖槍!)
・
セネシオの放った魔法は、想像以上の威力を持っており、効果を発揮した。これならやれるかもしれないとシャルが思ったのも束の間、怒り狂った大蛇の攻撃が無差別に襲い掛かる。
光の筋が針のように降り注ぎ、四人に襲い掛かる。シャルはそれほど困らなかったが、他の三人は翼がある分だけ、攻撃に対して苦戦した。
翼は一歩間違えれば急所となるだけに、なにがなんでも避けなくてはいけない。
「逆ギレされたような気分だよ」
攻撃したところ、キレた魔物だと表現すれば、同意するようにシャルも頷く。
どう見ても逆ギレだ。襲いかかってきて、反撃されたから怒っているなど呆れてなにも言えない。
(これが本当に外からの魔物なのか)
外から来た魔物は言葉を話すとも聞かされていたシャル。頑丈さを考えれば間違いないと思うのだが、知能は個体差があるのかもしれないと思い直す。
このとき、光の筋がただの攻撃と思っていた全員。過ちはすぐに気付かされる。
「これは…」
最初に気付いたのはセネシオだ。放たれた光の筋がいくつか地面に刺さって残っている。
警告しようとした瞬間、大蛇の咆哮が地面を揺るがすように響き渡った。
「退くんだ! これは、分裂してる!」
ただの攻撃だと思っていたそれは、中に違うものが混ざっていたのだ。大蛇の咆哮を合図に残された光の筋が小さな蛇へと変わっていく。
それほど大きくはならなかったが、性質が外の魔物であれば厄介な存在だ。
少なくとも、先ほどまで相手をしていた魔物とは、まったく違うだろう。
慌てたように距離を取ろうとしたが、気付いたのが遅すぎた。蛇は足や翼へ巻き付き、締め付けるように動いていく。
「クッ…」
翼を使えないと飛ぶことはできない。なによりも、このまま折られでもしたらと思うと、蛇を引き剥がさなくてはと思う。
真っ先に剥がそうとしたのはソニアだ。自分ではなく、アクアに巻き付いた蛇に手を伸ばす。
「…っつ」
電気が走るような感覚。まさかと無我夢中で引き剥がした瞬間、蛇から電流が流れた。
自分に巻き付いている蛇だけなら、身体が痺れる程度で済んだだろう。けれど、アクアに巻き付いた蛇まで手にしていたソニアは二重の攻撃を受けてしまった。
「ソニア!」
駆け寄ろうとしたシャルの周囲にも蛇は多く、セネシオも蛇に巻き付かれていたことから攻撃を受けている。
回避できたのは、助けられたアクアと蛇を避けたシャルだけだ。
(このままだと、全員やられる)
退くタイミングはすでに逃している。逃げたとしても、大蛇にこのようなことが出来る時点で、神殿から逃げるぐらいのことをしなければ逃れられなかったかもしれない。
小さい蛇がどこまででも追いかけてくるだろう。
「クソッ」
冷静にならなければいけないのはわかっているが、ソニアが気になって冷静になれない。
(落ち着け…)
ここで自分が冷静さを欠くわけにはいかないと言い聞かせる。考えるのだ。大切な者を守るために、ここをどう切り抜ければいいのか。
頼れるものなどもうない。自力でどうにかするしかない現状、シャルはどうすればソニアを助けられるかしか考えていなかった。
頭をフル回転させて考えていれば、急に真っ白な空間へ放り込まれたシャル。
(いや、意識だけ飛ばされたのか)
これは意識がどこかに引き寄せられたのだ。瞬時に自分の状況を理解すれば、なにへ引き寄せられたのかと考える。
『ここへ放り込まれて、驚かないとはな。さすがだと言えばいいのか』
聞き覚えのない声が背後から聞こえてきた。振り返った先に、見覚えのない青年がいる。
青年に見覚えはないが、けれど知っていた。彼が受け継いできた時計、そこに記録されていたからだ。
「イェルク・ソレニムスか……」
『俺がわかるわけか。なら、話は早い』
淡々と言う青年は、とうに死んでいるはずの人物。三千年前、光の英雄と呼ばれた一人だ。
死後の世界にでも行ってしまったのか。そんなことを思わず考えてしまったが、それならば自分だけここなのに納得しない。
あの大蛇を前にして、自分が一人で死ぬことはないだろう。そのときは、おそらく誰も助からない。あの場にいた全員が殺されているだろう。
それだけはハッキリと言えた。
状況は理解できていないが、ひとまず死後の世界ではない。なんらかの空間に、精神だけが飛ばされたのだということは理解した。
場所は理解できたが、問題は戦況だ。
『時間は取らない。今はそのようなときではないだろ』
「そうだな」
詳細を聞くよりも、早く戻せと言いたい。誰よりも大切な者がいるのだから。
『力を求めてるのだろ。大切な者を守るために』
「くれるわけか」
次の瞬間、早く戻りたいという気持ちよりも興味を引く言葉に、動きが止まる。
三千年前のことを知るからこそ、目の前にいる人物に関してもある程度は知っていた。月を表す聖槍の使い手であり、その聖槍は光を元にしている。
つまり、手にすることができれば大蛇とまともに戦えるということだ。
『この力は、お前の気持ちに同調したからな』
求めるなら与えると言われれば、迷うことなどない。失わないためには、使える物はなんでも使うのだ。
『……なにかしら、似ている者が継ぐのか』
考えを察してか、イェルクは小さく呟いた。
『時間がない。いきなり実戦で使うものでもないんだが、あの人の血族なら問題ないだろ』
それは誰よりもわかっていた。聖剣や聖槍といった物に関しても、記録という形で残されている。
神の力そのものであり、使えば身体に負担がかかる物。強制的に眠りに落ちるというものだ。
「寝るだけなら問題はない」
『そうだな。問題はない。ならば、ひとつ助言だ』
聖槍の使い方ではない。彼が与えた助言は、思ってもみないもので驚いた。
まさか、そんなことを言われるとは思わなかったのだ。
『すべてが終わったら、星視の間へ妃様と来てくれ』
そこでならもう一度だけ話ができると言われれば、彼だから知っているなにかを話してくれるという意味だと頷く。
この一件に関して、話せる限り聞き出そう。聖槍など手にしてしまえば、このまま無関係でいることなどできないのだから、情報は必要だ。
目の前に光が集まり、槍へと変化していく。溢れ出る力は、シャルが扱ったこともないほどのもの。
(使える、使えないじゃない。俺に、従え! 聖槍!)
・
0
あなたにおすすめの小説
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる