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320話
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私の言葉を聞いたデール様は安心したような、嬉しそうな顔で
「ありがとう」
とお礼を言うとその場を後にしましたわ。
本当はこの後、すぐにお話を、と思いましたがデール様はまだ授業が残っていますからね。
サボらせるわけにもいかないので、こればかりは仕方がありませんわ。
お昼の時に、以前私がカイン様たちと話をした場所で、と約束だけしているので大丈夫でしょう。
ちなみに、私とカイン様、エリザベート様は既に授業の全てを終えてしまっているので学園に来ても課題をこなして自由時間、というような感じになっていますの。
まぁ、私は先生から受け取ったばかりの大量の課題があるので今日は教室で勉強をしようと思っていましたが、カイン様たちはどうするんでしょう?
そんなことを思いながら再び教室に向かっている私たちですが.......
「なんだか視線が凄く多いですわね」
普段は感じない視線の数に思わず苦笑しながらそう言ってしまいましたわ。
レオンハルト様の婚約者として参加したパーティーの時も沢山の視線を感じましたが、それと同じくらい今も注目されていますのよね。
カイン様たちは普段からこんなに多くの視線を受けているんでしょうか?
もしそうだとしたら、王太子とその婚約者がいかに大変か、そして息苦しいのか.......考えるだけでゾッとしますわ。
そう思いながらジロジロと私たちの様子を窺うように見て来る生徒たちにチラッと視線を向けると
「まぁ、半年ぶりにセリスティア嬢が来ているから、皆は気になってしまうのかもね」
カイン様はそう言って頬をポリポリと掻きましたわ。
これには
「そ、そういうことですの?」
と間抜けな返事を返してしまいましたが、正直これほどまでに注目されるものだとは思ってもいませんでしたわ。
確かに私は半年もの間、カイン様たち以外に事情を話さずに国を出ていましたが、だからといって学園の生徒ほとんどが私を見る意味がわかりませんわ。
だって、国を出る前の私は、仲の良い人もいませんし注目されないように、と大人しくしていたんですもの。
そう思いながら、カイン様の言葉に首を傾げている私にエリザベート様が
「だって、もう学園には戻ってこないのでは?とまで言われていましたのよ?しかも今まで関わりのなかった私たちと一緒に居るんですから皆も気になって当然ですわ」
カイン様の言ったことに補足するかのようにそう言いましたわ。
まぁ......言われてみるとそうですわね。
私とカイン様が幼馴染だった、なんて知ってる人はいませんでしたし.......って、そんなことよりも
「私、学園に戻って来ないのでは、なんて言われていましたのね」
思わず苦笑しながらそう言いましたわ。
誰が流した噂なのかわかりませんが、学園に戻って来ない、なんてことはあり得ませんわよ。
だって、学園を卒業しないと領主として認められない、という決まりがありますもの。
なんて思っていると、私の言葉にカイン様は
「俺たちも気が付いたら流れていた噂なんだが、悪意のある噂ではないから放置してしまった」
となぜか申し訳なさそうに言われましたわね。
多分ですが、カイン様が否定しなかったことを責めている、とでも思ったんでしょうか?
もちろん、そんなことは思っていませんし、悪意のある噂は全て消してくれていたので感謝しかありませんわ。
なので、申し訳なさそうな顔をしているカイン様に
「これくらいの噂、なんとも思いませんわ」
と言うと、カイン様の表情が柔らかくなりましたわ。
「ありがとう」
とお礼を言うとその場を後にしましたわ。
本当はこの後、すぐにお話を、と思いましたがデール様はまだ授業が残っていますからね。
サボらせるわけにもいかないので、こればかりは仕方がありませんわ。
お昼の時に、以前私がカイン様たちと話をした場所で、と約束だけしているので大丈夫でしょう。
ちなみに、私とカイン様、エリザベート様は既に授業の全てを終えてしまっているので学園に来ても課題をこなして自由時間、というような感じになっていますの。
まぁ、私は先生から受け取ったばかりの大量の課題があるので今日は教室で勉強をしようと思っていましたが、カイン様たちはどうするんでしょう?
そんなことを思いながら再び教室に向かっている私たちですが.......
「なんだか視線が凄く多いですわね」
普段は感じない視線の数に思わず苦笑しながらそう言ってしまいましたわ。
レオンハルト様の婚約者として参加したパーティーの時も沢山の視線を感じましたが、それと同じくらい今も注目されていますのよね。
カイン様たちは普段からこんなに多くの視線を受けているんでしょうか?
もしそうだとしたら、王太子とその婚約者がいかに大変か、そして息苦しいのか.......考えるだけでゾッとしますわ。
そう思いながらジロジロと私たちの様子を窺うように見て来る生徒たちにチラッと視線を向けると
「まぁ、半年ぶりにセリスティア嬢が来ているから、皆は気になってしまうのかもね」
カイン様はそう言って頬をポリポリと掻きましたわ。
これには
「そ、そういうことですの?」
と間抜けな返事を返してしまいましたが、正直これほどまでに注目されるものだとは思ってもいませんでしたわ。
確かに私は半年もの間、カイン様たち以外に事情を話さずに国を出ていましたが、だからといって学園の生徒ほとんどが私を見る意味がわかりませんわ。
だって、国を出る前の私は、仲の良い人もいませんし注目されないように、と大人しくしていたんですもの。
そう思いながら、カイン様の言葉に首を傾げている私にエリザベート様が
「だって、もう学園には戻ってこないのでは?とまで言われていましたのよ?しかも今まで関わりのなかった私たちと一緒に居るんですから皆も気になって当然ですわ」
カイン様の言ったことに補足するかのようにそう言いましたわ。
まぁ......言われてみるとそうですわね。
私とカイン様が幼馴染だった、なんて知ってる人はいませんでしたし.......って、そんなことよりも
「私、学園に戻って来ないのでは、なんて言われていましたのね」
思わず苦笑しながらそう言いましたわ。
誰が流した噂なのかわかりませんが、学園に戻って来ない、なんてことはあり得ませんわよ。
だって、学園を卒業しないと領主として認められない、という決まりがありますもの。
なんて思っていると、私の言葉にカイン様は
「俺たちも気が付いたら流れていた噂なんだが、悪意のある噂ではないから放置してしまった」
となぜか申し訳なさそうに言われましたわね。
多分ですが、カイン様が否定しなかったことを責めている、とでも思ったんでしょうか?
もちろん、そんなことは思っていませんし、悪意のある噂は全て消してくれていたので感謝しかありませんわ。
なので、申し訳なさそうな顔をしているカイン様に
「これくらいの噂、なんとも思いませんわ」
と言うと、カイン様の表情が柔らかくなりましたわ。
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