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222話 義父side
しおりを挟むユーミアは、俺が差し出した紙が一体なんなのか、キョトンとした顔をして確認をしていたが、内容を確認して行くにつれて徐々に顔を真っ青に変えていった。
まぁ、当然だよな。
だって、俺が差し出した紙には離婚を許可する、ということが陛下のサイン付きで書かれているんだから。
さて、やっとユーミアも俺の本気が伝わったか?
そう思いながらどう反応してくるか、と黙って待っていると、ユーミアは何を思ったのか真っ青だった顔を今度は真っ赤に染めて
「勝手にこんなのを作っても無駄よ!どうせ偽物でしょう!?」
と言って紙を破き始めたではないか。
あぁ、当然だが陛下には破られてしまう可能性があることを事前に話していたから全く同じものを3枚ほど貰ってきている。
とはいえ、これ以上ユーミアの前に書類を出すつもりはないけどな。
気分が高揚しているのか鼻息を荒くして破いたばかりの紙を踏みつけているユーミアを、俺は今までにないくらい冷たい目をしながら見つめると、流石のユーミアも冷たい視線に気付いたみたいで
「な、何よ!何か言いたいことがあるなら言えば!?」
真っ赤な顔はそのままに、俺を睨みつけながらそう言ってきた。
多分、まだ自分が優位な立場にいる、と勘違いしているんだろうな。
だって、普通に考えるとこのような状況で俺を睨みつけるのもおかしい話だし、本当にまずいとわかっているなら、まずは謝罪をしてくるはずだ。
......いや、どのような状況になってもユーミアが俺に謝罪なんてするわけないか。
心の中で大きくため息をつきながら、この状況になっても尚、威張り続けているユーミアに本気で愛想を尽かした俺は、冷たい目をそのまま
「じゃあ、言わせてもらうが......お前は領民たちに何をした?」
そう話しかけた、
するとユーミアは
「な、何って.....別に何もしていないわよ」
そうは言ったものの、明らかに動揺しているのが伝わってきた。
まぁ、こっちもしっかりと準備をしてから話をしているんだから、何も知らないわけがないんだが、まさかバレているとは、という感じだろうな。
そう思いながら、動揺しているユーミアに向かって、俺は追い打ちをかけるかのように
「家の金を持ち出して、領民の家からは金目の物を全て奪い、挙句の果てに領民たちの仮定を崩壊させるような行動ばかりとって.......」
と話を続けると、流石に余裕がなくなって来たみたいで
「な、何を言っているのよ?私がそんなことをするわけないし、何かの間違えじゃない?」
真っ赤だった顔はいつの間にか、再び青く変わり、今まで舐め切った態度だったのに、今ではオロオロと俺の様子を窺っている状況だ。
形勢逆転とかいうやつか?
いや、元々ユーミアが有利な状況なんて一度もなっていないから逆転も何も、自分の立場を思い知らせただけだな。
なんて思いながら、顔色を悪くさせているユーミアに俺は
「平民達の間で自分がなんて言われているか知っているか?」
そう言ってバカにしたように笑ってやった。
すると、そんな俺の態度に腹が立ったみたいだが、自分がどう言われているのかは気にったみたいで首を傾げながら黙ったから、ニッコリと笑ってこう言ってやった。
「貴族のふりをした娼婦、ならしいぞ」
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