私のことを追い出したいらしいので、お望み通り出て行って差し上げますわ

榎夜

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208話

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無事にパーティーも終盤に差し掛かってきてそろそろダンスの時間、ということになりましたわ。

シャリア様と一緒にお話をしてから、レオンハルト様と私に話しかけて来る令嬢が一気に減ったような気がしますが.......嬉しいことだ、と思って気にしない方がいいですわよね。

そう思いながら、レオンハルト様と2人で会場の中を歩いていると

「ところで、なぜシャリア嬢と一緒に居たの?仲良くなる機会なんてなかったと思うんだけど.....」

ずっとソワソワしながら私の様子を窺っていたレオンハルト様がやっと質問してきましたわね。

まぁ、私も気づいているのなら話題に出したらよかったんですが、どう話を始めたらよかったのかわからず、レオンハルト様に聞かれるのをずっと待っていましたのよ。

なので、既にどう話すかは決めていた、ということで

「実は、レオンハルト様達と離れてからすぐにアーリナ様達に絡まれましたのよね」

とあった出来事を簡単にレオンハルト様に説明をしましたわ。

あぁ、ついで、と言わんばかりに名前の知らない令嬢に声を掛けられてジャミン様との関係を聞かれたことも話しておきましたわよ。

だって、あの令嬢は完全にジャミン様に好意を持っていましたものね。

私でも気付いた、ということはこの国の貴族たちは当然だと言わんばかりのことかもしれませんが、一応、ですわね。

それから、カティ様ともお話したことも、その時に暴言を吐かれてしまった、ということも伝えると、レオンハルト様は驚いた顔をしていましたが、すぐに

「気付かなくてごめんね」

と謝罪をしてきたので、これには

「その時は私に背をむけていたので気付かないのも無理ないですわ」

と苦笑するしかないですわよね。

だって、本当に離れてすぐの時でしたし、レオンハルト様もご家族の方に向っている最中とかでしたもの。

むしろ、それで気付いていたら背中に目でもついているのでは?というくらいのことですわよね。

なんて思いながら、大体のことを説明し終えると、私の話を聞いたレオンハルト様は

「なるほど........でも、まさかシャリア嬢が令嬢を庇うなんて......」

本当に驚いているみたいで、そう呟いた後に何か考え込み始めてしまいましたわね。

私としてはとても優しい人でしたし、なぜそこまで驚くのか理解が出来ないんですが.........。

もしかして、私が他国の貴族だから態度を変えて話してくれたんでしょうか?

そう思った私は、まだ何か考えているレオンハルト様に

「あの....ずっと気になっていたんですが、なぜシャリア様はそんなに恐れられている、と言いますか........」

と聞いてみることにしましたわ。

ただ、恐れられている、という表現が合っているのかわからないんですけどね。

ですがとりあえずシャリア様に対して、何かしらあるのはわかっていますわ。

レオンハルト様は最後に言葉を詰まらせてしまった私の言葉を代弁するかのように

「あぁ、皆喧嘩を売るようなバカなことをしないのか、って?」

と聞いてくれましたわね。

全くその通りだったので、小さく頷いた私を見ると、レオンハルト様は苦笑しながらもこう言いましたわ。

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