魔王様として召喚されたのに、快楽漬けにされています><

krm

文字の大きさ
上 下
4 / 12

04.イケメンに身を委ねています(ノдノ)

しおりを挟む
「さあ魔王様、お選びください。どの者をご所望ですか?」
ベルドランが問いかけてくる。そう言われても、そう簡単には選べない。俺は、魔族達を眺めながら途方に暮れた。
「もし迷っているようであれば、こちらの者などいかがでしょうか」
そう言うとベルドランは一人の魔族を手招きする。
「彼は最近魔王軍に入ってきたばかりの者です。まだ経験が浅いので、魔王様に満足していただけるか分かりませんが……」
「魔王様、初めまして。僕はユージと言います。よろしくお願いします」
丁寧にお辞儀をされる。彼は礼儀正しい魔族のようだ。
ユージと名乗ったこの男は、他の魔族と違ってかなり人間に近い姿をしている。黒い髪に整った顔立ちで、イケメンだ。彼が相手ならば、そこまで抵抗感はないだろう。
「わかった。君にしよう」
「ありがとうございます!」
俺の言葉に、ユージは嬉しそうな表情を見せる。
「魔王様が最初の相手をお決めになったぞ!」
「くそぅ、新入りのクセに!羨ましい奴め!」
「魔王様、オレも一緒に犯したい!」
「私にも抱かせてください!」
周りでは魔族達が盛り上がっていた。興奮した様子で周りを囲まれる。
「あ、あのっ……!最初はユージだけがいいんだけど……!」
「かしこまりました。皆、魔王様が怖がらないように、ユージ以外の者は触れないように!」
ベルドランが指示を出すと、魔族達は静かになった。
「くっ……ツラいが魔王様のためだ……」
「そうだな、少しの我慢だ……」
聞き分けが良くて助かった……。割と根はいい奴らなのかもしれない。
「グフォ……魔王様が処女を奪われる瞬間をじっくり見たいからな」
「ウホホ、それな」
……前言撤回だよちくしょう!

「魔王様、リラックスして、僕に身を委ねてくださいね」
「あ、ああ……」
ユージに声をかけられ、少しだけ安心する。人間っぽくて優しそうな奴がいてくれて良かった。
まあこれから犯されるわけだけど……。
「さあ、ここへ」
俺は言われるままにベッドの上に横になる。すると、ユージはすぐに俺の上へ覆いかぶさってきた。
「魔王様、失礼致します」
「ふぁっ……」
耳元で囁かれ、身体の奥底からゾクッとした感覚に襲われる。なぜか俺の身体は熱を帯び始めていた。
「あっ、なにっ……?」
首に吸い付かれ、そのまま首筋や鎖骨あたりを舌でなぞられ、舐められていく。
「ひゃうっ……」
乳首を軽く噛まれて、思わず変な声が出てしまった。
「魔王様、もっと気持ちよくなってくださいね?」
「ひっ……あぁっ……んぅ……」
両方の胸を交互に吸われ、弄ばれる。時折甘噛みされると、ビクンと身体が震えた。
「魔王様、感じてるんですか?」
「ち、違う……そんなんじゃない……」
俺は必死に否定するが、身体は正直に反応してしまう。魔族の精液を大量に飲まされたせいだろうか。感じやすくなってしまっている気がする……。
「魔王様、とても可愛らしいですよ」
「や、やめろ……そんなこと言うな……」
ユージは両手で俺の太股を掴むと、大きく広げさせた。そして、股間に顔を近づけてくる。
「魔王様、失礼します」
「え?あ、ちょっと待って……!」
止める間もなく、彼は俺のモノを口に含んだ。
「うわぁっ!?」
突然生暖かいものに包まれ、全身に快感が走る。
「や、やめて……離してくれっ!」
彼の頭を掴み、引き剥がそうとするが、全く離れようとしない。それどころか、ますます強く吸い付かれる。
「ひゃんっ!?ダメぇっ!!」
必死に抵抗するが、快楽のせいで力が入らない。その間にも彼は激しく攻め立てる。丁寧に裏スジやカリの部分まで舌で刺激されて、すぐに限界に達してしまいそうだ。
「くそぉ……こんな……やだぁ……やなのにぃ……なんで……」
悔しいのに、どんどん高ぶってしまう。頭がボーっとしてくる。
「やばい……もう……出る……出ちゃうよぉ……!」
「いいですよ、出してください」
「あぁっ!イクッ!イッくうぅー!!!」
ついに耐えきれず、大量の白濁をユージの口の中へ吐き出してしまった。
「ご、ごめん……」
謝りながら、慌てて起き上がる。しかし、ユージは特に気にしていない様子で、微笑みを浮かべていた。
「大丈夫です。魔王様が気持ち良くなって出してくださったものですから、喜んで飲みますよ」
そう言って彼はゴクリと喉を鳴らす。どうやら全部飲んでしまったようだ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

獣人将軍のヒモ

kouta
BL
巻き込まれて異世界移転した高校生が異世界でお金持ちの獣人に飼われて幸せになるお話 ※ムーンライトノベルにも投稿しています

魔王様の瘴気を払った俺、何だかんだ愛されてます。

柴傘
BL
ごく普通の高校生東雲 叶太(しののめ かなた)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。 そこで初めて出会った大型の狼の獣に助けられ、その獣の瘴気を無意識に払ってしまう。 すると突然獣は大柄な男性へと姿を変え、この世界の魔王オリオンだと名乗る。そしてそのまま、叶太は魔王城へと連れて行かれてしまった。 「カナタ、君を私の伴侶として迎えたい」 そう真摯に告白する魔王の姿に、不覚にもときめいてしまい…。 魔王×高校生、ド天然攻め×絆され受け。 甘々ハピエン。

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

博愛主義の成れの果て

135
BL
子宮持ちで子供が産める侯爵家嫡男の俺の婚約者は、博愛主義者だ。 俺と同じように子宮持ちの令息にだって優しくしてしまう男。 そんな婚約を白紙にしたところ、元婚約者がおかしくなりはじめた……。

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。

処理中です...