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美少女に転生!?
8話 華の大学生活!
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それからの俺は、必死で勉強して念願の慶光大学になんとか合格した。
松島寛太として受験勉強を一度経験していることが有利に働いたのもあるだろうが、小田嶋麻衣の地頭が良かったのもあるだろう。元々はそれほど勉強に力を入れていたわけでもなさそうだったが、集中して勉強すれば成績は順調に伸びていった。
性格的な要素もあるだろう。松島寛太はとにかくプレッシャーに弱かった。大事な試験や面接の場面では必ずお腹を壊していたし、それが原因で失敗が続くと「どうせ上手くいくわけがない」と自分で自分のことを諦めていたも。
小田嶋麻衣はそうではなかった。「ここが大事な場面だ!」というプレッシャーの実感は松島寛太の時と何ら変わらないのだが、吐き気もなく心拍数の上昇も明確には感じないとなると普段の実力が発揮出来た。それによって生まれた成功体験が次の意欲を生む……という好循環だった。
努力の甲斐あって念願の慶光大学に合格した時は、当初の目的も忘れてとても嬉しかった。このままどんな願いでも叶えられそうな気さえした。
優里奈も宣言した通り慶光大学に入学した。
私は残りの高校生活の全精力を勉強に充てていたけれど、優里奈は別にそこまで力を入れている様子もなく部活も普通に毎日していたし(彼女はバスケ部だった)、友達と遊びにも行っていた。……何だよ、ハイスペック人間め!
でも、慣れない大学生活で彼女がそばにいてくれることはとても心強かった。何より高校は女子校だったのに対し大学では男子との共学になるのだ!
私の男性恐怖症は全然改善されなかった。半径1メートル以内に男子が近付いてくると鳥肌・悪寒・吐き気……分かりやすく拒否反応はそのままに出た。
大学に入ってからは、なるべく目立たないように地味な格好をして、顔を半分以上隠すようなマスクとメガネを常にして、講義も教室の隅っこで息を潜めて受けていたような状態だったのだが……それでも彼ら男子大学生の美少女を見抜く嗅覚と、声を掛けてくる図々しさというものはズバ抜けたものだった。
「何学科なの?」
「1年生?もうサークルは入った?」
「今日新歓コンパがあるんだけど来ない?」
一日に何度声を掛けられたか覚えていられないほどだった。
松島寛太として生きている時は「美少女なんてみんなに優しく接してもらえて性格も悪くなりようがないし、何も言わずとも常に周りに気を遣ってもらって、ルックスだけで人生勝ち組だろ!それに比べて平凡な俺は……」という僻みの気持ちが多分にあったのだが、美少女には美少女の苦労があることを知った。最初は断るにしても相手を気遣って角が立たないように断っていたが、あまりに頻繁になるとそれもちょっと追い付かなくなってきてしまう。
そんな時はいつも優里奈が助けてくれた。間に入って適切な距離を保ち、それほど気まずくなく、大学生活に支障が出ないように上手く立ち回ってくれた。……マジで本当に優里奈が同じ大学にいてくれなかったら大学生活は破綻していたと思う。
だけど……俺には同時にそうやって声を掛けてくる男子大学生に対して羨ましいという気持ちもあった。
俺が大学生の時は自分と似たような陰キャのささやかな仲間内だけで固まり、そうやって明るく生きている陽キャたちをバカにしていた。……少なくとも表向きは彼らをバカにすることで、自分たちのプライドを保っていた。
でも大学生活が一度過ぎてしまったから分かるのは、なるべく調子に乗っておくべきだったということだ。周りと比較して卑下する必要なんてない。若い時分なんていうのはそれだけで調子に乗る正当な理由になる。今調子に乗らなければ今後の人生で調子に乗ることは恐らく出来ないだろう。
まあ前世から受け継いだそんな感傷的な気持ちもあったし、実際問題として男に接する機会を増やし男性恐怖症を克服したいという実際的な希望もあった。上手く改善されていけば、WISHのオーディションを受けメンバーとして「一生をWISHに捧げる」という条件を果たそうという気持ちも消えてはいなかったからだ(WISHはその後も何度もオーディションを開催していた)。やはりメンバーになってステージで輝くこと以上に「WISHのために人生を捧げる」ことはないように思えたからだ。……天使ちゃんや神様も文句の付けようがないだろ?
でも実際には男性恐怖症は全然改善されなかった。こちらが美少女だということに気負うことなく普通に接してくれて、友達くらいの距離感になる男子も何人かいたが、そういった相手でも身体的拒否反応は相変わらずだった。
こちらの男性恐怖症を理解してくれて受け入れてくれた男子が、飲み会の時に酔って抱きついてきた時はショックが大きかった。結局フランクに接してきたのはそういった下心があったのか……という恐怖心もあったし、それだけ関係性を築いてきた相手に対しても小田嶋麻衣の身体は強い拒否反応を示すのか……というショックもあった。
どう足搔いても男性恐怖症は克服出来る気はしなかった。
不思議なもので陰キャをしている時の方が男子は積極的に声を掛けてきた。陰キャの美少女というのは男子の「自分だけが知っている感」「自分が発掘した感」を刺激するのに最高なのかもしれない。
大学2年生になってからは普通にメイクもファッションも楽しんだ。「その方が面倒な男の子から声を掛けられることも減るんじゃない?」という優里奈のアイデアだったのだが効果は抜群だった。多くの男はあまりに露骨な美少女を目の当たりにすると眩しさのあまり引け目を感じて、中々声を掛けられないものらしかった。
その代わり「実はプロ野球選手と付き合っているらしい」「金持ちのパトロンがいる」「神崎優里奈とガチで付き合っている」とか様々な噂を流されたりもした。陰キャをしていた時は女の子たちとは結構仲良くなれたのだが、そういった噂が流れ始めると、新たに深く関わってくるような女子はほとんどいなくなった。……噂話ってひどくない?
まあでも、俺はレコード会社か芸能プロに就職することを目標にしていたので、最低限の交友関係で勉強に集中できたことは結果的に良かったのだろう。在学中にビジネス関係の資格の取得にも努めたのは我ながら立派だったと思う。
俺がそんな大学生活を送っている間に当の『WISH』は順調に国民的アイドルへの階段を駆け上がっていった。
最初の1年は思ったよりも人気が出ず、プロデューサーである「滝本篤最大の失敗!」という揶揄のされ方もしたのだが、2年目以降は順調にヒット曲を飛ばし、テレビの冠番組を持ち、メンバーがグラビアやモデルとして活躍し、大規模な会場でコンサートを行う……という段階を順調に踏んでいった。
俺が松島寛太として歩んでいた5年前と、そこは変わっていないようだった。
松島寛太として受験勉強を一度経験していることが有利に働いたのもあるだろうが、小田嶋麻衣の地頭が良かったのもあるだろう。元々はそれほど勉強に力を入れていたわけでもなさそうだったが、集中して勉強すれば成績は順調に伸びていった。
性格的な要素もあるだろう。松島寛太はとにかくプレッシャーに弱かった。大事な試験や面接の場面では必ずお腹を壊していたし、それが原因で失敗が続くと「どうせ上手くいくわけがない」と自分で自分のことを諦めていたも。
小田嶋麻衣はそうではなかった。「ここが大事な場面だ!」というプレッシャーの実感は松島寛太の時と何ら変わらないのだが、吐き気もなく心拍数の上昇も明確には感じないとなると普段の実力が発揮出来た。それによって生まれた成功体験が次の意欲を生む……という好循環だった。
努力の甲斐あって念願の慶光大学に合格した時は、当初の目的も忘れてとても嬉しかった。このままどんな願いでも叶えられそうな気さえした。
優里奈も宣言した通り慶光大学に入学した。
私は残りの高校生活の全精力を勉強に充てていたけれど、優里奈は別にそこまで力を入れている様子もなく部活も普通に毎日していたし(彼女はバスケ部だった)、友達と遊びにも行っていた。……何だよ、ハイスペック人間め!
でも、慣れない大学生活で彼女がそばにいてくれることはとても心強かった。何より高校は女子校だったのに対し大学では男子との共学になるのだ!
私の男性恐怖症は全然改善されなかった。半径1メートル以内に男子が近付いてくると鳥肌・悪寒・吐き気……分かりやすく拒否反応はそのままに出た。
大学に入ってからは、なるべく目立たないように地味な格好をして、顔を半分以上隠すようなマスクとメガネを常にして、講義も教室の隅っこで息を潜めて受けていたような状態だったのだが……それでも彼ら男子大学生の美少女を見抜く嗅覚と、声を掛けてくる図々しさというものはズバ抜けたものだった。
「何学科なの?」
「1年生?もうサークルは入った?」
「今日新歓コンパがあるんだけど来ない?」
一日に何度声を掛けられたか覚えていられないほどだった。
松島寛太として生きている時は「美少女なんてみんなに優しく接してもらえて性格も悪くなりようがないし、何も言わずとも常に周りに気を遣ってもらって、ルックスだけで人生勝ち組だろ!それに比べて平凡な俺は……」という僻みの気持ちが多分にあったのだが、美少女には美少女の苦労があることを知った。最初は断るにしても相手を気遣って角が立たないように断っていたが、あまりに頻繁になるとそれもちょっと追い付かなくなってきてしまう。
そんな時はいつも優里奈が助けてくれた。間に入って適切な距離を保ち、それほど気まずくなく、大学生活に支障が出ないように上手く立ち回ってくれた。……マジで本当に優里奈が同じ大学にいてくれなかったら大学生活は破綻していたと思う。
だけど……俺には同時にそうやって声を掛けてくる男子大学生に対して羨ましいという気持ちもあった。
俺が大学生の時は自分と似たような陰キャのささやかな仲間内だけで固まり、そうやって明るく生きている陽キャたちをバカにしていた。……少なくとも表向きは彼らをバカにすることで、自分たちのプライドを保っていた。
でも大学生活が一度過ぎてしまったから分かるのは、なるべく調子に乗っておくべきだったということだ。周りと比較して卑下する必要なんてない。若い時分なんていうのはそれだけで調子に乗る正当な理由になる。今調子に乗らなければ今後の人生で調子に乗ることは恐らく出来ないだろう。
まあ前世から受け継いだそんな感傷的な気持ちもあったし、実際問題として男に接する機会を増やし男性恐怖症を克服したいという実際的な希望もあった。上手く改善されていけば、WISHのオーディションを受けメンバーとして「一生をWISHに捧げる」という条件を果たそうという気持ちも消えてはいなかったからだ(WISHはその後も何度もオーディションを開催していた)。やはりメンバーになってステージで輝くこと以上に「WISHのために人生を捧げる」ことはないように思えたからだ。……天使ちゃんや神様も文句の付けようがないだろ?
でも実際には男性恐怖症は全然改善されなかった。こちらが美少女だということに気負うことなく普通に接してくれて、友達くらいの距離感になる男子も何人かいたが、そういった相手でも身体的拒否反応は相変わらずだった。
こちらの男性恐怖症を理解してくれて受け入れてくれた男子が、飲み会の時に酔って抱きついてきた時はショックが大きかった。結局フランクに接してきたのはそういった下心があったのか……という恐怖心もあったし、それだけ関係性を築いてきた相手に対しても小田嶋麻衣の身体は強い拒否反応を示すのか……というショックもあった。
どう足搔いても男性恐怖症は克服出来る気はしなかった。
不思議なもので陰キャをしている時の方が男子は積極的に声を掛けてきた。陰キャの美少女というのは男子の「自分だけが知っている感」「自分が発掘した感」を刺激するのに最高なのかもしれない。
大学2年生になってからは普通にメイクもファッションも楽しんだ。「その方が面倒な男の子から声を掛けられることも減るんじゃない?」という優里奈のアイデアだったのだが効果は抜群だった。多くの男はあまりに露骨な美少女を目の当たりにすると眩しさのあまり引け目を感じて、中々声を掛けられないものらしかった。
その代わり「実はプロ野球選手と付き合っているらしい」「金持ちのパトロンがいる」「神崎優里奈とガチで付き合っている」とか様々な噂を流されたりもした。陰キャをしていた時は女の子たちとは結構仲良くなれたのだが、そういった噂が流れ始めると、新たに深く関わってくるような女子はほとんどいなくなった。……噂話ってひどくない?
まあでも、俺はレコード会社か芸能プロに就職することを目標にしていたので、最低限の交友関係で勉強に集中できたことは結果的に良かったのだろう。在学中にビジネス関係の資格の取得にも努めたのは我ながら立派だったと思う。
俺がそんな大学生活を送っている間に当の『WISH』は順調に国民的アイドルへの階段を駆け上がっていった。
最初の1年は思ったよりも人気が出ず、プロデューサーである「滝本篤最大の失敗!」という揶揄のされ方もしたのだが、2年目以降は順調にヒット曲を飛ばし、テレビの冠番組を持ち、メンバーがグラビアやモデルとして活躍し、大規模な会場でコンサートを行う……という段階を順調に踏んでいった。
俺が松島寛太として歩んでいた5年前と、そこは変わっていないようだった。
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