レディース異世界満喫禄

意味がないと思うんだ！！

報告待ちという話を聞き少し考えてから口を開く。



「ならいつ報告が来てもいいように酒は呑まずに飯を一緒に食うべ、それと温泉も一緒に入るべさ」



あたしがそう提案をすると２人共嬉しそうに頷く。。



「なら今日は今後の仕事に気合を入れる為にステーキにするべ！！」



これからプレシアとエミリアの仕事はかなり大変だと思ったからそう提案した。



「それがいいわ！！気合が入るわよ！！」



・・・・・・・・・・あたしはアリーヌさんの為に提案したんじゃないんだよ？まああたしもステーキと聞いたらテンションは上がるんだけどね！！



あたし達のやり取りを見ていたカナデが微笑みながら口を開く。



「でしたら今日はドラゴンステーキにしましょう」



カナデの言葉にあたしが頷くとそれを見たアリーヌさんが嬉しそうに口を開く。



「厚切りにしてね！！」



・・・・・・・・・・あたしも厚切りでお願いしようかな？とか思っていたら別の部屋に行っていたフィーナとルナが戻って来た。



「丁度いい、今から飯を食おうって事になったんだ一緒に食うべ」



あたしがそう言うとルナが嬉しそうに微笑みながら口を開く。



「一緒に食事ができるなんて嬉しいですお姉さま！！」



「は？」



・・・・・・・・・・今ルナは何て言った？



「ねえルナ？」



あたしがルナの名を呼ぶと首を傾げて口を開く。



「何ですかお姉さま？」



あたしはその言葉を聞いてすぐにフィーナに視線を向けて微笑みながら口を開く。



「フィーナ？」



あたしの視線を受けてフィーナが腕を組み口を開く。



「ルナがお姉さまの魅力に気がついたんです！！」



「違うべ！！アンタが何か吹き込んだんだろうが！！」



フィーナの両頬を引っ張りながらあたしがそう言うと涙目でフィーナがジタバタしながら口を開く。



「おねえひゃまひたいでふ！！れもおねえひゃまにやらへるのはくへになりほう」



あたしはその訴えをスルーして口を開く。



「で？何を吹き込んだ？」



あたしがそう聞くとフィーナが答える為に声を上げる。



「おねえはまがいかにすはらすいかを」



何を言ってるのか分からなくなってきたので手を放しフィーナを見ると、フィーナが嬉しそうにな顔で口を開く。



「お姉さまの素晴らしさをお話したらルナがわかってくれたんです！！おねえさまが素晴らしい人だと！！！」



・・・・・・・・・・・・こりゃあまともな事を絶対に言ってないな！そう感じてあたしはルナに視線を向けて口を開く。



「ルナさん？コイツの話は話半分に聞いておいてね？信じちゃ駄目よ？」



絶対に話を盛りまくってるんだからまともに聞いても意味がないと思うんだ！！

あたしの言葉にルナが微笑みながら口を開く。



「やっぱりお姉さまは謙虚なお方なのですね、わかりました」



ねえその言い方変じゃね？わかったって何をわかったの？ねえ？と思って声を掛けようと思った時にカナデがキッチンから戻って来て口を開く。



「皆様お待たせしました」



おお！ステーキが焼けたんだね！！お腹も減ったし食べるべ！！



「さて皆席に着いて・・・・って早いなアリーヌ！！」



声を掛けようとして振り向いたらもうアリーヌは席に着いてフォークとナイフを握っていた。



「お腹が減ってたのよ！！さあ食べましょう！！」



あたしはアリーヌを見て苦笑しながら口を開く。



「って事で皆も席に着いて、ご飯にしよう」



全員が席に着いたのを見てあたしは口を開く。



「いただきます！！」



あたし達はドラゴンステーキを堪能した。