レディース異世界満喫禄

日の丸

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あたしも後でお礼を言わないとね!!

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あたしの報告を聞いてプレシアとエミリアは納得したように頷き少し2人で何かを話していたが2人してあたしに視線を向けプレシアが口を開く。



「本当助かったわレン、お礼をしないとね」



あたしはその言葉に首を左右に振り口を開く。



「ギルドから報酬をもらってるからいらないよ。報酬をもらったって事は仕事として動いたって事だ、だからお礼は要らないよ?あ!!でもフィルミナにはお礼を言っておいてね」



あたしがそう言うとプレシアがフィルミナに視線を向受けて口を開く。



「え?もしかしてフィルミナも戦ってくれたの?」



その言葉にあたしは頷き口を開く。



「【ビーン】の防衛戦で活躍したんだよ、フィルミナがゴブリンキングを倒してる」



あたしがそう言うとプレシアがフィルミナの両手を握りしめて微笑みながら口を開く。



「本当にありがとうございます!しかもゴブリンキングを倒すなんて・・・・私から何かお礼をしないといけませんね」



フィルミナがその言葉に微笑みながら首を左右に振り口を開く。



「お礼はいりません、私もレンと一緒で友達を助ける為に動いただけにすぎませんから」



微笑みながらそういうフィルミナの言葉にあたしも頷き口を開く。



「そうだよ、あたし達は友達の為に動いたんだ、だからお礼は要らないんだよ」



「そう」



プレシアはそう言った後何か考えてあたしを見て微笑む。



「それと貴女の【カグヤ商会】にも物凄く助けてもらったわ、本当にありがとう」



もう一度頭を下げるプレシアにあたしは首を左右に振り口を開く。



「そのお礼はエルスさん達に言ってあげて、支援物資に関してはエルスさん達が自分で判断して用意してくれたんだ、お礼はあの人達に言うべきだ」



あたしは【スタンピード】の知らせを聞いてすぐに動いてくれるなんて思ってなかったからね、さすがエルスさん達!あたしも後でお礼を言わないとね!!

その言葉を聞き2人は真剣な顔で頷く。



「わかったわ、それとレン・・・・1つ頼みがるんだけど」



ん?頼み?何だべ?もしかしてもう一度【魔の大森林】に行って欲しいとか?



「あのね・・・・・あの料理を作って欲しいのよ」



「へ?」



あの料理ってどの料理?と首を傾げているとエミリアが口を開く。



「ほら?【スタンピード】の知らせを聞く前に用意してもらった『モツ煮』って料理よ、食べてしまったのよ」



ああ!モツ煮か!!っていうか本当にモツ煮が気に入ったんだね!!



「あ」



そう言えばモツ煮をモンドに教えてない!!この前帰った時に教えようと思ってたのに!!



「悪いんだけどあれは少し時間が掛かるから今は無理だね、だから明日には作っておくからそれで許して?あとモツ煮のレシピを書いてあげるから城にいるシェフに作ってもらうのもいいかもね」



「え?レシピをもらえるの?」



嬉しそうにエミリアがそう言って来たのであたしは頷き口を開く。



「もちろん、気に入ってくれたんだからね」



レシピを渡しておけば好きな時に作って食べれるからね!!



「ありがとう!!」



喜んでもらえて何よりだべ!!



「仕事は落ち着いてるの?」



喜ぶプレシアを見ながらそう聞くとプレシアが微笑みながら口を開く。



「まだ完全に落ち着いたとは言えないけどね、【魔の大森林】の周辺の調査、被害確認の報告待ちなのよ」



被害状況の確認はかなり時間が掛かるからね、それは仕方ないかな。

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