レディース異世界満喫禄

深くは考えないようにしよう！！

あたしがお金を払う宣言をしたら屋台をやってる人達の中の男性が口を開く。



「従魔の子達はよく食べるのは知っているよ、この街を守ったてくれてた間よく食べに来てくれたからね」



ああ！フィルミナと一緒に防衛戦を頑張ってくれてた時の食事は屋台で済ませていたのね！



「従魔の子達やフィルミナさんにはお礼として食事をサービスしたりしたのに貴女にはお礼をしていないんだ、だからお礼として今回は俺達のサービスを受けてくれないか？」



そこまで言われて断ったんじゃ彼らに悪いと思い頷き口を開く。



「ならごちそうになろうかな、でもうちの子達の分はしっかりと払うからね」



アニマルズとドラゴンズの分の食事って結構バカにならないからね。



あたしは屋台のある通りを見て何を食べようか悩み・・・定番の串焼きを頼んで目の前で焼いてもらいそれを一口食べて目を見開く。

しっかりとした歯ごたえで噛めば噛むほど少し甘く感じる脂とタレがばっちりマッチしてる！！めっちゃ美味っ！！



「美味いね！これ何の肉？」



ブラウンカウとは違う気がするんだよね。



「これはゴールデンディアの肉だよ、お礼にいい肉を焼いたのさ！！」



これがゴールデンディアって奴なのか！！やっぱりこれから【魔の大森林】に戻ってゴールデンディアを狩りまくった方がいいかもしんない！と思ってアリーヌに視線を向けると両手に３本づつ持ちニコニコしながら食べていた。



「これがゴールデンディアなのねレン！！やはり【魔の大森林】に戻って狩りつくさないといけないと思うの！！」



・・・・・・・・・・・・確かに【魔の大森林】に戻って狩りをしなくちゃいけないかな？とは思ったけど狩りつくすとまでは考えなかったよ？やっぱり食べ物が関わるとあたしより過激ですよアリーヌさん！！

あたし達はそのまま屋台の美味しそうなものを頼み満足するまで堪能した。







「いやぁ・・・美味かった」



屋台料理を堪能した後お礼を言ってその後に買い物をする為に商店の立ち並ぶ表通りを歩く。

その間にもすれ違う住民や討伐者達にお礼を言われ、そのたびにそれを『皆が頑張ったからだよ』って訂正する。



「何で皆【灼熱の魔女】って言うのさ」



お礼を言ってくる人達全員が【灼熱の魔女】様ありがとう！』とか「【灼熱の魔女】の魔法が凄かった！！』とか・・・・なんで【灼熱の魔女】を強調するのさ！！おかしいだろ！！



「レン・・・・人気者ね」



現なりしているあたしを見て微笑みながらフィルミナがそう言って来たのであたしはジト目でフィルミナを見ながら口を開く。



「羨ましいんなら譲るよ？」



あたしがそう言うとフィルミナが溜息をつき口を開く。



「遠慮するわ、私だってレンが来るまで『神の使徒様』とか『守護天使』とか言われてたのよ？」



「ぶほっ！！あはははは！！」



フィルミナの言葉を聞き思わず噴き出して大笑いしてしまった！！



「レン？」



今度はフィルミナがジト目であたしを見て来たので視線を逸らして口を開く。



「うん・・・その気持ちはわかるよ？本当に勘弁してほしいよね」



その後にあたしはフィルミナと見つめ合ってその後に２人してため息をつく。



「まあそのうち収まると思うんだよね」



少ししたらメイシェル王国でもあまり言われなくなったし！！ん？言われなくなったのはあたしがギルドに顔を出してないからじゃね？・・・・・・・・・よし！！深くは考えないようにしよう！！



「取り合えずこのストレスを解消する為にショッピングだべ！！」



さて【ビーン】にはどんなものがあるのかな？