レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
1,215 / 1,656

忘れずに絶対にきくからね!!

しおりを挟む

「ねえエルスさん?『【カグヤ商会】に入った時に説明を受けた』ってどんな説明をしたのさ?」



あたしがそう聞くとエルスさんが笑顔で口を開いたと思った次の瞬間カナデが声を掛けて来た。



「お話中申し訳ありませんレン様、お客様がいらっしゃいました」



どうやら使者が来たらしいけどタイミングが悪い!!



「さあさあレン様!城へと向かいましょう」



エルスさんはニコニコしながら歩き出しあたしはその後について行きながら口を開く。



「後できちんと聞かせてね!」



忘れずに絶対にきくからね!!・・・・・・・・・・・たぶん!!



家から出ると丁度馬車から使者さんが降りて来たみたいであたし達を見て驚いていた。

使者さんは見た目が20代女性で金髪ショートカットのほんわか系で150位の身長だ。



あたし達を見て使者さんが視線をあたしに向けて口を開く。



「貴女がレン様でいらっしゃいますか?」



「うん」



多分昨日いなかったあたしを見てあたしを『レン』と思ったのだろう。



「お初にお目にかかります私はクエリア・フォレスと申します、本日はウルステア王の勅命を受け貴女を迎えに参りました」



あたしに一礼した後にそう言って微笑みかけて来るクエリアさんにあたしは頷いた後に口を開く。



「ご苦労様、ねえ本当に王様があたしに会いたがってるの?」



お願いだから『冗談でした!!』とか言ってくれないかな?



「勿論でございます、陛下は貴女様のお越しをを心待ちにしております」



・・・・・・・・・駄目だ!!逃げ道が無い!!



「なら一つ聞きたいんだけど、あたしの連れが沢山いるんだけど一緒に一緒に行っても大丈夫?」



これで断られたら『なら行かない!!』と言って断ってやる!!



「もちろん大丈夫です、こちらがご無理を言ってきていただくのですから」



ああああ!!駄目だった!!本当に逃げ道が無くなったよ!!

あたしの視線の端にはガルド達も項垂れいるように見えるけどあたしだって項垂れたいよ!!



「ではご案内いたします、馬車は・・・・・あの申し訳ありませんが少しだけお待ち頂けませんか?馬車を手配しますので」



城に行くあたし達を乗せられるだけの馬車は当然ないので馬車を手配しようとそう言って来たのであたしは首を左右に振る。



「ならあたし達で城まで行くよ、馬車にはエルスさんと【スカーレット】のメンバーが乗って、あたし達はアニマルズに乗せてもらうから」



あたしがそう言うとエルスさんが頷きクエリアさんに視線を向けて口を開く。



「それでお願いしてもいいですか?、陛下をお待たせする訳にもいきませんので」



「わかりました、申し訳ありませんがお願いします」



クエリアさんはあたしに向かい深々と頭を下げてそう言って来たのであたしは頷き移動を始める。







「やっぱり立派な城だねぇ」



お城を見上げながらそう呟くあたしをクエリアさんが見ながら嬉しそうに微笑み口を開く。



「ではご案内いたしますのでこちらへ」



そう言って歩き出すクエリアさんの後をついて行く。

廊下ですれ違う人達は最初こそ驚きはしたものの端によって頭を下げてあたし達を通す。



「ここです」



20分ほど歩き一つの部屋の前で足を止めてクエリアさんがあたしにそう言って微笑む。



「それでは入りますね」



そう言ったあとノックをした後に口を開く。



「クエリアです、レン様御一行をお連れいたしました」



クエリアさんの言葉が中に届いたらしく、少ししたら中から渋い男性の声が届く。



「入ってくれ」



その言葉を聞きクエリアさんが扉を開けてから横へと移動して頭を下げながら口を開く。



「どうぞお入りください」



あたし達はクエリアさんの前を通り部屋の中へと入った。

しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

【完結】男爵令嬢は冒険者生活を満喫する

影清
ファンタジー
英雄の両親を持つ男爵令嬢のサラは、十歳の頃から冒険者として活動している。優秀な両親、優秀な兄に恥じない娘であろうと努力するサラの前に、たくさんのメイドや護衛に囲まれた侯爵令嬢が現れた。「卒業イベントまでに、立派な冒険者になっておきたいの」。一人でも生きていけるようにだとか、追放なんてごめんだわなど、意味の分からぬことを言う令嬢と関わりたくないサラだが、同じ学園に入学することになって――。 ※残酷な描写は予告なく出てきます。 ※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに掲載中です。 ※106話完結。

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

異世界へ行って帰って来た

バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。 そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。

捨てられた地味な王宮修復師(実は有能)、強面辺境伯の栄養管理で溺愛され、辺境を改革する ~王都の貴重な物が失われても知りませんよ?~

水上
恋愛
「カビ臭い地味女」と王太子に婚約破棄された王宮修復師のリディア。 彼女の芸術に関する知識と修復師としての技術は、誰からも必要性を理解されていなかった。 失意の中、嫁がされたのは皆から恐れられる強面辺境伯ジェラルドだった! しかし恐ろしい噂とは裏腹に、彼はリディアの不健康を見逃せない超・過保護で!? 絶品手料理と徹底的な体調管理で、リディアは心身ともに美しく再生していく。 一方、彼女を追放した王都では、貴重な物が失われたり、贋作騒動が起きたりとパニックになり始めて……。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

私と母のサバイバル

だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。 しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。 希望を諦めず森を進もう。 そう決意するシェリーに異変が起きた。 「私、別世界の前世があるみたい」 前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

処理中です...