レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
1,209 / 1,656

丁度帰って来たんだね!!

しおりを挟む
「ただいまー」



あたし達はアリーヌが帰って来た後に少し話してからアズエルに帰って来た。



「お帰りなさいませ」



リビングに顔を出すとポーラがあたし達を出迎えてくれた。



「皆は?」



珍しくリビングにリトルアニマルズとポーラしかいなかったので聞くとポーラが微笑みながら口を開く。



「子供達はもう就寝しました、エルスさんとカロラさんは【カグヤ商会】関係でウォルムとレスティオールへ出向しております、テレスは子供達の様子を見に行ってます」



あたしはポーラの説明に納得した、向こうでアリーヌが帰って来てから少し話したらかなりいい時間になったから慌てて帰って来たんだよね。



「ご無事で何よりです、お食事はどうされますか?」



そう聞かれて昼から何も食べてないのに気がつき口を開く。



「何か食べたいかな?腹減ったよ」



あたしがそう言うとアリーヌも口を開く。



「私も食べるわ!!何も食べてないからよろしくね!!」



ポーラはあたしとアリーヌを見ながら『クスクス』と笑いながら口を開く。



「畏まりました少しお待ちくださいね、ミズキさんとカナデさん、少し手伝ってください」



ポーラに声を掛けられた2人は頷きながらポーラと一緒にキッチンへと向かいセイが紅茶を入れ始める。



「ご馳走様」



食事を終えてホット一息した後にポーラが口を開く。



「レン様、あちらのほうは落ち着いたのですか?」



多分【ウルステア】のごたごたの事を言ってるんだと思いあたしは首を左右に振る。



「あたしが出来る事はしてきたよ、後は時間をかけて解決していくしかないだろうね」



あのバカ貴族から情報を引き出してそれを調べて裏を取ってそれから本格的に国が動くことになると思う。



「では【ウルステア】の王都を子供達と見回る事が出来るのですか?」



そう言えば新しい国の王都へ行った時は皆で見回ってるんだよね・・・・・でも今回は少し様子を見た方がいいと思う。



「まだ暫くは子供達は連れて行けないかな、安全とは言えないからね」



『少し目を離したら攫われました』なんて洒落にもならないからね。



あたしがそう言うとポーラが納得したように頷く。



「では今日はゆっくりとお休みください」



まあもう夜も遅いしお風呂に入って寝よう。



「わかったべ」



あたしはお風呂入ってからギンガを抱きしめながら寝た。







「レン様おはようございます」



翌日あたしは昼過ぎまで寝て、慌てて起きてリビングに行くとエルスさんが紅茶を飲みながらあたしを待っていた。



「エルスさん、帰って来たんだ?」



確かウォルムに行ってるんじゃなかったの?



「昼前に戻ってきました、その時にテレスにレン様が戻ってきているのを聞きました」



なるほど、丁度帰って来たんだね!!



あ!



「エルスさん、1つ頼みがあるんだけど」



あたしがそう言うとエルスさんが真剣な顔になりあたしを見つめる。



「響子さんを【カグヤ商会】で雇ってもらえないかな?響子さんは討伐者をやってたんだけど『向いてないから他の仕事を探したい』って相談されたんだよ、向こうで商会で働いていたから即戦力になると思うんだ」



まあ商会って言うか雑貨系の会社なんだけどあんまり変わらないよね?



「それはありがたいですね、即戦力となるのであれば喜んで受け入れますわ」



ニコニコしながらエルスさんがそう言った後にエルスさんは更に言葉を続ける。



「それはいいとしてレン様」



「ん?」



「座ってください」



・・・・・・・・・・・・・・へ?



「え?何で?」



いきなり何を言い出すのエルスさん?



「座ってください」



「・・・・・はい」



あたしはエルスさんの前で正座をした。



「レン様話を聞きました、また無茶をしましたね?」



「へ?」



あたし何もしてないよ?むしろ響子さんをスカウトしたんだから褒められると思ってたよ?



「ご自分を囮とした事です、貴女は女性なのですよ?何かあった時どうするのですか?貴女が傷つけば悲しむ人が大勢いる事をいい加減に覚えてください、この話を聞いた時に立ち眩みがしましたわ」



・・・・・・・・・・ごめんなさい!!

しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

【完結】男爵令嬢は冒険者生活を満喫する

影清
ファンタジー
英雄の両親を持つ男爵令嬢のサラは、十歳の頃から冒険者として活動している。優秀な両親、優秀な兄に恥じない娘であろうと努力するサラの前に、たくさんのメイドや護衛に囲まれた侯爵令嬢が現れた。「卒業イベントまでに、立派な冒険者になっておきたいの」。一人でも生きていけるようにだとか、追放なんてごめんだわなど、意味の分からぬことを言う令嬢と関わりたくないサラだが、同じ学園に入学することになって――。 ※残酷な描写は予告なく出てきます。 ※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに掲載中です。 ※106話完結。

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

異世界へ行って帰って来た

バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。 そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。

捨てられた地味な王宮修復師(実は有能)、強面辺境伯の栄養管理で溺愛され、辺境を改革する ~王都の貴重な物が失われても知りませんよ?~

水上
恋愛
「カビ臭い地味女」と王太子に婚約破棄された王宮修復師のリディア。 彼女の芸術に関する知識と修復師としての技術は、誰からも必要性を理解されていなかった。 失意の中、嫁がされたのは皆から恐れられる強面辺境伯ジェラルドだった! しかし恐ろしい噂とは裏腹に、彼はリディアの不健康を見逃せない超・過保護で!? 絶品手料理と徹底的な体調管理で、リディアは心身ともに美しく再生していく。 一方、彼女を追放した王都では、貴重な物が失われたり、贋作騒動が起きたりとパニックになり始めて……。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

私と母のサバイバル

だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。 しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。 希望を諦めず森を進もう。 そう決意するシェリーに異変が起きた。 「私、別世界の前世があるみたい」 前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

処理中です...