レディース異世界満喫禄

日の丸

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ふと思い出した!!

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「さて・・・ブロードさん覚悟はいいかな?」



あれから並んでいる子達の相手をし終わってブロードに向かい微笑みながらそう言うとブロードが顔を引き攣らせながら口を開く。



「ご苦労さん、あいつ等もいい経験になったと思うぞ?」



後ずさりながらそう言って来るブロードに向かいあたしは更に声を掛けた。



「それが遺言でいいのかな?」



「物騒だな!!」



ええ?だって今のあたしが思いっきり殴ったらどうなるかわかんないんだもん!!



「んじゃいくよ?」



拳を握りしめてしっかりと構えるとブロードが慌てて口を開く。



「俺が悪かった!!詫びにいい酒おごるから!!それで許せ!!」



慌てるブロードを見て満足し構えを解きため息をつく。



「今後はこんな事は無しだ、わかった?」



あたしが睨みながらそう言うとブロードは何度も頷く。

まさか手合わせした後に何故か握手まで要求されるとは思わなくてびっくりしたよ、いつの間にかあたしは有名になっていたらしい、ただの討伐者なのにね。



「あ」



そんな事を考えていたらガルド達の事を思い出したのでブロードに気になった事を聞くことにした。



「ブロード、一つ聞きたいんだけどいい?」



「何だ?」



「アンタは引退の事考えてんの?」



見た目ガルド達と同年齢っぽいからそろそろ考えてるのかな?って思って聞いてみた。



「いきなりなんだ?」



首を傾げるブロードにあたしは口を開く。



「ガルド達が引退するんだよ、それを聞いた後にアンタに会ったから気になったのさ」



その言葉にブロードは物凄く驚いた顔をした。



「それは本当か?あいつ引退するのか?」



どうやら何も聞いてなかったみたいだね。



「うん、最近王都で【スタンピード】が起きたべ?あたしも参加してたんだけど、その時にガルド達に会ったんだよ、その時に聞いた」



ブロードは暫く考えた後にあたしに視線を向けて口を開く。



「俺は・・・・俺達はまだ引退はしないさ、もう少しやってから引退するさ」



「そっか」



アズエルギルドの頼りになるお兄さん的存在だからそのほうがいいかもね。



「引退を考えるようになったら声を掛けてね、あたしが仕事を用意できるからね」



「何?」



今日ブロードを会ってさっき引退話をした時にふと思ったんだ、ブロードやセイン、そしてカレン程の経験を持つ人にこの武道館を任せてもいいんじゃね?ついでにシン達と一緒に指導もしてもらって、後輩を鍛えるのもいいんじゃね?とか思ったので後でエルスさんに相談してみよう。

そんな事を考えてるとシンとライが一歩前に出て口を開く。



「レン様私とライはこのまま残りますね、来てくれた者達を見てあげたいので」



シンとライがそう言って来たのであたしは頷く。



「わかったべ」



後はシンとライに任せてあたし達は帰ろう、決して『疲れるからもう手合わせをしたくない』とかじゃないよ?シンとライが頑張って教えたいって言ってるから任せるだけだよ?と誰に言ってるか分からない言い訳を考えながら武道館を後にして【銀狼の寝床】へお昼を食べる為に向かう。







「これは無理だね」



昼過ぎに【銀狼の寝床】に着いたらかなり混んでいて物凄い並んでいた。

確か前にモンドが『昼は行列が出来るほど忙しい』とか言ってたのを思いだした。



「別の場所で飯を食うべ」



流石にあそこに並ぶ気はしない、なので別の場所で食べる事にしたのだけど何処に行こうか考えて・・・・ふと思い出した!!



「あそこに行くべ!!」



あたし達が向かった先は【狐の寝床】、モンドの実家である食堂だ。

アズエルに来た当時はかなりお世話になったのだけど【銀狼の寝床】や家でポーラやテレス達がご飯を作ってくれてるので全然いかなくなっていたのだ。

そして今ふと思い出したので【狐の寝床】に行ってみようと思ったのだ。



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