レディース異世界満喫禄

日の丸

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まあいいか!!

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あたし達のやり取りを見ていたケインがシン達に頭を下げる。



「すまないが頼む」



王様がうちの子達に頭を下げるなんて思わなかったので意外そうな顔で固まってしまう。



「む?俺が頭を下げたのが珍しいか?この事は俺とアクスの我儘から始まった事だからな、そのせいでお前の従者に苦労をかけるのだ頭ぐらいは下げるさ、それに今は頭を下げてもうるさく言って来るやつもいないしな」



まあ普通は王様が頭を下げると部下が何か言って来るから出来ないんだろうね。



「もう他の奴等には言ってあるの?うちの子達が迎えに行くって事を」



そう聞くとケインが首を左右に振る。



「今日の返事次第だったので何も言ってはいない、一週間後に【王様会合】をやるからその時に話をするつもりだ」



なるほど・・・・・あ!



「そう言えばケイン一つ聞きたいんだけど」



「何だ?」」



あたしがまたとんでもない事を言うと思ったのか真剣な顔であたしを見てくる。



「プレシアの即位お祝いって贈る?」



「む?」



まさかその話題が出るとは思っていなかったみたいでぽかんとした顔をした。



「あたしは一応考えてるけど他の奴等は何か考えてるの思ってね」



その言葉に納得したのか頷く。



「メイシェル王国として贈る事になってる、メイシェル王国の名産品とご祝儀をつつむ予定だ」



やっぱり『国』として贈る事になってるんだね。



「個人では?」



「内緒だ」



・・・・・・・・・おっさんの人差し指を唇に持っていく仕草って誰得だよ!!

でも個人でも贈るつもりなんだね、まああたしの考えているプレゼントとはかぶらないだろうけどね!!



「お前も贈る気なのか?」



ケインの言葉にあたしは頷く。



「プレシアは友達だからね、キチンと思い出に残る物を贈るつもりだよ」



あたしの顔を見てケインがため息をつき口を開く。



「やりすぎるなよ」



「へ?」



『やりすぎるな』って何さ?ただプレゼントを贈るだけだよ?



その後ケインと少し吞んだ後分かれてその日は眠りについた。









「今日は王都に行ってくるよ」



朝食後にポーラとテレスにそう告げる。



「それでしたら私も同行します」



一緒に食事をしていたエルスさんがそう言って来た。



「別にいいけどもしかして昨日の話を進める気?」



「はい、一度ギルドに向かうつもりです」



エルスさん凄く乗り気になってるね!



「でもエルスさんは【スカーレット】や【ムーンライト】の面々を知らないよね?」



確か会ったことないよね?なのにギルドに探しに行くの?と思いそう聞くとエルスさんが首を左右に振る。



「【ムーンライト】と【スカーレット】のメンバーとは一度あってますよ?」



「へ?いつ?」



あれ?いつの間にあったの?



「レン様がアルナー様を護衛した時にアズエルで宴会をしたじゃないですか?その時に」



「あ」



そう言えば確かにどんちゃん騒ぎをしたよね!あの時の宴会の事で思い出したんだけど宴会の時の記憶が無い所があるんだよね・・・・飲み過ぎたんだっけかな?・・・・・・・・・・まあいいか!!



「そうだったね!すっかり忘れてだべさ」



「ですので一度ギルドに向かい探してみて、居なかったら王都の支店に行くつもりです」



なんかエルスさん働きすぎなきがするなぁ・・・・



「エルスさん休みってとってる?張り切ってくれるの嬉しいけど無理はしちゃだめだよ?」



無理しすぎて倒れるとか勘弁してね?あたしの心臓が持たないから!!



「ご心配ありがとうございます、ですが本当に無理はしておりませんから大丈夫ですよ」



「ならいいけど」



あたしがエルスさんと同じ仕事したら倒れる自信があるよ!!













「多分夕方には戻ると思う、皆で一緒に夕食は食べれると思う」



「畏まりました」



ポーラの返事を聞いた後一度自室に戻り少しのんびりした後に王都の自宅へと転移した。

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