913 / 1,656
みんなの気持ちはわかるけどね!!
しおりを挟む
キザット選手とセシル選手が中央位置で対峙している所に審判さんが歩いていき立ち止まる。
「お互い殺しは無しだという事をしっかりと覚えておくように!!では・・・・・始め!!」
その言葉と共にキザット選手が思いっきり踏み込み、いその勢いを利用した突きを放ち・・・・セシル選手が左腕にある小さな盾を使いうまく横に流しキザット選手が大勢を少し崩した所をロングソードで切りつける。
「速いね」
ロングソードで切りつけられて当たるかともったけど体捌きでしっかりと躱していた。
あれだけ速いやり取りをしたのにお互いかすりもしない。
今度はセシル選手が踏み込む・・所にキザット選手が的確に槍を突き刺してきたのを左手の小さな盾を使いその槍を横に流し、そのまま懐に入り込みい小さな盾を使い体当たり・・・確か『シールドバッシュ』だっけ?をきちんと当ててキザット選手を吹き飛ばした。
「くっ」
少し後ろに飛ばされ、キザット選手が踏み止まり槍を構える。
「セシル選手の方が少し強いかな?」
「そうですね。でも前の試合を見た後だと強さ=勝者ではないので目が離せませんね」
あの試合を見ちゃうとそうなるよね、って言うかこのレベルの試合って『目を離せば終わってる』ってのもあるから目が離せないんだけどね。
キザット選手が思いっきり踏み込み勢いをそのまま利用した突きを放ち、セシル選手サイドステップで躱した所に、槍をそのまま横にフルスイング・・・もし小さな盾で防がれる。
のを見推して、セシル選手の足を狙ったローキックを放ちヒットさせて体制を崩しタ所にハイキック。
「ぐっ」
左手の盾はは間に合わずに頭部にハイキックが命中して少し後ろに吹き飛ばす。
なんとか踏み止まりキザット選手に向けて盾を構えて体制を整えるけど、足ががくがくとしていた。
「あれは結構効いてるね」
倒れなかっただけ凄い、気絶してもおかしくない蹴りだったからね。
「そうですね、セシル選手は暫く動けないでしょうね」
さっきのダメージが足に来ているから、フットワークとかは無理そうだしね。
そしてキザット選手がそれを見逃すはずもなく怒涛の攻撃でセシル選手を追い込んでいく。
4段突きの後薙いで振り下ろしてもう一度4段突き・・・・でセシル選手が場外へと落とされた。
「そこまで!勝者キザット・キラ!!」
審判さんの勝利宣言に会場中が沸き上がり、好試合を見せた2人に賞賛の声がかけられる。
・・・・・・・第一試合と反応が全然違うべ・・・・まあみんなの気持ちはわかるけどね!!
「面白い試合だったね」
ガイルにそう言ってみるとガイルが真顔Ⅾ頷く。
「ねえレンお姉ちゃん、僕もあんな風に盾を持った方がいいのかな?」
会場から去っていくセシル選手を見ながらそう言って来たガイルを見ながら考え込む。
「今のアンタはロングソードで闘って来たんだよね?」
「うん。両手で持って闘っているんだ」
確かガイルが討伐者になってから一年だったね。
「あたしはそのままでいいと思うよ、ガイルの戦闘スタイルは両手剣を使って戦っていくスタイルで固定されつつあると思うんだ、そんな時に別の事を取り入れるとかなり歪なスタイルになると思うからね」
完全に今のスタイルを物にしたら、他の武器に手を出してもいいと思うんだけどね。
「わかったよ」
ガイルが納得してくれたのか頷いた。
・・・・・・・・・・ん?でもフットワークとかステップワークとか教えたけど・・・・・あれは別だよね?剣を手放した時の対処法だから別だよね?そうだよきっと・・・武器と片手とか関係してないもんね?
「よし気にしない!」
もう教えちゃったし気にしてもしかたないべ!!
「お姉ちゃん?」
ガイルが不思議そうな顔であたしを見て来たけど笑ってごまかす。
「まだまだ強い人はいると思ってね」
「そうだね」
ガイルの頭を撫でながら何とかごまかせてホット一息ついた。
「お互い殺しは無しだという事をしっかりと覚えておくように!!では・・・・・始め!!」
その言葉と共にキザット選手が思いっきり踏み込み、いその勢いを利用した突きを放ち・・・・セシル選手が左腕にある小さな盾を使いうまく横に流しキザット選手が大勢を少し崩した所をロングソードで切りつける。
「速いね」
ロングソードで切りつけられて当たるかともったけど体捌きでしっかりと躱していた。
あれだけ速いやり取りをしたのにお互いかすりもしない。
今度はセシル選手が踏み込む・・所にキザット選手が的確に槍を突き刺してきたのを左手の小さな盾を使いその槍を横に流し、そのまま懐に入り込みい小さな盾を使い体当たり・・・確か『シールドバッシュ』だっけ?をきちんと当ててキザット選手を吹き飛ばした。
「くっ」
少し後ろに飛ばされ、キザット選手が踏み止まり槍を構える。
「セシル選手の方が少し強いかな?」
「そうですね。でも前の試合を見た後だと強さ=勝者ではないので目が離せませんね」
あの試合を見ちゃうとそうなるよね、って言うかこのレベルの試合って『目を離せば終わってる』ってのもあるから目が離せないんだけどね。
キザット選手が思いっきり踏み込み勢いをそのまま利用した突きを放ち、セシル選手サイドステップで躱した所に、槍をそのまま横にフルスイング・・・もし小さな盾で防がれる。
のを見推して、セシル選手の足を狙ったローキックを放ちヒットさせて体制を崩しタ所にハイキック。
「ぐっ」
左手の盾はは間に合わずに頭部にハイキックが命中して少し後ろに吹き飛ばす。
なんとか踏み止まりキザット選手に向けて盾を構えて体制を整えるけど、足ががくがくとしていた。
「あれは結構効いてるね」
倒れなかっただけ凄い、気絶してもおかしくない蹴りだったからね。
「そうですね、セシル選手は暫く動けないでしょうね」
さっきのダメージが足に来ているから、フットワークとかは無理そうだしね。
そしてキザット選手がそれを見逃すはずもなく怒涛の攻撃でセシル選手を追い込んでいく。
4段突きの後薙いで振り下ろしてもう一度4段突き・・・・でセシル選手が場外へと落とされた。
「そこまで!勝者キザット・キラ!!」
審判さんの勝利宣言に会場中が沸き上がり、好試合を見せた2人に賞賛の声がかけられる。
・・・・・・・第一試合と反応が全然違うべ・・・・まあみんなの気持ちはわかるけどね!!
「面白い試合だったね」
ガイルにそう言ってみるとガイルが真顔Ⅾ頷く。
「ねえレンお姉ちゃん、僕もあんな風に盾を持った方がいいのかな?」
会場から去っていくセシル選手を見ながらそう言って来たガイルを見ながら考え込む。
「今のアンタはロングソードで闘って来たんだよね?」
「うん。両手で持って闘っているんだ」
確かガイルが討伐者になってから一年だったね。
「あたしはそのままでいいと思うよ、ガイルの戦闘スタイルは両手剣を使って戦っていくスタイルで固定されつつあると思うんだ、そんな時に別の事を取り入れるとかなり歪なスタイルになると思うからね」
完全に今のスタイルを物にしたら、他の武器に手を出してもいいと思うんだけどね。
「わかったよ」
ガイルが納得してくれたのか頷いた。
・・・・・・・・・・ん?でもフットワークとかステップワークとか教えたけど・・・・・あれは別だよね?剣を手放した時の対処法だから別だよね?そうだよきっと・・・武器と片手とか関係してないもんね?
「よし気にしない!」
もう教えちゃったし気にしてもしかたないべ!!
「お姉ちゃん?」
ガイルが不思議そうな顔であたしを見て来たけど笑ってごまかす。
「まだまだ強い人はいると思ってね」
「そうだね」
ガイルの頭を撫でながら何とかごまかせてホット一息ついた。
97
お気に入りに追加
1,280
あなたにおすすめの小説
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
キャラ交換で大商人を目指します
杵築しゅん
ファンタジー
捨て子のアコルは、元Aランク冒険者の両親にスパルタ式で育てられ、少しばかり常識外れに育ってしまった。9歳で父を亡くし商団で働くことになり、早く商売を覚えて一人前になろうと頑張る。母親の言い付けで、自分の本当の力を隠し、別人格のキャラで地味に生きていく。が、しかし、何故かぽろぽろと地が出てしまい苦労する。天才的頭脳と魔法の力で、こっそりのはずが大胆に、アコルは成り上がっていく。そして王立高学院で、運命の出会いをしてしまう。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる