レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
557 / 1,656

アンヌシアさんアンタかぁぁぁぁぁ!!

しおりを挟む
崩れ落ちているあたしにアンヌシアさんが声を掛けてきた。



「来たわね、早速やりましょうか?」



何事もなかったように言い放つアンヌシアさんにあたしは待ったをかける。



「待って!何でこんなお祭り騒ぎになってるのさ?しかもあそこに見知った顔もいるんだけど!!」



「それがね・・・模擬戦の事をちょうど来た師団長に話した人がいてね、そこからあっという間に広がって、そして集まっちゃったのよ」



「誰が誰に漏らしたの?」



「私がソルティに自慢したの」



アンヌシアさんアンタかぁぁぁぁぁ!!何でそんなにニコやかに言うかな!!



「まさか陛下まで来るとは思わなかったわ」



仕事をしようよケイン!!こんな事でいちいち来るとこはないと思うんだよね!!



「まあ誰が来ようと関係ないわ、やりましょうかレンちゃん」



さっきまでのニコニコ顔ではなく師団長としての顔で【アイテムボックス】から【フレアボルグ】を取り出すアンヌシアさん。

それを見てあたしも【アイテムボックス】から【風神】を取り出して構えを取る。

それを見ていたギャラリーが騒ぐのをやめてあたし達の動きに注目し始める。



「その槍・・・とても綺麗ね」



「だべ?銘は【風神】って言うのさ、あたしのお気に入りだ」



「そう・・・じゃあ行くわよ?」



その言葉と共にアンヌシアさんが踏み込んできて三・・いや五段突きを放ってきたのでそれを全て【風神】で弾く。

その後すぐにあたしも踏み込み横凪一閃を放つと【フレアボルグ】で受け止められる。

やっぱり凄く早いねアンヌシアさんは、しかも槍の動きが読みずらい!!勉強になるね!!



「あの子が見てるから少し打ち合おう」



セレーナの為の模擬戦でもあるわけだから、高レベルの『槍使い』同士の戦いをしっかり見せないとね。



「そうね体を温めるにはちょうどいいわ」



互いに踏み込みアンヌシアさんは突きを放ち、あたしはその突きに【風神】を絡めるようにして勢い良く上に持ち上げる。

アンヌシアさんは【フレアボルグ】を手放さざる終えなくなり【フレアボルグ】が上空高く舞い上がるが慌てず、その体勢から蹴りを放なって来たので槍の柄で蹴りを受ける。

アンヌシアさんがその体勢のまま落ちてきた【フレアボルグ】をキャッチし横凪を放って来たたのでバックステップで躱しすぐさま踏み込んで五段突きを放つも【フレアボルグ】で全てが弾かれる。



「さてとそろそろ体は温まったでしょう?」



「うん」



「じゃあここからが本番よ、起きなさい【フレアボルグ】」



【フレアボルグ】から青白い炎が溢れ出して来る、前に一度見たけどとても綺麗だ。



「はっ!!」



いきなり離れた所から横凪一閃をアンヌシアさんが放つと青白い炎があたしめがけて飛んできたので【風神】で振り払う。



「びっくりした!!」



「面白いでしょう?こんな使い方も出来るのよ?」



【フレアボルグ】を横に振り払うとアンヌシアさんの周りに10本くらいの青白い炎の槍が浮かび上がり・・・・・あたしに襲い掛かって来る。



あたしは向かってくる炎の槍に向かい思いっきり踏み込みその勢いをそのまま利用し思いっきり横凪を放ち炎の槍を切り裂く。



「さすがレンちゃんじゃあこれはどうかしら?」



アンヌシアさんが【フレアボルグ】を両手で握り槍先を上に向けて力を籠める。

【フレアボルグ】から炎が溢れ出してアンヌシアさんを包み込んだ後その炎が三つに分かれて人の形を取り、アンヌシアさんそっくりになった。



「【フレアミラーズ】、私が唯一名ずけをした技よ」



炎のアンヌシアさんが一斉に動き出しあたしに向かい炎の槍を握って戦いを挑んで来た。

しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

【完結】男爵令嬢は冒険者生活を満喫する

影清
ファンタジー
英雄の両親を持つ男爵令嬢のサラは、十歳の頃から冒険者として活動している。優秀な両親、優秀な兄に恥じない娘であろうと努力するサラの前に、たくさんのメイドや護衛に囲まれた侯爵令嬢が現れた。「卒業イベントまでに、立派な冒険者になっておきたいの」。一人でも生きていけるようにだとか、追放なんてごめんだわなど、意味の分からぬことを言う令嬢と関わりたくないサラだが、同じ学園に入学することになって――。 ※残酷な描写は予告なく出てきます。 ※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに掲載中です。 ※106話完結。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~

みつまめ つぼみ
ファンタジー
 17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。  記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。  そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。 「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」  恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜

あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい! ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット” ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで? 異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。 チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。 「────さてと、今日は何を読もうかな」 これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。 ◆小説家になろう様でも、公開中◆ ◆恋愛要素は、ありません◆

処理中です...