レディース異世界満喫禄

日の丸

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閑話  交差する時2

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従者が走って行ったのでケントに視線を向ける。



「ケント、籠城することになるかも知れない、備蓄の確認を」



「わかった」



ケントと入れ替えになるように妹であるエミットと弟のエリオムが入って来た。



「兄上!話は聞いた!どう思う?」



「アステルの砦とガイアスの砦が落ちた可能性がある、相手が何処か不明であるがな」



「だが東門と西門の両方から敵が来る」



「そこだよ、これは偶然とは思えん東は【リステル王国】が【魔の森】を抜け攻めて来るとは思えんし、西の【フォ-ラル帝国】はここ最近大人しかったんだが」



「確かにおかしいわね、エリオム兄さん何か噂とか入って来てる?」



エミットが考え込んだ後エリオムに尋ねるが戸惑いながらも答える。



「知らないね二週間前に【フォ-ラル帝国】の知り合いと話したんだけど、そんなそぶりは見せてなかった」



まあ知らされてなかったという可能性もあるが・・・・



「だが取り敢えず防衛せねばならん、西はエミットに任せる、東は俺が指揮を執り防衛する」



「兄上やエミット自らが指揮を執るのか?」



「ああ、今の俺達・・・いや王族にはあまり信用が無いからな、俺達が前線で指揮を執る事で少しでも次世代は違うと言う所を見せねばならぬ」



「わかった、だが無理はしないでくれ兄上、兄上が倒れたらこの国は終わるから、俺は各地の動向を調べてみる」



エリオムが真剣な顔で言ってきたので頷く。



「わかった」



王になる前にまさか戦場に立つことになるとは思わなかった。



「エミット、今王都にいる兵は3000だ、東と西に分けるぞ」



本来ならもあと2000人はいるのだ、だが各砦に1000人の兵を派遣してしまい今の状況となっている。

まさかこの兵派遣がこんな状況を招くとは思わなかった。



「それはしかたないわ、まさか二箇所の砦がこうもあっさり落とされるとは思わないでしょう」



全くだ、こんな予想なんて出来るはずもない。

俺はエミットと別れて東門へと向かう為、王城の廊下を急いで歩いていると後ろから声が掛けられた。



「デュナス殿下、お急ぎのようですが何かありましたかな?」



声を掛けて来た男はいかにも金をかけた服を着こなした50代の太った男が、この国の伯爵家の当主であるパレッテル・ハリム伯爵だ。



「ハリム伯爵か、今招かざる客の対応をしようと思ってな、少し急いでいる」



俺の言葉に驚いた顔をし頭を下げる。



「すいません殿下ここが我が領地なれば、我が私兵を出したのですが今は無理でございます」



この男は昔から好きになれなかっが、今の言葉でやはり好きになれぬと確信する。

本気で言って無いのが判る、この男の言葉に心が籠ってないのだ。



「気にする事は無い、急ぐので失礼する」



「お気をつけて」



心がこもっていない言葉を背に受けそのまますすむとケントが待っていた。



「備蓄の方は約一か月と言った所だった」



「それはありがたい、どうやら籠城することになりそうだ」



「まあ仕方ない、籠城して何か手を打たねばな」



「今から東門の敵を見に行く、来るか?」



「もちろん」



俺達は東門に着き。物見台から敵を見てあ然とする。





「あれはどう見ても平民が参加してるよな?」



「ああ・・・・盾とか剣をもって最前列にいるな」



・・・・・もしかして『今』の国の在り様うに我慢が出来なくなり反旗を翻したというのか?



「だが・・・・気になるのはその後ろで控えてる弓兵たちだ」



こちらを狙っているというよりは平民を狙っている風に見えるのだが?気のせいか?



「隣国ではなく反乱だったか・・・・・・・」



もしかしたら西門も同じなんだろうか?思わずため息が出る。

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