レディース異世界満喫禄

日の丸

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ようこそいらっしゃいました愚か者共!!

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シン達と合流してから二日後、あたし達は王都への旅を何事もなく進めることが出来、今日のキャンプ地に無事着くことが出来た。



「今日は此処でキャンプだ!各自用意をしてくれ!!」



アルフィードがそう言うとそれぞれが用意を始める。



「じゃああたし達もテントの準備を・・・・・」



「レン様はお座りになって紅茶でも飲んでいてください」



シンががニコリとして言うとミズキが紅茶の用意をし始める。



「なら晩ご飯のよういを・・・・」



「レン様はのんびりしていてください」



今度ははカナデが料理の準備を始める。

あたしがやってもいいんだよ・って言ったらミズキとカナデが無言でにっこりとした顔をあたしに向けてきたので素直に座って待つ事にした。

・・・・・・・・・・・・・笑顔なのにとても怖かった!!



「今日は猪肉を使ったハンバーグです」



カナデの言葉にあたしは頷く。



「でも人数分作らなきゃいけないから、やっぱあたしも手伝うよ?」



いつの間にかこの旅に参加してる皆の夕食はうちのパーティーが作る事になっているので作る数もかなり多い、人手があった方がいいだろう。



「大丈夫です、ミズキお姉さまと一緒にやればすぐに出来ますから!!」



にこやかな顔で断言するカナデを見て溜息をつく、あたしゃカナデの成長が寂しいよ・・・・  







「「「「「「「「「「うまっ!!」」」」」」」」」」





猪肉ハンバーグ+コンソメスープの破壊力に皆が驚き、その後は無言で貪る・・・違った無言で食事をするという空間が出来あがった。

ミズキとカナデの料理の腕も上がったみたいでかなり美味しい、あたしもびっくりしたよ!



「二人共この料理とっても美味しいよ!すごいね!」



「お褒めいただき嬉しく思います」



「ありがとうございます!嬉しいです!!」



嬉しそうに微笑む二人にあたしも微笑んだ後、料理に手を伸ばす。

そして食事が終わり、皆が食後のお茶を飲んでいる時にカナデがあたしの所に来て耳元で囁く。



「レン様、私の風が何かを捕らえました」



カナデの言葉にあたしは【エリアサーチ】と【鑑定】と使い目を細め、そしてお茶を飲んでいるディレスさんとアルフィードに声を掛ける。



「ディレスさん、アルフィード、少しいいかな?」



二人はあたしの言葉に真顔になる。











クックック!!かなり上物の獲物だぜ!

気に食わない貴族に数が少ない護衛、そしてかなりいい女が居やがる!!

俺達【グリフォン】の狩場の一つを見に来たら、獲物が野宿をしていた。

遠くから観察していると身なりのいい奴等と討伐者が飯を食っていると事だった、くそっ!いい匂いがしがる!今襲い掛かりたいのを抑えて奴らが眠りにつくのを待つ。



「なあ、もういいんじゃねえか?」



「もう少し待てよ奴らは逃げないからよ」



もし逃げられてでもしたら頭に大目玉だ、襲うまでは慎重に行かないと行けねぇ、貴族の男共は皆殺し、女共は楽しんだ後売る事になるだろう、俺達【グリフォン】の活動資金として最後まで役に立ってもらおう。



「お?あいつら寝るみたいだぞ?」



「つーか見張りも立てずに寝るとかどれだけ平和ボケしてんだよ」



数か所焚火を残して馬車やテントに入っていく奴等を見つつ呆れる俺達。



「まあ俺達は楽が出来るからいいんじゃなぇか?それじゃあ30分後に狩りを始めるぞ」



それから30分後、完全に眠ったのかテントや馬車の中から動く気配はない。



「よし狩りを始めるぞ」



俺達は気配を消しつつ獲物が眠る狩場に駆け出した。

そしてテントや馬車が置いてある場所に着き襲う・・・・・と思った時場違いな声が響いた。



「ようこそいらっしゃいました愚か者共!!」



声がして所を見ると馬車の上で腕を組み仁王立ちをする女・・・・・・俺達は突然の事に立ち尽くす。

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