レディース異世界満喫禄

日の丸

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今逆らっちゃいけない!!

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「そろそろ【クライシア】にいこうか」



シンとの話し合いをを終えて向こうに戻ろうと立ち上がった所に待ったがかかる。



「待ってレン、少し二人きりで話がしたいの」



「ん?アリーヌ?いいけどどうしたの?」



今まで大人しく話し合いを見ていたアリーヌがいきなり話し合いを申し込んで来たので驚いて聞いてみると首を振る。



「二人きりで話したいの」



真顔で言ってきたのであたしは立ち上がる。



「あたしの部屋で話そう、皆は此処に居て」



あたしとアリーヌは二人で移動して部屋に入り椅子に座った。



「で?話って何さ?」



あそこまで真剣に言ってくるのも珍しいので何かあったのかもしれない。



「何であの時私を突き飛ばしたの?」



「ん?」



「何であの時あたしを突き飛ばしたのかって聞いているのよ」



真剣な顔でもう一度言ってきたので何が言いたいのか分かったけど・・・・・・んーーーー!!



「あの時は何も考えてなかった・・・・・かな?気が付けば突き飛ばしてたって感じかな?」



もしかして突き飛ばされたのを怒ってるのかな?



「ふざけないで!!貴女の事だから取り敢えず助けたって事だろうけど、私は魔物!しかも死なないのよ!もっと自分を大切にしなさい!!私ならデストラップでも平気なの!貴女が死んだら悲しむ人がいる事を理解なさい!!」



泣きそうな顔で怒るアリーヌがあたしに向かって手をかざす。



「約束して、もうあんなことはしないと、まずは自分の安全を優先すると」



でもあたしは手をかざしたままのアリーヌに首を左右に振る。



「それは無理だ、多分あたしはこれからも同じような事をすると思う」



そう言った途端あたしの右頬のすぐ近くを水の槍が高速で通り過ぎて行った。



「貴女は人間なの!下手をすれば死ぬのよ!それを魔物・・・・従魔の為に命を危険に冒す事なんてするべきではないわ!!理解なさい!!」



「断る・・・ぐは!!」



今度は鳩尾に水の槍がぶつかった、特攻服のお陰でダメージはないけどね!!



「わかった?私が本気なら今の一撃で人は死ぬのよ、人は脆い・・・・だから自分の安全を最優先にして?貴女には家族がいる、仲間がいる、友達がいる、だからこそ死ぬべきではない、死の確率を少しでも下げるためにも身の安全を優先しなさい」



心配してくれるのは嬉しいけど、やはりそれは頷けないね!!



「断るよアンタが言ってる事はわかる、だからこそあたしはこのままでいく、一つ言っておくけどアリーヌもあたしの家族なんだよ?ギンガもシリウスも蒼天もスレイプもガイアもリーンもコハクもスフィアもね」



この世界に来た時は独りぼっちだったのに時が経つにつれ家族が増えて行った・・・とても嬉しかった。



「だからこそ家族の為にならば何でもやる」



これだけは絶対に譲れない・・・・いや譲らない!!せっかく持ってる力を使わず家族に何かあったら自分を許せなくなるからね。



「私のお願いを聞いてくれる気はないのね?」



手をかざしたまま悲しそうに聞いて来たのだがそれに頷く。

そのままじっとあたしを見て・・・・・ため息をついた・・・・・思いっきり深いため息を。



「全く仕方のないご主人様だこと・・・・貴女の従魔となって苦労することになるとは思わなかったわ」



「そこは諦めて!!でも楽しい毎日を保証するよ?」



あたしがニヤリとしたら、また深いため息をつくアリーヌ。



「・・・・・・・でもありがとう家族って言ってくれて」



はにかむように笑顔で言ってくるアリーヌに頷くあたし。



「ええ・・・・それは素晴らしい事ですが・・・お二人ともそこに座ってくださいな?」



え?あ!いつの間にかエルスさんが部屋に居る!しかも笑顔で!・・・・いやあれは笑顔だけど怒ってる笑顔だよ!!!

あたしとアリーヌはその事に気付き二人して正座をする、今逆らっちゃいけない!!



「お二人共部屋で魔法を使わないでください!!」



エルスさんが指さしたところにはデカい穴が開いていた。

アリーヌ!!アンタが開けた穴じゃないか!!!その後30分正座は続いた。
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