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本当に良かったよぉぉぉぉぉ!!
しおりを挟む「皆ごめんね?今日はあたし一人で行動する、皆は自由に過ごしていていいから」
翌日あたしは一人で行動することにした、理由は行き先が教会だからだ。
【スタンピード】と【大災害】の方も落ち着いてきたし、そろそろコラーナ様に会って色々聞きだしたいなと思ったのだ。
「せめてカナデだけでも連れて行っては下さいませんか?」
ライが困ったような顔であたしに言ってきたが、一緒に行っても神様には会えないんだけどなぁ。
「カナデ、教会内で少し留守番になるけど一緒に来る?」
「はい!!」
笑顔で頷くカナデを思わず撫でてしまった。
「じゃああたしとカナデで教会行くから、各自自由にしてて」
「「「「畏まりました」」」」
皆に見送られてウォルムの教会に向かい、迷うことなく到着。
「アズエルの教会より大きい」
当たり前だよね、此処はウォルムの王都、ウォルムの10神教の本部だものね。
「さてと、中に入ろうか」
「はい」
カナデと共に教会に入り10神達の銅像が並べられてる場所に出た。
「ここらへんで大丈夫だと思うんだけど」
さてと・・・・・・どうやってコラーナ様と会うんだろう?・・・コラーーーナさー―――――ん!!
「お疲れ様レンちゃん」
あたしは前に10神達とあった部屋に居た、目の前にコラーナ様とギド様、ジェネリア様、そしてムキマッチョが座ってあたしを見ている。
「すまなかったのぅおぬしに嫌な役を押し付けてしまって」
ギド様が頭を下げながら謝って来たので慌てて止める。
「頭を上げてください、ですが理由は聞かせてください、何故事前に教えてくれなかったのですか?教えてもらえたら、もっとやり様があったのに」
あたしの言葉にコラーナ様が申し訳なさそうに理由を話してくれた。
「前に話したわよね?神は基本介入禁止なのよ」
・・・・そう言えばアラビータの事をお願いしたとき言ってたね・・・あ!だからか!!
「そう私達がレンちゃんに今回の事を説明して対応してもらうと明らかに私達の介入になるの、でも今回は私がレンちゃんに『ウォルムに行って欲しい』・・・つまり知り合いに行って欲しいって言っただけだから介入にはならないのよ、まあこれも抜け道ではあるんだけどね」
「それでももう少し情報は欲しかったです」
「すまなかった、だかレンのおかげで犠牲者を減らすことが出来たのだ、予定では3389人出るはずだった・・・・が498人にまで減らすことが出来た感謝する」
・・・・今さらっととんでもない事をムキマッチョが言ったような?
「ムキマッチョ・・・・もう一回予定が何だって?」
「予定では3389人死者が出るはずだった」
・・・・・・うっわ!!!うっわ!!!!良かった!本当に良かった!!死者を減らすことが出来て本当に良かったよぉぉぉぉぉ!!
「本来ならば3389人だったのだが10神中6神が異議を唱えてな、話し合った結果死者を減らすことととなったのだ、そこで誰に頼むかと思った所に・・・・・な」
「だったら死者を減らすことじゃなく、【スタンピード】を起こさないようにした方がよかったんじゃないの?」
「それはできない理由があってのぅ、だから減らす方向であれこれしたのだよ」
神様にも神様のルールがあるんだね。
「そうじゃ、だからおぬしにはつらい思いをさせて事、真にすまぬ」
「いいです理由はわかったしあたしが動いたことで本来死んでしまう人を救うことが出来たと聞かされて怒りは収まりました」
本当ならコラーナ様にデコピンをしようとしたんだけどね!!
「あらあら」
コラーナ様が困ったわねと首をかしげて視線をそらしてる。
大丈夫ですよコラーナさんもう怒ってませんから!!
「それは良かったわ」
・・・・考え直そうかな?
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