辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸

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さすが【酔いどれ聖女】!!

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それを見ていた私は話が終ったのを見て口を開く。



「それと私もアインハルト兄さんと一緒に帝都に行ってくるからよろしくね」



「「「「え?」」」」



私がそう言うと怖面マスター、セスナさん、アゴット、レティシアが声を揃えて驚いた。



「ん?どうしたのさ皆?」



何故驚くのかわからなくて首を傾げそう聞くとセスナさんが慌てて口を開く。



「アグリを出ていくのリアちゃん?せっかく仲良くなったのに」



あ!!そう言う事!!



「違うよ帝都に少し用事があるんだ、用を済ませてアグリに戻って来るよ」



私がそう言うとレティシアとセスナさんがホッとした顔になり怖面マスターが口を開く。



「優秀な探索者がアグリから離れなくて良かったぜ」



「そう言ってくれるのは嬉しいけどこの頃殆どギルドに顔も出してないでしょ?別に私がいなくなっても困らないでしょ?」



ここ暫く家に引きこもって研究してて、この間久々に森へと出かけキルアスキルの構成員と出くわしたんだよね、それくらいギルドと関わってなかった。



「あのなぁ・・・・いざって時にいるのといないのでは全然違うだろう?お前さんは街の人達が魔物に襲われた時知らん顔はしないだろう?」



「そりゃあね、流石に知った奴等を見捨てる事はできないけどさ」



「それでいいんだよ」



怖面マスターがそう言うとアゴットが口を開く。



「どれくらい行くつもりだ?」



「わかんないんだよね、まあ帝都には知り合いもいっぱい居るからついでに会ってこようと思ってさ」



知り合いに会ったり帝都でしか手に入らないものを買ったり・・・・・まあ移動で2ヶ月向こうで1月・・・・んでもって帰りの移動で2ヶ月って所かな?



「多分半年かな?まあ予定だからもう少し向こうにいるかもしれないけどね」



私がそう言うとレティシアが何かを思い出したように口を開く。



「なら私も王都に行くわ!!」



「は?」



いきなり何を言うのさレティシア?と思って視線を向けるとレティシアは視線をアインハルト兄さんに向けて口を開く。



「約束のお酒を王都で受け取るわ!!それに帝都でしか手に入らないお酒もあるし!!」



「あ・・・・・・うん」



さすが【酔いどれ聖女】!!お酒の為に帝都まで行くのか!!



私がそう思っているとレティシアがセスナさんに視線を向けて口を開く。



「って事で募集人数は8人にしておいて」



「わかったわ、レティシア、私にも珍しいお酒を買ってきてくれるかしら?」



「わかったわ」



セスナさんもお酒好きだったんだね、知らなかったよ!!と思っていたらアゴットが口を開く。



「これで報告すべき事は全部だ、俺達は帰るぞ」



そう言って立ち上がり外にでていくアゴットの後を追うように私達も部屋から出ようと出入り口に向かい歩き出そうとすると怖面マスターが口を開く。



「受付で報酬をしっかりと受け取るようにな、それとオーガエンペラーの死骸は持って来たか?」



その言葉に私は頷く。



「なら解体場へ持って行ってくれ、その分の報酬も上乗せさせる・・・・頼むぞセスナ」



「かしこまりました」



セスナさんが怖面マスターの言葉に頷きそのまま部屋を出て行ったので私もそれを追いかけようと部屋を出ることにした。



「わかったよ、んじゃね」



私達は怖面マスターの執務室から出てセスナさんと共に先ずは解体場へと向かう。

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